期間限定ですが、今、アニメ寄生獣がyoutubeで公開されています(´・ω・`)
私は漫画はそんなに今まで読まない人間でしたが、寄生獣は90年代前半ドハマリして、全巻購入した数少ない漫画の一つで、名作中の名作といえると思います。
それほど、狂うほど何度も何度も読み返して、アフタヌーンコミックは全然読んでなかったのですが、寄生獣の新刊が出る事が非常に待ち遠しかった記憶があります。
余談ですが、岩明先生の他のコミックを手にしたこともあり、期待を凄くしていたのですが寄生獣とはテーマが全く違い、ハマることはありませんでした。
しかし、彼が昔、短編集の「骨の音」というコミックをリリースしたのですが、こちらは読み切り短編でありながら非常に面白かったと記憶しています。
この短編の中で、大学浪人生活に疲れた主人公が地方で民泊した場所で知り合った女性が、高層ビルから投身自殺未遂をするというストーリーがあるのですが、背景には薄汚れた都会生活が根底の問題として描かれていて、寄生獣で「広川」が問題提起していた人類と環境破壊。に繋がってくると感じました。作者の岩明さんは寄生獣は環境破壊について描いたわけではないと述懐はしていますが、私は寄生獣は根底には地球を無尽蔵に破壊する人類への警鐘というのを最大のテーマにしていたと今でも思います。
あれだけ無敵を誇っていた「後藤」も最終的に産廃処理場のダイオキシンで絶命してしまうというオチでしたし。。

アニメだと「後藤」はどういうわけかかなり老け顔になってました(´・ω・`)
そんな寄生獣ですが、アニメ化されたのは、10年ほど前だったと思います。
あまりにも漫画が名作だったんで、アニメ化により過去の名作が損なわれないか?漫画の世界観の10%の魅力も伝えられれば良い方だろう。当時を知らない今のアニメクリエーターになにができる!?と結構ワタクシは過小評価していましたが、アニメを見るや否や想像以上の出来栄えに驚愕しました。
唯一、ミギーの声に最初違和感がありましたが、ストーリーが進むにつれてミギーの声にさえ魅力を覚えました。
漫画で初めて「ミギー」を見た時は、気味悪かったのが第一印象ですが、今となってはカワイらしい存在(´・ω・`)
寄生獣の凄いところは、各話各話で見せ場や惹きつける場面が沢山あったこと。これだけ長く続いたのに中だるみが一切なかったことです。
個人的に好きだったキャラは「浦上」です(不謹慎だけど)。
また、アニメの浦上の声やってた人はドハマリで、素晴らしい声優さんと感じました。
とにかく、漫画の世界観を壊すことなく。むしろ、それを昇華させたアニメスタッフには脱帽です。このクオリティを深夜アニメで放送とはもったいない(倫理的にゴールデンタイムは厳しいでしょうけど)
常々、アニメーターの人達は非正規で低賃金とよく言われますが、世の中これだけ人々を楽しませ、貢献している職業にも関わらず、報酬が伴わないというのは矛盾した世の中に感じます。その他、介護士さんなどのエッセンシャルワーカー、猛暑日の中、屋外で汗水流して働く職業の人達こそ世の役にたっているのだから、相応の報酬を与えるべきだと思います。
衣食住に直結した、生きる上で必要不可欠な、世の中に必要とされる職業ほど低賃金というのは矛盾した世の中に思えます。
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Posted at
2024/08/09 21:54:25