
平成22年(2010年)にベンツW126(300SD)を購入して10年、5回目の車検が終了。
エントロピーの法則にあらがって、気持ちとお金とパーツ、そして整備士さんの匠の技を注ぎこんでおります。
これまで比較的大きな整備項目としては、
・燃料チューブ全交換(BDF対応)
・タービンオーバーホール
・燃料噴射ノズルオーバーホール
・オルタネーター交換
・ドライブシャフトハブベアリング交換
・フロント周りブッシュ一式交換
までやってきました。
そして今回の車検では、タイヤ交換その他一般的な整備と
・バルブステムシール交換
を行いました。
最近は車に数日乗らないことがあると、アクセルをふかしたときにオイル由来の白煙がまあまあ出てくるので、ちょっと「エコ」とは呼びにくい状況になっていました。
タービン周りはオーバーホールしてますので、エンジンバルブのステムシールの硬化であろう、ということでいつものルノー松山さんで車検時にシールを交換してもらいました。
ここまでのベンツの走行距離は19万km弱です。
14万km弱で私が中古で購入してからは、ずーっとBDFかSVOで走っています(軽油は一滴も使ってません!)

取り外したシールと新品のシールを並べて写真を撮ってもらいました。シールの真ん中の穴が古い方はだいぶ大きくなっていますね。ここからオイルが漏れていたことがわかります。でも、ルノー松山さんからは、走行距離にしては意外とひどくはないね、って言われました。
また、タペットカバー内部の汚れも思ったほどひどくない、とのこと。通常はもっと残留物のこびりつきがあるそうです。これは、BDFを利用することで、そうした残留物が燃料と混ざって、少しずつ融け出るようなことが起こっているのでは、と推察しています(あくまでも推察ですが)
シール交換後は、非常にエンジンの調子がいいのが実感できました(今回の整備ではタペットカバーを外してバルブ周りも調整してもらったので、その効果もあると思います)。
そして、アクセルを結構ふかしても白煙が出ません!エンジン音も全体的にスムーズで静かになって、高級車感がアップしました(笑)
あとはエアコンのエバポレーターを交換して、エアコンがまともに効くようにすることと、リア周りのブッシュ一式交換をやって、W126の本来の乗り味を復活させたいですね。
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W126 | クルマ
Posted at
2020/08/22 22:27:31