フロントガラスコーティングの詳細施工方

秋雨に向けて、フロントガラスコートを施工
したのですが、そういえば施工手順の説明を
詳しくはしてなかったので、ならば一度、
ブログの方で詳しくしてみよう！ということで
ド素人流、フロントガラスコーティング方を
詳細に説明していきたいと思います。

その前に数あるコート剤の中で何を選ぶか？
がとても重要。価格が高くて性能が良い物
でも、必ずメリットとデメリットが存在します。
簡単に説明しますと・・・



コーティングの耐久性は、現状でアクアペルが
ダントツだと言われてます。が、反面一回の
使い切りで高コスト且つ、施工が非常に難しい
という話です。もちろん、成分も違います。
プロが施工する場合でも結構神経を使うそうです。
いやいやそんな物、素人が正確に施工するの
は至難の業です。施工出来ない訳じゃなくて
もしムラになったり、均一に塗り込みが
出来ないと折角の高コストの商品の性能が
100％引き出せないという事に繋がります。
なので施工のしやすさと言うのも重要な
選択要素の一つになってくると考えます。
今回私が最近使ってるのは「洗車の王国」の
ウィンドウクリスタルという商品です。
これは超ガラコ程ではないですが、フッ素系
の中ではかなり施工しやすい物の一つで
撥水性能もかなり良いのが魅力です。
ただし、耐久性能が若干劣り気味です。。

次にコートする前に密着性を高めるための
下地磨きです。これを怠るとコート剤の
耐久性能は全般的にがた落ちします。
では、電動工具を使った大まかに三種類ほどの説明を。



施工方法　①
格安ポリッシャーのダブルアクションと
スポンジバフに水性の研磨剤との組み合わせ。
以前パーツレビューのポリッシャーの紹介で
ちらっと説明した施工方法です。
手入れがされているフロントガラスならコレで
十分です。ただしガラスの深部まで浸透した
ウォータースポットやワイパーのひっかき傷
は消せません。。



施工方法　②
ダブルアクションとBOSCH(ボッシュ) の
ポリッシングフェルトに　3M ガラス磨き
コンパウンドの組み合わせ。今回はこの
セットで施工します。軽めのウォーター
スポットや浅いひっかき傷等ならこれで
消せます。



施工方法　③
ミニサンダーとスコッチブライトと
ガラス磨きコンパウンド、もしくは
ショップ独自の専用コンパウンド。
プロショップが行ってる方法です。
限界まで研磨に追い込みがかけられます。
流石プロです。

今回コーティング施工するにあたり
ミニサンダーの購入も考慮しましたが、
とりあえず今回は手持ちのポリッシャー
でのコート施工を開始致します。
。
。
。



まず、マスキングをしたら軽く洗い
流して、次にクレンザーで汚れ、軽い
下地磨き、油膜取り、脱脂、等を兼ねて
磨きのスポンジ等で磨き洗いをかけます。
クレンザーは界面活性剤が入っている
のでポリッシャーで磨くと泡立ちで
最悪になります。※体験談ｗ。



終わればクレンザーを綺麗に洗い流し
します。画像は高圧洗浄で一気に吹き
飛ばしてます。



次にダブルアクションで研磨剤を指で
伸ばして磨き作業にはいります。
画像のコンパウンド量でこのフロント
ガラスだと1/4は磨き伸ばせます。
多すぎると磨き上げるのに大変になります。



磨き伸ばしです。
片手なのは写真を撮ってるためで、
磨きは必ず両手で、面を捉えるように
軽く押し当てます。端は若干ポリッシャー
を傾ける程度にして際磨きをかけます。



コンパウンドが完全に吹き飛ぶと
このように綺麗になります。



ボディコンパウンド磨きと違う点は、
画像左のダマになったりコンパウンド焼け
を起こしても、濡らしたマイクロファイバー
クロスで左のように簡単に拭き取れます。





フロントガラスより窓側が大変ですね。
今回はフロントガラス３回、窓側２回
の磨き工程をかけました。



磨きが終われば細かいコンパウンドカスが
飛び散っているので全体洗車をかけた後
エアーブローをかけて拭き取りをします。



プロショップが使う真水(純粋)で洗車を
している訳ではないので、どうしても
乾けば水垢がでます。そこで自分は
シリコンリムーバーを軽く散布して
ペーパータオルで拭き取りを行います。



ここから本題のコーティング作業。
自分は少し多めにフェルトに染み込ませて
強めの力で塗り伸ばしする感じです。



このコーティング剤は結構塗り込めてるか
どうかが分かり辛いです。こうしてライト
を当てるとその部分だけコート剤が乗ってる
のかが分かる程度です。よーく確認しながら
塗り込みます。



塗り込み作業が終わると、10～15分ほど
置いて、次にペーパータオルで伸ばしを
行います。画像は分かりにくいですが、
ライトに当たってる部分が伸ばし無し、
その上が拭き伸ばしした所です。
この作業で綺麗にコート剤が伸びて
行くのがこの商品の特徴の一つです。



ペーパータオルでの伸ばしが終れば
最終確認で濡らしたマイクロファイバー
クロスを濡らして固く絞り、それで
拭いてみると、それでもコート剤が
乗ってない剥がれたような点が幾つか
確認できます。
なので更にこの上から「二回目」の
コート作業を施します。



二回目のコート施工が終わって、同じく
クロスで拭いてみれば先ほどのような
剥がれたような点箇所もなく全体的に
コート剤が乗ってるのが確認できました。



乾けばこれでコーティング施工完了です。
ピカピカですわｗ。
では、施工完了１２時間程してから別の
駐車場にて・・・

お水ぶっかけテストを行ってみます。













かなり高度に撥水されてます。
ここは水が出ないので雨の日を想定した
シャワーテストは出来ませんが、これだけ
玉水撥水していれば、走行中の風圧だけで
水は掃けて行きます。
この施工方法とコート剤で耐久性は、屋内
車庫なら約半年程。自分のような青空駐車で
梅雨時期に施工すると二カ月位過ぎた頃から
撥水性能が落ちだします。
施工としては梅雨前に一回、秋雨前に一回の
年二回程していればベストかと思われます。
水油膜が全くつかないので本降りの雨でも
ワイパー回さなくても走行はマジ可能です。

後、忘れてはならないのが、ワイパーゴムを
ノーマルなら、グラファイトゴムに交換が
必須です。ノーマルではビビりがおきて
折角のコートを急速に剥がしてしまいます。

施工が面倒というお方は、ガラコの撥水ゴム
ワイパーに交換して、ウォッシャー液を空に
して、そこにバッテリー補充水とガラコの
原液を直接入れ込めば、自動撥水機構の
完成ですｗ。
ただし、まめな拭き取り作業を怠ると汚れを
そのままコートしてしまうという難点付。。

なにんせよ、高いお金出してコートをお店に
頼んでみるのもいいですが、まだと言うお方は一度！
コーティング作業に挑戦してみてはいかがでしょうか？

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。