ベンツのパーキングブレーキ調整方法

パーキングブレーキの効きが悪く、踏代も多くなってきた為パーキングブレーキの調整を行ってみた。

W204後期のパーキングブレーキはワイヤー式の足踏なので従来の方法で調整が出来る。

まずはリヤ側をジャッキアップ。

パーキングブレーキ調整時にはシフトをニュートラルにしパーキングブレーキも解除するので前輪に輪止めを確実にする。

輪止めがない場合には作業はしない。
事故に繋がる。

リヤのジャッキアップポイントは下記を参照。


参考
整備手帳
ベンツ リア ジャッキアップポイント (W204備忘録)
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/6261843/note.aspx

タイヤホイールを外す。

前輪の輪止めが確実に効いている事を確認する。

シフトをニュートラルに入れ、パーキングブレーキを解除する。

シフトをニュートラルに入れる時に少しも車が動かない事を確認する。

動きそうな場合には再度前輪の輪止めを確認する。

ジャッキアップ時にジャッキ側が動かない時はジャッキアップに伴い車体が後方に引っ張られる。
その場合には再度輪止めをきちんとセットし直す。


ホイールボルトの穴を覗き、歯車が見える位置までブレーキローターを回す。

マイナスドライバーで歯車を回して調整する。

画像は左後輪。

調整をするにはまずパーキングブレーキシューがローターに当たるまで歯車を回す。（締まる方向に回す）

ローターに当たり歯車が動かなくなったらローターを回してみてロックされている事を確認する。

そこから、今度は歯車を逆に少しずつ回す（緩む方向に回す）

少し歯車を回したらローターを手で動かしてみる。

この時ロックされているローターが回り始め異音がなく回るギリギリの所まで回す。

今回は見える歯車の数で3～4程度であった。

右後輪も同じように調整する。

両輪の調整が終わったら、パーキングブレーキを踏んで踏代を確認する。

今回は3ノッチで調整した。

パーキングブレーキを踏んだ状態でローターが回らない事を確認する。

タイヤホイールを取付け、ジャッキを下す前にもパーキングブレーキが確実に効く事とタイヤホイールがスムーズに回る事を確認する。

確認が出来たらジャッキを下す。

前記のようにジャッキアップで車両が後方に引っ張られていた場合には前輪の輪止めを少しずらしておかないとジャッキダウン時に危険になる。

タイヤホイール取付け時にはホイールボルトが規定トルクで締まっている事も確認。

タイヤホイールの取付けが終わったら坂等でパーキングブレーキが確実に効き、タイヤホイールから異音のない事を確認する。

参考
整備手帳
備忘録 W204 正しいホイールボルトの締め方 (W204後期)
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/6044591/note.aspx


これは備忘録です。
ジャッキアップがありブレーキ関係の調整なので危険が伴います。
整備士に依頼して下さい。