1985年式SR500(1JN)にグリップヒーター取り付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今回の整備手帳は1985年式SR500 (1JN)にグリップヒーターを取り付ける内容となります。
今まで20年程は樽型グリップを使っていたのですが、この冬の寒さで心が折れました、、汗。
そもそも樽型グリップを使っていた理由は、まずカッコイイ事と(昔のバイク雑誌でカッコイイと言ってました)グリップが中空構造でモフモフしてるので振動が直接手に伝わらないので疲れないとかなんとか書いてあったので樽型グリップを使っていたのです。
ですが、20年も使ってると経年劣化でグリップがカチカチに硬化しててだだの握りにくい硬いグリップと化していました、、、、
そんなこんなで交換することにしました。
やっぱり新しい部品で快適が一番ですね~。
今回購入したグリップヒーターはアマゾンでKaedear(カエディア)さんというメーカーさんのグリップヒーターを購入しました。7500円くらいと値段が手ごろなのにスイッチ一体型グリップでしかもグリップが細くて純正とほとんど変わらない位という点が購入の決め手です。
取り付けに関してはボルトオンとはいかないですが加工自体は簡単な加工となります
純正のスロットルスリーブを加工して取り付けます。
2
スロットル側の加工から、スロットル用のグリップはポン付けとは行きません少し加工する必要が有ります。
写真は左が加工が終わった純正のスロットルスリーブ、右がグリップヒーターに付属の2本ワイヤー用のスロットルスリーブを並べてみました。
見ていただくとアクセルワイヤーのタイコの位置が全く違うので付属のスロットルスリーブではSRには形状が合わないので使えません
アクセル開度が違ってきます。そのままではアクセルのフィーリングが変ってしまいます、できるだけ今までの使い勝手は変えたくないので余ってた純正のスロットルスリーブを加工してアクセル開度など今ままで同じのままグリップヒーターを取り付けたいと思います。
写真は比較用に加工が終わったスロットルスリーブですが、
これから加工の様子をご紹介したいと思います
3
純正のスロットルスリーブです。
最悪失敗しても元に戻せるようにとヤフオクで1000円くらいで購入しました
これを加工してグリップヒーターに合せて使えるようにしていきます。まずは付属のスロットルスリーブと同じ長さから1㎜ほど短く切ってください。差し込みに余裕を持たせるためです。スリーブはプラスチック製なので、ノコギリで簡単に切れます。
私はグラインダーで切りました。
4
純正のスロットルスリーブを切断後次は、外周を削ります。
純正のスリープの方が若干太いのでそのままではグリップヒーターに刺すことができません。
やすりを使って慎重に純正のスロットルスリーブを削っていきます。
どれくらい削ればよいかの詳細は次で詳しく案内しています
5
上の写真
スロットルスリーブを刺すグリップ側の内径は25.29mmです。この直径に合わせて純正のスロットルスリーブを削ります
真ん中の写真
削る前の純正のスロットルスリーブの直径は25.61㎜です。純正スロットルスリーブをがオスでグリップヒーターがメスとして、その差0.32㎜です。0.32㎜刺す方が太かったら絶対にそのままでは入りません。何とか刺さるくらいまで機械を使わずに少しずつやすりで外周を削ります。削る過ぎると取り返しが付かないので少し削っては確認し何度も何度も確認して現物合わせでピッタリとスリーブとグリップが合うように削ってください。一番重要な作業です。
下の写真
30分ほどかけて丁寧に手作業で純正のスロットルスリーブを削りました。奇麗な芯円で削れてないので多少のムラはありますが、おおよそ25㎜近くまでけずりました。この状態でやっとキツキツで入るくらいです。取り付け説明書にはボンドで接着と有りましたが、刺した感じではボンドなど入れなくても強固に刺さっていましたので今回はボンドは使いませんでした。
6
削り終わった純正のスロットルスリーブをグリップヒーター側に試しに刺してみました。力を入れてやっとじわ~~っと入るか入らないか位の圧力で入りました。
抜くの大変そうやなってぐらいの力加減です。
ガタもなくしっかりとグリップと一体してくれています。
これなら安心してアクセル操作ができそうです
7
上の写真
加工の終わったスロットルスリーブをスロットルホルダーに組んでいきます。この時タイコの入る穴、スロットルホルダー、グリップの刺さるパイプ部など全ての稼働部分に十分にグリスアップをしてください
真ん中の写真
スロットルホルダーにスロットルスリーブまで組付けが終わりました。完了まであと少しです。あとは少しだけ見えてる純正のスロットルスリーブにグリップヒーターの本体を差し込むだけです
下の写真
電源の配線の取り回しに気を付けてスロットル側のグリップまで差し込みが完了しました。次は左のグリップ取り付けです
8
上の写真
クラッチ側はグリップを差し込むだけの簡単作業です
左のグリップの差し込み前の状態です。これがなかなか硬くて手だけでは全く入りませんでした。添木を当ててハンマーで思いっきり叩いて入れ込みました。差し込んだ後はあまりにも硬くてずらすことも困難になりますので差し込む時はスイッチの場所はあらかじめ決めてから打ち込んでください。
下の写真
左のグリップの打ち込みが完了しました。最後2㎜の六角のイモネジで固定して完了です。
後は配線を結線します。配線はバッテリーからリレーを介して取り出してください。
これでグリップヒーターの取り付けは完了です。取り付け後コミネのハンドルカバー( AK-021 345)も取り付けてハンドルカバーとグリップヒーターのダブル装備で試走したところ、ハンドルカバー内はこたつのような暖かさで試しに素手で運転してみましたが全く寒さを感じませんでした。めちゃめちゃお勧めの神装備です!
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( グリップヒーター の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク