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堅雪かんこのブログ一覧

2008年04月27日 イイね!

危ねぇ~!ガードレールが・・・

危ねぇ~!ガードレールが・・・ 昨日、カレラ4に乗っていて一番怖い思いをした。

 カレラ4の走りは、よく使われるフレーズで言えば「オン・ザ・レール」感覚である。今まで乗っていたクルマより圧倒的に速いので、最初の頃は緊張感で体が硬くなった。心と体を慣らしつつ、自分とクルマの距離を詰める。そういうことを今までやってきた。カレラ4はこうやって走らせなさいという解説本があるわけでないので、体験して学ぶしかない。直線はただアクセルを踏めばよいが、問題はコーナリングである。カレラのハンドルは細いので、前にも書いたがゴルフクラブを握るように必要な時以外は力を抜くようにする。そしてハンドルからの抵抗感や路面感覚を感じつつコーナリング速度を決める。というか事前にきちんとブレーキングしてからだけど。

 ギアの選択は“おじいさんのランプ”になりつつあるTipにまかせる。峠のきついワインディングでも私にとっては適切な動きをするので運転に集中できる。AUTOCAR 6月号で沢村慎太郎が書いていた997の運転の極意は、Tipには批判的だが正鵠を得ている。911がなぜにすばらしいかは、クルマ全体のリズムが運転者との相互交流でピタッと一点に焦点が定まる。この瞬間がいつもではないが訪れることがあるからだ。

 昨日は、いつものように自由に走っていたのだが、そう言えば一度もズリッとドライ路面でなったことはないと思い、試しにコーナーで意図的にブレーキを遅らせてみた。ゆるい下りで、右コーナーだった。
 ハンドルを切った瞬間、フロントが流れた!!あぁ、ガードレールが近づきヒットの予感・・と思った瞬間、グッ、グッと二度にわたりクルマが自動的に内側に向きを変え、難を逃れた。PSMが効いたのだ!

 タイヤがかなり減っていたこともあるが、やはり体とカレラ4は知らないうちに密通していて、どのタイミングでブレーキを踏めばよいかわかっていたのではないかと思ってしまう。それを無視したつけがこういう結果を招いた。

 脳細胞は可塑性があるという。環境の刺激に応じて脳細胞の容積が増えることが知られてきた。911に乗っていれば911に呼応した脳細胞が構築されてくる。いいものに触れるというのはこういう意味でも大切なことだ。

  頭の中にも911なるものができてくるなんて、喜ばしいことではないですか!?
 
Posted at 2008/04/27 14:21:29 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ
2008年04月26日 イイね!

おじいさんのランプ

おじいさんのランプ 新美南吉の「おじいさんのランプ」という話がある。小学校の時の教科書で読んだ記憶があり、今でもある挿絵と共に思い出すシーンがある。
 どういうお話かというと、子どもが偶然倉の隅から古いランプを見つけてくる。それを見たおじいさんが在りし日の自分を思い出し、その孫に語りかける。
 時は明治の終わり頃、13歳の巳之助という身寄りのない少年が日銭を稼ぎながら生活していた。ある時、峠の向こうの町で初めてランプを目にし心を奪われる。それがきっかけでランプ売りの商売を始め、これがあたり商売は繁盛し巳之助は身を立てることができた。しかし、やがて村に電気がひかれ電燈が登場した。巳之助は心が混乱してしまい正常な判断力を失う。電線を雀や燕の休み場と言ったり、夜中に狐や狸がそれをつたって来て田畑を荒らすなど根拠ない誹謗をまくしたてた。そしてついには逆恨みで村の区長の家に放火しようと出かけた。
 この時、マッチが見つからず古い火打石を持っていった。ところがいざ火をつけようとしてもなかなかつかない。じれて思わずこう言ってしまった。

  「古くせもなぁ、いざというとき間に合わねぇ」

 巳之助はこの時、初めて自分の言葉で正気に返る。

「巳之助は、今になって、自分がまちがっていたことがはっきりわかった。-ランプはもはや古い道具になったのである。電燈という新しいいっそう便利な道具の世の中になったのである。」

 そして、このあと自分の商売道具のランプを全部持ち出し、池のほとりにある木に明かりをともしたまま吊るし、水面にも映っている50個ばかりのランプを対岸から眺め、そして石を投げて壊し始める。3個目を割った時、涙で目がかすんでもう狙いを定めることができなかった。巳之助は商売をやめた。

 教科書に載っていた挿絵はこの場面であった。


 ポルシェ911はGT-Rに負けた。あのクリス・ハリスがそう結論した。特にGT-Rの6段自動MTはTiptroを凌駕するばかりでなく、MTさえも「ポルシェだと前席×2のあいだにあるスティックと格闘しているあいだにロスする時間のすべてを、GT-Rではロスらずに済む。ポルシェがロスしているぶんの時間を、GT-Rはそっくり別のことに使っている。つまりさっさと前へ前へ進むことに」と戯画化した表現でGT-Rのトランスミッションの優位性を述べている。(AUTOCAR JAPAN 6月号)

 おまけに同誌の後ろで沢村慎太郎が、997のタイトな運転感覚にTiptroはリズムが遅れると、マイルス・ディビスが甥のドラマーを解雇した時と同じ理由を言っている。
 いや、そんなことはない・・。ワインディングでもそれなりに走れると思ったところに、「おじいさんのランプ」をふと思い出した。

 そうなんだ。Tiptroはもう“ランプ”になったんだ。Tiptroだけでなく速さでもGT-Rは今までのスーパーカーを過去のものにしつつある。

 この秋、ついに997にもPDKが搭載されるが、GT-Rのトランスミッションの評価を考えればもう躊躇している場合ではないのであろう。

 でも、私はしばらくこの“ランプ”付きのクルマに乗るつもりである。911は技術的に“ランプ”に降格しても、おもしろい!!クラシックカーと呼ばれても結構でござんす。
 
 技術の進歩はある意味残酷である。華やかだったチャンピオンもすぐ過去のものになる。911は各年代のモデルにそれぞれ味わいがあり存在価値があるが、この技術的進歩、速さにおいて負けるようでは911ではない。少なくともトップモデルは。
 もう一度輝きを取り戻しタイトルを奪還するため、リングに上がれるクルマを出せるか?ここ数年の動向が大いに注目される。

  
Posted at 2008/04/26 18:52:20 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ
2008年04月22日 イイね!

なだらかなライン

なだらかなライン 最近、交差点で止まって周りを見渡すと愕然とすることがある。すべてのクルマの後ろが切り立った絶壁になっているのである。つまり2ボックスか1ボックスのボデイのクルマばかりなのだ。
 私が免許を取った頃は、セダンが主流で若者にはクーペが人気があった。後ろが長いクルマ(バン)は商業車か人足を飯場まで運ぶクルマという認識だった。今の若い人は昔ほどクルマにこだわらないのではないかと思ってしまう。
 かくいう私も去年までは6年間BMW X5というSUVに乗っていた。確かに人もゆったり乗れ荷物もいっぱい積めて実用上最適だった。
 ところが最近BMWは X6というSUVながらルーフ後半をスラントさせたクーペタイプのクルマを出した。

 クーペというのは私達の目には本能的にかっこよく見える。それはなぜであろうか?

 911のルーツはフォルクスワーゲンであると一般に言われているが、フォルクスワーゲンのデザインにもまたルーツがある。
 そもそもは航空技術者が自動車に応用したもので、すでに1900年初頭あたりに出始めている。つまり空力という考えである。これはトロッペン(涙滴型)ワーゲンと名づけられ、これが前後を絞り込むデザイン(飛行機と言うより船に近かったのだが)のため、エンジンをフロントにおけず車体後方(ミッドシップ)に置いた。フォルクスワーゲンのRRのルーツもここにある。
 その後クライスラーが1930年代にエアフローという流線型のクルマを出した。これは新奇すぎて商業的には失敗だったが、その後の30年代以降のアメ車に大きな影響を与えた。アメ車もハーモニカみたいに四角くなる前は丸っぽかったのである。(映画『ゴッドファーザー』に出てくるクルマもそうでしたね)
 ヨーロッパでも1920年代、タトラというクルマが発表され、このタトラの系譜がフォルクスワーゲンにつながる。タトラT77、T87あたりから流線形が強調され、タトラT97なんか、かなりフォルクスワーゲンに近い。そのためヒトラーから製造中止命令を受けたくらいだった。フェルディナント・ポルシェがこのタトラを真似たという説もあるようだが、同時派生的に進行していたのであろう。(収斂進化とも言うが)

 フォルクスワーゲン、356そして911とデザインが引き継がれるわけだが、考えてみると現行の911のデザインのルーツというのは70年以上も前に遡れる。
 911が子どもや若者だけでなく、お年よりの目をも惹きつけてしまうのはこういう理由なのかも知れない。


 どうだGT-R、ダンボール細工のようなお前のデザインにこのような歴史が語れるか?と今度会ったら、後塵を拝しながら言ってやるぞ。
 
Posted at 2008/04/22 23:52:11 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ
2008年04月20日 イイね!

気持ちのよい日曜日

気持ちのよい日曜日 今日は久々に気持ちのよい日曜日だった。桜が咲き始めるとスギ花粉が飛ばなくなり、ようやく春の暖かい空気を思う存分吸い込める。マスクをはずしゆっくり深呼吸してみる。この一時の幸福感があって初めて春の到来を喜ぶということを毎年やっている。

 そういうわけで、クルマを山に向けて走り出す。市内は桜が満開だが山のほうはまだ開花もしていない。よって観光客も少なく道はガラガラである。ムフッ
 例によってエンジンを吠えさせながら走ってみる。997のハンドルは拍子抜けするくらい細いが意識して強く握らないようにし、ハンドルを介して伝わってくるものを感じ取る努力をしてみる。でないと緊張でガチガチになってしまっていることがある。
 Tipがあるパターンを学習し始めると、コーナーの手前でちょっとブレーキに足を乗せただけでヒール&トゥみたいにブォンと鳴った瞬間にシフトダウンする。これがまたいい。ヘタなドライバーもその気にさせる。
 高回転で回しきって走った後、山から里に下りて交差点で止まっていると、アイドリング時の“息づかい”が荒いことがある。エンジンもまた余韻を感じているのか、とにかく表情のある興味の尽きないエンジンだと思う。

 こんな走り方ばかりしているから、とうとうタイヤが限界に近づいてきた。リアは残り溝が4mmとなった。フロントも5mmしかない。(写真:リアタイヤ)
 こうなったら5月の連休前には交換しないとだめかもしれない。4本一度にやるか、リアだけにするか迷うところだ。なにせ一本9諭吉近くするのだからちょっと痛い。
通販では半額ほどで売っているが実際はどうなんだろう?

 でもリアタイヤは911の生命線だから、ここでケチってはいけないのかも知れない。

  自宅に戻ったら疲労感が少し出てしばし転寝をした。若い子の相手はちょっときついかなとも思った日曜日であった。

Posted at 2008/04/20 20:03:02 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ
2008年04月18日 イイね!

願わくば 桜の下にて 春死なん

願わくば 桜の下にて 春死なん 今日は職場の花見会があった。花見と言っても例年ホテルでの食事会なのだが、盛岡市内ではいたるところで桜が開花していた。が、天気はあいにくの小雨模様の一日で寒さが戻ったようだ。
 冒頭の挨拶ではつい先日亡くなった元事務長の話をした。彼の功績は大だったが、葬儀は町外れの小さなお寺で、参列者も少なめでひっそり行われた。

 願わくば 桜の下にて 春死なん その如月の望月のころ  (西行法師)

 葬儀の時は桜の花はまだ咲いていなかった。

 花見と称して日本人は桜が開花することに特別の思い入れがあるようだ。狂おしく咲いてぱっと散っていくその過程に、命の本質を感じ取るからだろう。
 シューマッハではなく、アイルトン・セナの姿に涙するのはこの桜の如く艶やかに、そして散ってしまったからだ。

 私達の所業は、長い時間軸から見ればほとんど無駄な出来事に終始する。人間は概念で物事を考えるが、その概念も絵空事に近い。終わってしまえばいったいなんだったのか。

 そんな気分の中、アマゾンから注文していたCDが届いた。ミッシェル・ペトルチアーニ(Piano)が彼の父親であるトニー・ペトルチアーニ(Guitar)と協演したアルバムだ。
 これがまたすばらしい出来だった。音が最初から生き生きと粒だっていて久々にJazzで感動した。彼のピアノの音は無色透明で常にテンションがかかっていて弛緩しない。それがギターの緩さと相まって、いいDuoとなっている。ジム・ホールよりも親父との方がいいかも知れない。

 そうか、Jazzもその瞬間その瞬間で命を燃焼させ、終わってしまえば何も残らない。学生時代、ひたすらJazzにのめりこみ、その音の洪水の中に命の本質を感じ取っていた。何かを構築するというよりは、刹那的にパルスを感じそれに呼応する。
 よくジャズファンは演奏の最中に「イエ~ィ!」と声を発するが、これは自然発生的に生きる喜びが音を聴くことでこみ上げてくるのである。

 ポルシェ911の魅力もそれに近い。(やっとクルマに結びつけだぞ)グワ~ンと加速する瞬間の悦楽は、刹那的なものである。しかし、まさにこの瞬間にこそ生の喜びを深く感じるのではないだろうか。動物は余計なことは考えない。人間はいつからか余計なことを何重にも身につけ、なにが本質かわからなくなっている。生と表裏一体の死さえ、身近なこととは考えなくなっている。

 虚しさに抗って、もう一度生の喜びをかみ締めてみよう。ポルシェ911はそれにうってつけのクルマである。
Posted at 2008/04/19 00:47:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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