堅雪かんこのブログ一覧

　　
　今回、北海道を周ってみて一番驚いたことがある。それはどこに行っても自分たち以外の旅行者が外国語を話していたことだ。台湾、中国、韓国人と思われる。カップルでレンタカーに乗っているのは日本人だが、団体旅行客はほぼ100％外国人だった。




　　白老にあるアイヌ民族の集落を再現した観光地ボロトコタンでも、演芸場に入ると観客は皆韓国人で、解説も韓国語でやっていた。

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　１０年以上前に来た時は、もっと観光地らしく賑やかで、お土産売り場もあったのだが、今回は明らかに規模を縮小し、ひっそりとしている。新版の「るるぶ北海道」にもここは掲載されていない。アイヌ民族の痕跡を意図的に隠そうとしているのか。






　　同じ敷地内にあるポロト湖を前にして中央でカメラを構えているのは、ゲームのカンフー女のような格好をしサングラスをかけた女性だった。子どもらのお姉さんかお母さんかは判別がつかなかったが、日本人にはないファッションセンス。



　　気づくとここでも日本人は私たちだけだった。まさか将来日本が彼らに席巻されるようになるとは思えないが、少なくとも北海道の観光地はそうなっている。
　突飛な結びつけかも知れないが、昔アイヌ民族が和人、すなわち私たちの祖先に領土や生活を奪われ滅びていった思いが重なるようだ。







　　
　そして、帰りは苫小牧から太平洋フェリーの大型船「きそ」に乗って一晩かけていっきに仙台まで。車検が待っているのでディーラーにカレラ４を置きに行く。今回の走行距離は約1500㎞。スポーツモードのままだったが、まずまず苦痛なく走れた。
　総じて楽しい旅だった。苦い思い出もあるが、人もクルマも無事だったことを喜びたい。旅行期間中、道央自動車道を逆走する事件があり、場合によっては遭遇するところだった。


　　人の運命は、一寸先は闇。なんでもない平穏なことがものすごく幸福なことなんだと再認識した旅でもあった。今度は九州あたりに行ってみたいなぁ♪