
表題のとおり、E32 750iでございます。
グレードとか詳しくないんで正確には言えませんが
とにかくV型12気筒300㎰の当時のフラッグシップ機です。
たまたま立ち寄った従弟整備士の庭先にあったんで
「E34なんて珍しいなぁ~」と言ったら『7だ!』と(笑
大きいのは大きいけど、今のサイズ感で言うと5シリーズっぽいですね。
ま、多少トランクは長いけど。
何でも依頼されて引き取ってきた車体らしく
オーナーさんは長年にわたってE32のユーザーで
部品取りという名のドナー車両(もしくは代替)として購入したとか。
イイ意味で狂っておいでです(笑
当時から壊れると大変なシロモノとして有名だったハズですが
モノ好きというか偏執というか
とにかく酔狂なお方だと想像に難くありません。
ほほぅ~と興味津々で、みんカラ内を検索して見ましたが
現在進行形のユーザーさんはいらっしゃらないようでした。
ホコリや汚れで曇っていますが、程度はソコソコ良さそうです。
特に内装のヤレ(革シートとか)が少ない
バイエルン製のV型12気筒は5リッター、300㎰です。
5月の税金を考えると立ち眩みしそうですが・・・・(笑
当時のBMWらしく前ヒンジ式のボンネット
ナルホドそうか、ウォッシャー類はボンネット内を通っているわなぁ~!
当時の最新HELLA製のプロジェクターヘッドランプですね。
ガラスっぽいので磨き甲斐がありそうです。
モノの本で読んだだけですが
12気筒なんだけど、最悪6気筒でも駆け抜けれるように
吸気・電装・燃料系は片バンクづつ独立している設計とか。
つまり、修理には部品が2つづつ必要になるわけです。
エアマスもダクトもW(ダブル)
二バぁ~イ、2倍。マルハっチ(爆
ウチのマダームちゃんを2台同時に修理する感じ、シビレます。。。
シビレすぎて発狂しそうです(笑
ちなみに当時最新のインジェクターは1個3マソ弱だそうで
これが12個並んでいるそうですから・・・・(驚
久しぶりにボンネット開けられて嬉しかったのか
嬉し涙がポタ~リ
何でしょう、コレはいったい!?
エンジンは掛からない、バッテリーも死んでる状態のため
ドアやトランクも不動、しかも十数年来の寝たきり生活。
当然、従弟整備士では手におえるハズもなく
こんな田舎の新潟で誰が直すのか、部品はあるのか、費用はいくら掛かるのか
様々な疑問符が頭から飛んでいきましたが
そんな下衆な我々のあずかり知らない所で
オーナーさんは生きていらっしゃるのだと思います。
空に溶けたクエスチョンマークのごとく
冬の使者がV型飛行をして過ぎていきました。
ありゃ12気筒どころじゃないな(笑

Posted at 2023/10/17 23:17:35 | |
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