神子元島・・・
伊豆の上級者のみ潜れる一番難しいポイントで、一番行ってみたいポイントで有名なポイントです
伊豆の下田より南に11キロほどい行ったところにある無人島で石つくりの灯台で今も稼動しているものとしては、最古の灯台があります
また、風や波が強く、無人島なため、昔は流刑などで使われたり、魚も豊富すぎるほどいるので漁師も「行けば金になる」といわれていて、漁のポイントとしても使われてきたが、昔の船では、難破することもあったのだとか
現在では定期船もないため、船をチャーターして、ダイビングや釣りでにぎわっているところです
が
ここのポイントはダイビングで行方不明者(一例で沖縄で見つかる)や死亡者(一例ではダウンカレントにつかまり35メートルで遺体で見つかる)が出ているんです。
基本的に事故を起こしているのは、伊豆を地元としない都市型ショップが中心みたいですが
神子元は丁度海流がぶつかり合うポイントであり、潮の流れが、速く複雑であり、ダウンカレントという、海底に向かう流れもある場所なのです
じゃあなぜ、そんな危険な海にダイバーが集まるのか???
それはハンマーヘット、メジロザメを筆頭にさまざまな大物が見れる海だからです
そこにいつもいっていますが
「泳げない人間」がチャレンジしてきました
ただね、一応積み重ねたものがあり、無謀なチャレンジではないつもりですよ
またまた事前学習が多めに入りましたが
当日は小田原のショップに5:10集合です

3:40に起床し、いつもどおり30分前に到着しました
眠りが浅く、遠足前のウキウキの子供状態です
さすがに4:40ではお店も開いていなく、お店の近所の魚屋さんと話して時間を潰していました
「神子元?あそこは波が高いんだろ?」との魚屋のおじいさん。有名なんだ?

出発して2時間半
トイレ休憩です
ここはバイクで伊豆1週するときは。。。大体通過しているPです。

ビューポイントにもなっており、景色はこんな感じ。最南端の石廊崎も見えます

弓ヶ浜に到着。朝8時なのに既に海水浴客で駐車場は一杯
そこから1分車で行ったところにあるサービス

海遊社290にお世話になります
この290とはダイビングクルーザー「福丸」のごろあわせだそうです
一応伊豆半島で一番大きいダイビングクルーザーだそうです。 定員は50名
一日に神子元まで4航海しています。僕らは2,4航海めを予約しており、これは丁度、1航海が帰ってきたところです
入れかえて直ぐに出発

一緒に8グループ20数名が一緒に向かいます

15分ほどで神子元島に到着、船長とガイドたちのミーティングがあり、潜るポイントとハンマーが出そうなところの話し合いをして、その後エントリー
そして気持ちを落ち着けるまもなくエントリー
青い・・・
流れている・・・・怖い
20数名のダイバーが海底に一斉に潜行していきます。その光景が・・・
「綺麗だ」と、周りに大勢人がいることが気持ちを落ち着かせてくれました
それにしても流れが強い・・・感覚で言うと、時速80キロくらいで走っているときに風が体に当たっている感じ・・・怖いな

とてもカメラどころではないですが、必死に綺麗な海を撮りました
ハンマー待ちをする根に向かって流されながらいきます流されるスピードは人が走っている位でしょうか・・・とても楽

水深19.5メートルを飛んでいてでこんな感じ、おそらく水深30メートルの地面がはっきり見えている
透明度良いです

タカベという回遊魚。伊豆半島では「みれたらうれしい」な魚が・・・・普通にいます
これを狙って、大型の肉食回遊魚(カンパチ、マグロなど)が集まってくるわけです
根につかまってみると、右から、左から顔が歪むような流れが・・・流れが切り替わって
「これが大自然の海か」
カメラどころでなく、必死にカメラを戻します・・・
そしてガイドが「ハンマー!!ハンマー」と水中で叫びます
でました!!
3大大物(ハンマーヘット、マンタ、ジンベイ)ハンマーヘットの群れです
群れにして50~100匹10メートル先を2分間くらい目の前を通り抜けていきました
なんか1匹群れから出て顔がみれたものもありました
それにしても、この強い流れの中、サメって大きくゆったりと泳ぐんですねえ~
カメラどころではないですが、苦し紛れに1枚だけ片手で取ってみました
影がうっすらと見えますね?????見えますよね?
わからない方は拡大してみてくださいね
これ以上は余裕がなくて無理でした
そして、神子元ルール40分以上潜ってはいけない
があり・・
僕の空気も50くらいになったので、安全停止をして浮上
ガイドが水中でこの黄色いフロートを打ち上げ、水面で290に順番で拾ってもらいます
初のダイビングは記憶に残るダイビングになりました
一緒に潜った3名のうち2人は今回神子元は3回目になるのですが、3回目にして(5本目)初ハンマーだったようです
僕。。。運がいいんですね。マンタも1回目で見れたし
一度サービスまで戻り・・・なんかお客さんが少ないときは神子元島上陸して休憩もあるそうです・・・上陸したかった
昼食後2本目
2本目は船の2階に上がってみました
とびうおが良く見れました
港を出ると直ぐに神子元が見えますが
2階だとよく見えます
2本目は「江の口」からエントリー 1本目は青根でした
2本目のほうが気持ちが落ち着いていました。流れは弱まったかな?でも少し濁っていました
1本目と違い今度は流れに逆らって移動します。疲れて呼吸も速くなって、カメラどころではありません
根に付いたら「トビエイ」がいました。そしてガイドに空気が100を割ったので報告すると・・・
メジロザメが一匹出てきました
メジロザメ・・・中くらいジョーズなイメージです
「怖い」というより感動の気持ちでしたね~
これぞ!サメです
そしてフロートをあげようとしたそのとき・・・メジロザメのあとにハンマーの群れ!!
ガイドは追っていきます・・・僕の空気は60・・・軽く付いていきますが・・・・目の前にメジロザメが3匹
!
その場で見ていました(透明度は意外とよかったので、ガイドの位置はわかりました)
ガイドが戻ってフロートを・・・また違うメジロザメが
そんなこんなで2本目終了でした。空気の残りは20.追わなくてよかった。。。かな
帰りの車の中は爆睡。帰りは渋滞も考えて、箱根を回るので休憩時間を多くとりながら、気づくと

伊豆スカイライン
お店に戻りみんなでログ付けラーメンを食べて解散となりました

お店のそばにある「つけ麺 来い屋」
大興奮の「神子元」でしたが、疲れました
ちなみに危険な海ですが、自然ですので常に危険と言うわけではないのです。
その中でガイド曰く、「今日の神子元の流れは、神子元レベルで中の下」だそうです
「でも神子元で潜れれば、大体のところはどこでも潜れるよ」とのお墨付きをもらえました
それでも僕は水自体が怖いので、今後も謙虚にもぐって行くつもりです
当分・・神子元はいいや
まあ、見るものを1回で見れたし