田舎カフェ斎藤ガーデン
~時の過行くままに … ゆったり過ごせるカフェ~
2020年06月22日
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カフェ・喫茶店
連れ合いと「東京ドイツ村」へ行く途中、昼食の時間が近かったので「どうしようか?」と申しましたところ「ドイツ村の中の食事は美味しくないのよ。」とおっしゃるので即検索。こちらのお店が真っ先に目に留まったのでお伺いしました。
訪ねてみると「お休み?」と思ってしまったほどひっそりとしています。お店の入り口は閉まっており店内を覗き込んでいたら、広い敷地の奥の方から「食事ですか~?」と良く通る声で姿を現したのがマスターの斎藤さん。「ブルーベリー狩りのお客さんを案内していたので、いったん店を閉めてました~」と、のっけからのんびりした雰囲気で好印象でした。
店内は6人掛けのテーブルが2つと、店の外にテーブルが数個。今は新型コロナ感染防止対策のため、店内の食事は1組限定にしているそうです。私たちは幸運にもその1組になることができました。
「孤独のグルメ」の井之頭五郎のように品定めをして注文したのは「特製ピザ」「ほうれん草のジェノベーゼパスタ」「ブルーベリーワッフル」「ブルーベリースムージー」「バナナシェイク」の5点。
「特製ピザ」は薄いパリパリの生地にたっぷりの熱々チーズが嬉しい一品。トッピングのバジル風味ソーセージが効いていました。ほうれん草を練り込んだ平打ち「パスタ」は、バジル弱めで私にはちょうど良いお味。パスタに絡めたピーマン、マッシュルーム、玉ねぎ、ベーコンとそれぞれの味もしっかり感じることができました。
食事が終わったタイミングをきちんと見計らって「ワッフル」とドリンクの提供があり「このマスター只者ではないな…」と思いました。厚めの「ワッフル」はカリカリ・モチモチで歯ごたえがとても良く、自慢のブルーベリーで作ったソースは風味良し。上に乗せられたバニラアイスの味が濃厚で、これは業者へバニラビーンズ多めで特注しているものだそう。食事を終えた時点でお腹一杯と思っていたのですが、軽~くぺろっと食べてしまいました。
ドリンクは、連れ合いと途中でそれぞれチェンジしようと話し合っていたのですが、マスターと話し込んでいるうち、気が付いたら二人とも全部飲み終えてしまっていました。「おいおい、そっちの味どうだったよ?」と「ブルーベリースムージー」の感想を尋ねたら「めっちゃ美味しくて、貴方が話している間に夢中で全部飲んじゃった。」ですって。そういう私も「バナナシェイク」をごくごく飲みほしてしまったのですがね。
聞くところによると、斎藤さんのご両親はこの土地で造園業をしていらっしゃったようですが、ご自身でそこにブルーベリー、みかん、栗などを植えて果樹園にしてカフェも始めたそうです。「ブルーベリーはここが全国で一番初めに食べられるんです。約6千坪の土地を毎日たった一人で手入れしてるんですよ~」と楽しそうに話をしていらっしゃいましたが、食事の味にしろ、料理の手際良さにしろ、そういった経営手腕にしろ、この人本当に只者ではないと思いました。
機会があったらぜひ訪ねてみて、食事の美味しさだけではなく、斎藤さんのひととなりも感じてみてください。
住所: 千葉県袖ケ浦市蔵波1035
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