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堅雪かんこのブログ一覧

2008年05月31日 イイね!

competition仕様

competition仕様 今、我が家には1歳半と6か月の二匹のミニチュアダックスがいる。両方ともメスで別々の店から購入した。御覧のように体格差もあり、犬は最初に住み着いた方が優位だと思っていたら違うのである。

 卵ボールという直径1cmほどの小さな球形の餌を放り投げると2匹は一目散でそれを追う。毎朝、出勤時に「第125回(もちろん適当)卵ボール争奪合戦~!!」と言うと、2匹の犬が玄関までかけてくる。何回かやっていると面白いことに気づいた。
 大きい方(以後ランと呼ぶ)の方が最初は的確に餌をゲットしていたが、そのうち小さい方(以後ココと呼ぶ)がゲットする回数が増えてきた。ココは体重が軽い利点を生かしてスタートダッシュで有利だ。放り投げられた卵ボールが何かにあたって軌道が急に変わった際はさらに有利になる。キュンと体の向きを変えて突進して、鼻先をすばやく突っ込む。まるでフォーミュラーカーのような動きである。
 するとランはいつも一投目の餌がココに奪われるのを学習し、投げても走り出さず同じ場所に留まり、二投目狙いの作戦に出た。「分別」がついたのである。一方のココはいつも全力疾走で、一投目の餌をゲットするとすばやくターンし、二投目を狙う。

 私たちがレースに強い関心を持つのは、前にもちょっと書いたが獲物を追う本能から来ているのではないかと思う。特にオーバーテイクは捕獲者が獲物を捕え、一方獲物となった動物は命を終える瞬間であり、一種の興奮状態に両者は陥る。
 そして、勝者というのは、この一瞬に先んじることができた者である。

 ランとココを見ていると、人間の世界でもレーサーやボクサーなどの競技者が若いうちにピークを迎える理由がわかるような気がする。勝つ可能性が少しでもあれば果敢にアタックするのが若さなら、「分別」がついてきて、もう一歩のところで退いてしまうのが年寄りだ。
 先日の大相撲で朝青龍と白鵬のにらみ合いが問題になったが、ナンセンスな話だ。マイク・タイソンもそうだったがワン・ツーと行けばゴングがなってもとどめのスリーが出てしまう。超一級の攻撃モードとはそういうもので、私は落ち目のタイソンがホリフィールドの耳を食いちぎったのを見たとき、ゆえに強かったのだと納得した。おぞましかったが。

 生命というのは、誕生した時から競争だった。いわゆるcompetition仕様がより優れたものが生き残り、その末裔の一種が我々だ。しかし、群れで社会として暮らすようになると、飛び抜けた強者には「栄誉」という足かせをはめ、凡人の願望を委託するヒーローとなることを大衆は望んだのである。ただの暴れん坊では困るということもあったのだろう。

 そういうわけで、現代の強者は冷酷無慈悲な勝負勘を損なわずに、一方では大衆のヒーローたる「分別」を身にまとわないと認められないことになっている。
 それはロードーカーたる911にも共通したことで、このクルマがいつの時代でも輝きを放ってきた根源的な理由はそこにある。

   (ハァー、やっとクルマの話題に結びつけられた)
Posted at 2008/05/31 09:46:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ
2008年05月29日 イイね!

911に関しての最も感動的な記事

911に関しての最も感動的な記事 ロンドン、コートダジュール、東京の三箇所でポルシェ911に乗りたいがために同じエクスクルーシブ仕様のカレラSを3台発注した男がいる。写真を見るとキャララホワイトの外装にカンカンレッドの内装という比較的シンプルなオーダーメイドで、初老のやせた男とその妻が2台のカレラSからそれぞれ運転席側のドアを開けて身を乗り出している姿で写っている。
 その男の名は生沢徹。詳しくは知らなかったが何度か耳にする名前だ。日本のモータースポーツの黎明期に活躍した人だということは知っている。あの日本GPでポルシェを抜いたスカイラインのドライバーだった人でもある。

 彼がカレラSにした理由がまたユニークだ。以下語録からまとめてみると

 外装のキャララホワイトは気に入っていたが、内装色の赤は日の丸の赤に近いカンカンレッドという明るいものにした。CARRERA S というロゴよりシンプルなCARRERAの方がよかったし、4本出しの丸パイプよりカレラの楕円形の方がボディアーチに合っておりよい。しかし行きつけの床屋さんで、Sの方がパワーがあると勧められてうっかりSにしてしまった。Tipにしたのは今時シフトをコキコキしたくないから。マニュアルシフトに拘るなんて時代遅れ。ただカレラ4はだめ、4駆は邪道。スポーツカーの面白さだったら2駆。リアワイパーは美観を損ねるから不要。

 とまあ、このジイサンたらワ・ガ・マ・マ。拘りはそれぞれにあるから生沢に同意できるところもあれば、私は違うと思ってもそれは当然で、他人の意見に安易に与しないのがポルシェ乗りでもある。
 でもこのジイサン、こんなことを言った。

「楽しむために乗ろうと思ったら、これしかなかった。人生晩年になって、なにか楽しいことをと思ったら、911しかないんだよね」

 そして記事はさらに、この生沢徹がどういう男であるか、彼のヒストリーを丹念に追っていく。
 これがまたすごい。詳しくは実際にこの本を購入されて読んでいただけばわかるが、やはり歴史に名を残す男とは、我々凡人とはまったく次元を異にするバイタリティー、発想、行動力、運の強さの持ち主であることがわかる。
 彼は、生沢朗という画家の息子でもあるせいか、独特の「美意識」があり、それと一徹さが合わさり自分の直感を最優先して物事を決める。
 最初のカレラSの奇抜な拘りも、彼のヒストリーがわかってくると理解できる。

 記事に添えられている古い写真には、第4回グランプリで彼が優勝した時、なんと徳大寺有恒(杉江博愛)がピットクルーで給油している姿のものがあり、これが彼の優勝に多大な貢献をしたという逸話も初めて知った。式場壮吉が突然ポルシェ904を買ったと仲間に告白した時の話も出てくる。
 やはりクルマ文化とは、こういっては失礼かもしれないが峠を走りまくるあんちゃんだけでは生ぜず、豊富な資金、文化を理解できる素養(生育環境)、人脈、こういったものが背景にある酔狂な人達によって開花するものでなのである。

 最後に、このCAR MAGAZINEの表紙はとてもいい。あらためて997は美しいクルマだと思う。これで見るとわかるとおり、現行997の特徴はヘッドランプの下にあるちょっと横まで回りこんだウィンカー&スモールライトにある。これはナロー時代からの焼き直しではあるが、今秋のMCでこれが変更される。
 よって、いつの911も結局は期間限定の永久保存版になり得るのである。このCAR MAGAZINEも永久保存版だ。まだ買ってない人は本屋に走るべし。
Posted at 2008/05/29 22:35:10 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2008年05月25日 イイね!

「今」を楽しめない現代人

「今」を楽しめない現代人 快感とは刹那的なものである。次々迫ってくるコーナーをカレラ4で駆け抜ける。まさにこの瞬間、ドライビングプレジャーが凝縮するのだけど、自宅に戻るとあれはなんだったのかはっきり思い出せない。
 ゴルフやテニスでも、もちろんゲームに勝つという喜びはあるものの、それ以上にボールがクラブやラケットに当たる瞬間の感触に快感を覚える人は多いだろう。
 本来、生命の喜びとはこのように瞬間的な躍動をその都度感じることに他ならない。「命短し恋せよ乙女 明日をも知らぬ身なれば」である。

 先日、ある会議に出て、そこで禁煙活動が話題にでた。今や「禁煙」は反論の余地すら許されない“ドグマ”になっている。喫煙と肺癌などの呼吸器疾患の罹患率との相関が声を大きくして言われている。私自身は昔から煙草は吸わないし、隣で吸われて煙がこちらに流れてくるのは好まない。
 しかし、『これこれすると将来何々の病気になる』というのは、仮説を頭の中で組み立てられる人間特有の価値観である。したがって生命一般の普遍的なものではない。
 煙草を吸うという行為は、様々な仕事やプロジェクトに忙殺され自分が見失われている時、時間を止めてその瞬間ふと我に返る。ちょっと昔の映画にはどの国の映画でも喫煙する男が普通に出てきて「間」を演出している。この貴重な瞬間を無き物にしてまで健康幻想を保ちたいというのは滑稽な話だ。統計学的にも人はいつかは100%死ぬことになっている。

 獣医さんに犬を予防接種に連れて行ったらこう言われた。「怖い話をしていいですか?メスのワンちゃんは子宮蓄膿症になることが多いんですよ。へたすると命を落とします。ですから避妊手術をしたほうがいいですよ」要するに卵巣や子宮を摘出してしまえば、その病気にならないということだ。一見合理的な話であるが、これは物事の一面しか捉えていない。まず、子宮蓄膿症がメス犬全体の何%が罹患するのか示すべきだ。当然手術の際は全身麻酔をかけるわけだから、その時に死亡するケースもある。そもそもホルモン系をいじると必ず弊害が出てくる。犬の元気で走り回るヴィヴィッドな動き、毛並み、表情、感情は性ホルモンが関与している。生き物とはそういうものだ。

 人の社会ではこのように「今、そこにある楽しみ」を棚上げして将来の不確実な幻想に怯える。もちろん無計画な人生は身の破滅だが、今、この瞬間にしか生は存在しないんだということをつい忘れてしまい、どうでもよいことに無駄な時間、労力を費やしてしまう。前述の会議なんかまさにそうで、こんなことを議論しているのだったら、煙草を一本吸って、ふぅ~と煙を吐いたほうがよっぽど充実した人生だと思う。(隣で私は副流煙を手で払いのけるけど)
 
 話をカレラ4に戻せば、そのように刹那的にコーナーをクリアし「さすが四駆、前輪の接地感はなかなかだわい」と悦に入っていたが、買い物に行って前のトランクを開けたら先週捨てるべきはずの新聞紙の束やペットボトルの袋が入っていた。ゴミ集積所に寄るのを忘れてそのまま今日まで走っていたのである。911はガソリンの量でもフロントの接地感が変わるというから、この影響も無視できない。

 とか言いつつ今日も終わってしまう。今日は楽しめたかな・・・?

 
Posted at 2008/05/25 20:38:19 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ
2008年05月22日 イイね!

知らずに「バカ」と書かれたクルマに乗っている人たち

 ポルシェのエンブレムは、色彩も鮮やかでアルファと並んで複雑な模様をしている。同じドイツのメーカーでもBMWを別としてVWやアウディ、メルセデスは線だけのシンプルなデザインである。

 

 このエンブレムの由来はご存じだと思うが、もともとは紋章から来ている。中世の騎士が武装すると顔もわからなくなるため、盾などに印をつける。そこから当主の紋章になったり国の紋章に使用されるようになった。
このエンブレムの形を見て、ワッペンを連想する方もいると思うが、紋章をドイツ語ではワッペンと言う。

 中央に見える馬は、シュツットガルト市の紋章である「跳ね馬」で、フェラーリの馬も由来は同じらしい。
 左上と右下に、ヒゲのような黒いものが3本ずつあるが、これは鹿の枝角(アントラーズ)である。現在のドイツの南西部の一角から興ったヴュルテンベルク王国由来のもので、古くはすでに1228年に個人の紋章として使用された記録がある。特に1922年から使用されたものは、両脇の立っている鹿を除けば、「跳ね馬」が中央にないだけでポルシェのエンブレムそのものである。



ポルシェのエンブレムを考案したのは、フェルディナント・ポルシェの息子のフェリー・ポルシェであった。1952年、ニューヨークのレストランで随行者に「我が社もエンブレムあった方いぐね?」と言われて、ナプキンにそそくさと描いた。それを帰国の際持ち帰り、社員のコメンダに渡し仕上げたのである。考案といういよりほとんどパクリだが、州政府とシュツットガルト市に申請しあっさりと認可された。

 ここでお気づきのことと思うが、ポルシェのエンブレムには「馬」と「鹿」が描かれている。
 すなわち「馬鹿」なのである。

 その他、残りの部分に赤、黒、金が使われているが、これはナポレオン戦争の時に、学生らの義勇軍が着ていた黒い服や赤い襟、金色のボタンからのもと言われているが、赤は能力や知、黒は冷静な判断力、金は麦の黄色で豊穣を意味するのだそうだ。ドイツ国旗も同様である。

  このように、ポルシェはエンブレムにも歴史がぎっしりつまっている。それが馬と鹿とは恐れ入ったが、日本語の「馬鹿」もサンスクリット語の当て字だから意味のつながりは本当はない。

  ちょっと笑える話ではある。

 
 







 

 
Posted at 2008/05/22 16:21:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2008年05月20日 イイね!

18インチか19インチか?

18インチか19インチか? カレラ4を購入する時、最後まで悩んだオプションが19インチホイールである。カレラSやカレラ4Sは最初から19インチが装着されてくる。右ハンドルのTipの四駆という最もイージーな仕様もあって、ホイールだけでもちょっと冒険してみるかと決断し、約30諭吉の追加料金を払って19インチにした。

 ところが前にも書いたが、冬タイヤのオリジナルの18インチを装着して走ってみたら、より自然にクルマが動くのである。ステアフィールもよりしっとりして、まるでメルセデスのようだった。
 インチアップは見た目以外にメリットはあるのだろうか?

 ロープロファイルタイヤが優れているという人がいるとしたら「私はタイヤの本質がわかっていません」と言っているのと同じだと言い切った自動車評論家がいる。
 私はこの人の書いた記事はけっこう読んでいるがここまで断言したのは初めてかも知れない。その記事は、「VTEC SPORTS」という本に載っていた。新幹線に乗る前に駅の本屋で偶然見つけた本で、清水和夫が語っているものである。以下かいつまんで内容を紹介すると

 ■タイヤは変形することでグリップ力を出す。つまりサイドウォールのハイトがあってタイヤをたわませてグリップが出る。
 ■本来は偏平率55%が望ましく、F1ですら13インチ、偏平率55%程度のタイヤを履いている。
 ■ロープロファイルタイヤは、構造的に剛性が落ちるため、メーカーは補強材を入れて剛性感を出す。そのためタイヤが固くなり、路面が荒れたところでは跳ねて接地性が悪化する。
 ■ツーリングカーなどのレーシングカーでインチアップするのは、大きなブレーキをホイール内に納めるためである。これはやむなくタイヤの性能よりブレーキ性能を優先した結果である。
 ■タイヤのハイトがあればグリップの懐も深くなり、リスクも減るし楽しく走れる。クルマは速さより楽しさが重要なのである。
 ■ただし、グリップ至上主義はやめて、ワンランク低いグリップのタイヤを選んだほうがよい。理由はその方がややコンパンドが固く、そのため転がり抵抗も少なく燃費がよくストレートも速くなる。その代表格がミシュランタイヤである。

 なるほどと思った。もっと早く言ってくれれば・・・。でも911のホイールサイズは996まではスペシャルなモデルでも18インチまでだったが、997に至っての19インチはPASMの恩恵があるものの、足そのものがうまく動くサスペンションなのだろうことが推察される。あのポルシェが見栄だけで19インチを選択したとは思えない。

 しかし、総じてメリットよりデメリットが多いインチアップなのに、どうして人間の目には大きいホイールの方が良く見えるのか不思議である。
Posted at 2008/05/20 23:50:57 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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