9月に納車予定の新車の為の情報収集をしてる今日この頃ですが、
ライト関係の情報収集が完了したので備忘録代わりに書いときますよ。
まぁ、ライトと言ってもヘッドライトのロービーム側はLEDで交換不可なので、
対象はヘッドライトのハイビーム側とフォグランプに限られるんですが、
基本的にハイビームは対向車や前走車が居ない時にしか使わないんで、
ちゃんと前が明るくなってればそれで良いんですが、
フォグランプに関しては明るくしたいところではありますが、
同時に対向車や前走車への配慮もする必要があるのでちょっと難しいです。
対向車などへの配慮というと基本的にグレアと光軸という要素があります。
グレアというのは本来の照射範囲以外への光の漏れで、
対向車や前走車にとって眩しいだけじゃなく、
本来の照射範囲外に漏れた分だけ損失してるので、
本人にとってあまり明るくない癖に周りの人には迷惑という百害あって一利なしな状態ですが、
これは灯体の設計や製造精度などに大きく依存するので、
後から対策をどうこうするのは極めて難しいです。
しかし光軸に関しては、もしこれがズレてて対向車などを幻惑するとしたら、
グレアのように漏れてる光とは違って照射範囲内に相手を捉えてる訳ですから、
直接光で相手を照らすのでその攻撃力は半端じゃありません。
しかも光軸に関してはちゃんと調整できるようになってるので、
光軸調整不良で相手を幻惑させるのは完全にこちらの落ち度であると言えます。
夜な夜な山道なんかを走ってる人達なんかだと、
当然一緒に走ってる人達とすれ違ったり追走したりする場面も頻繁にあるので、
ちょっとでも光軸が上を向いてようものなら「お前のライト眩しいよ!」と文句を言われます。
ちょっとでも光軸を上げて照射範囲を拡げたいところではあるんですが、
ちょっとでも光軸を上げ過ぎると文句を言われるので、
必然的に適正な範囲に落し込まれていく事になります。
走り込んでれば走り込んでる程キッチリと光軸が合ってくるので、
例えばいつものコースに弄り倒しててやりそうな風情の車が現れても、
光軸がズレてたりなんかすると「車は一丁前な感じだけど運ちゃんはその程度ね…」と、
走る前からいきなりナメられちゃう流れになります(笑)
光軸調整がキッチリできてない奴に速い奴なんて居ないというのは、
夜な夜な山道を走り回ってる人達の間では常識なようです。
夜の山道を速く走るには、なにはともあれ経験値が必要で、
夜の山道で経験値を積むには夜な夜な走り回る必要がある訳で、
夜な夜な走り回ると光軸の狂った車ではクレームが付きまくるので、
必然的に経験値を積んだ人の車は光軸が合ってる。
という意見は実に理に適ってます。
そんな訳で私も(今の車はノーマルなんで光軸調整する頻度は低いですが…)
足回りのセッティングの為に車高を調整したらテスターに載せて光軸の調整もする。
車高の調整と光軸の調整は一体であると考えています。
ちなみに私の今の車は買ってから今迄ずっと足回りはノーマルのままですが、
足回りのヘタりにより光軸の振れ幅が大きくなるのに合わせて、
所有期間は5年程ですが光軸調整は5回程やってます。
って訳で、光軸調整に関してはちと煩い、っていうか激しく煩い私的にフォグランプを見ると、
今現在国産車に標準装着されてるフォグランプは小糸製か市光製かに大別できるようです。
この他にも国内大手だとスタンレーもあるんですが、スタンレー製は見掛けませんね。
で、今乗ってるGRBのフォグランプが小糸製なんですが、これがあんまり宜しくない…
グレアが多い癖に、っていうかグレアが多いが故に明るくない上に眩しい…
本来ハロゲン用に設計されてる灯体をHID化したからグレアが出てる訳じゃなく、
そもそもハロゲンでもグレアが出てるんだけど絶対的な光量が少ないので気にならないだけで、
HID化したら最初から出てるグレアが気になるようになったという感じでしょうか。
これに対して市光製(提携してるValeoブランドです)は優秀。
グレアがあまり出ない癖に、っていうかグレアがあまり出ないが故に照射範囲が明るいです。
要するに明るいのに眩しくない訳ですね。
今現在乗ってるGRBになんとか市光(Valeo)のフォグランプを移植できないか考えてたんですが、
そうこうしてるうちにVABに買い換える事になっちゃいました。
で、このVABには市光(Valeo)製のフォグランプを移植できるのを本日確認できました。
(VABのフォグランプとレヴォーグのフォグランプが同じ物であると確認→
レヴォーグのフォグランプと現行レガシィのD型以降のフォグランプが同じ物であると確認→
現行レガシィのD型以降に市光(Valeo)のフォグランプが無加工で着くのを確認という流れ。)
VABに着いてくるフォグランプのバルブはH16という規格ですが、
これはH11という元々55Wだった規格を某社の事情によりローワッテージ化した物で、
19Wと劇的に定格を落とされただけで光点位置などの変更はないようです。
出力が減った分減った熱量に合わせてプラ部品を多用した純正フォグランプを、
そのままHID化するには無理がありそうですが、
同じ光点位置で55wのH11や35wのH8用の金属筐体ガラスレンズの灯体を移植可能なようです。
これなら日産やスズキ、トヨタで散々使われてる物なので、
簡単に入手できる上に取り付けもポン付け、
おまけにグレアも少なく光軸もバッチリ、
な状態に簡単に持っていける訳ですね。
図らずも市光(Valeo)製フォグランプが使えるようになったのは実に幸先が良い(笑)