腰上オーバーホール

突然ですがNS-0号が自走不能になっちゃいました！w
出先で突然エンジンストールからの再始動不可になってしまい、仕方なく迎えに来てもらい、バイクはバイト先の軽トラックを借りて引き上げてきました。

症状はいくつかあり、
①キックしても圧縮の抵抗がほぼ無い
②プラグから火が飛んでいない
③イグニッションコイルから焦げた匂いがする
でした。
②と③に関してはイグニッションコイルのパンク説が濃厚なので部品を注文し、①の原因特定のためにエンジンを開けてみます。

あー...うん。写真だと凄まじい縦傷が付いているように見えますが、これは磨かれた感じになっていて焼きついたようには見えないので「なんだエンジン無事か？」とか思ってたら...

エキゾースト側見事にピストン砕けてましたw
ショックのあまりしばらく呆然としてましたw

ってなわけで部品とりました。
写真上段が上下ガスケットおよびピストンリング
写真下段の左から
・ピストンピン
・ピストンサークリップ
・ピストンベアリング
・ピストン

ってな感じです。品番の参考用にどうぞ。
ガスケットとピストンリングはデイトナのオーバーホールキットを使います。

※ピストンには「A,B,C」の三種類があり、ピストンの直径を表しています。一般的にはシリンダーと同じ組み合わせで選択しますが、私の初期型に載っているシリンダーはAが多いため、今回はAサイズのピストンを選択しています。

いきなり写真が夜になってるけど古いガスケットを剥がしてピストンの組み換えとかなんやら(雑)を終わらせました。

私自身ひとりでエンジンを触るのはこれが初だったので下記のを参考に組みました。


http://www.alphin.jp/sports/50/nsr/piston.html

シリンダーを組み付けていきます。コツはピストンリングを手で縮めながら組むことです。なかなか入りづらいと思いますが、ある時突然簡単に入っていきますw(くれぐれもパワープレイはしないようにw)

...ウォーターラインの錆がすごいな...

シリンダーが入ったらシリンダーヘッドを組んで、冷却水などの各種配管を組んでいきます。
(このときは気付いていないですが、私とんでもないミスを犯していますw)

もちろんシリンダーヘッドは規定トルクで締め付けて固定することが大事ですwここばかりは手ルクレンチはやめましょうねw私は30N・m以下が測定可能なトルクレンチを持っていなかったため、バイト先のデジタルトルクレンチを借りました。
4ページ目で引用して記事に締め付けトルクや手順は書いてあります。これが間違い無いと思うのでこれで組み上げていきましょう。

組み上がったところで緊張の火入れですw
キックに足を乗せて.....


あれ........？


キックが重い...？

いくらヘッドオーバーホールで圧縮が復活したとしてもえげつなさすぎるw(体感的にはSR400より少し軽い感覚でしたw)

絶対になにかが間違っているw

そんなわけで始動はお預けで次回に続きますw