
5月の北海道グランドツーリング以来、遠出の機会が無かったが、この3連休は特に用事も無く、大好きなホテル中の島へ出かけることにした。
あわせて、近くの太地にある、くじら博物館へも行き、懐かしの鯨料理を味わうことに。
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事前に渋滞予想を調べると、案の定、阪和道~湯浅御坊道路は長蛇の渋滞。
そこで渋滞を避けるべく、朝の6時に起きて直ぐ出発。
大阪市内から湾岸線を通り、関空道路を抜け阪和道を南下。
空は快晴でまさに絶好の行楽日和。
空気も澄んで景色も素晴らしいが、とにかく渋滞の始まる海南ICを早く抜けなければと、紀ノ川SAにも寄らずにアクセルを踏み続ける。
何という幸運か、1車線に減ってしまう例のポイントで少し減速は強いられたものの、渋滞になる寸前で難なく通過。
朝食も歯磨きもパスして急いで来た甲斐があった。
次のPAのコンビニでお茶とおにぎりをゲットし、慌しく腹に流し込む。
もう渋滞することは無いはずだが、3連休なので、何処でどう混むかわからない。
ものの5分の休憩で本線へ戻る。
勝浦へは何時も、有田ICで降りて紀州山中のR424をカッ飛んで行くが、何処までも¥1,000の恩恵を被ろうと、今回は湯浅御坊道路の終点まで走り、串本経由で向かうことにした。
湯浅御坊道路が白浜まで延びて始めて通ったが、終点から直ぐにバイパスに入り、作りは大変よろしい。
串本経由で紀伊半島をぐるっと回るのは結構遠い。
くねくねと交通量の多い海岸沿いを走り続けるが、ちっとも面白くない。
串本の先のコンビニでトイレ休憩をし、ようやく太地くじら浜公園に到着。時刻は、10:30。駐車場を出発したのが6:20だから、4時間と10分。
まず、捕鯨船の展示を見学。
ここは本来有料のはずだが係員もおらず、フリーパス。
朽ち果てた廃船とまでは言わないが、中はあまりメンテされておらず、直ぐに外へ出てブロンズ像をパチリ。
猟師のふんどし姿が凛々しい。
期待のくじら博物館であったが、展示もいまいちで、う~ん、はたして二流観光地か。
折角来たのだからと言うことで、イルカショーで写真の修行。
滅多にやらない高速撮影だが、天気が良かったので、ASA200で撮影できた。
さて、お待ちかねの鯨料理。
博物館の隣にある、鯨料理“花くじら”で頂く。
フルコースもあるが、昼からそんなに食べられないので、くじらカツを注文。
昔、小学校の給食で良く出た記憶があるが、あの懐かしいお味。
¥1,575と、ちょっと割高な気がするが、まあ貴重なくじらだからそんなものか。
ちょっと早いが、駐車場に入れないと困るので、さっそく那智勝浦港へ向かう。
港の前のいつもの駐車場へ車を停め、時間があるのでちょっとぶらぶら。
漁船が沢山停泊していたので、撮影しようとしたが、上手いアイデアが思いつかず断念。
桟橋から出迎えの船に乗って、いざ中の島へ。
風呂に入れる14時まで時間があったので、ロビーで新聞を読んだり、ホテル内をウロウロ。
ここに飾ってあった、古式捕鯨勢子船は大変綺麗で、くじら博物館のそれより、はるかに見ごたえがあった。
さて、狙い通り、露天風呂には一番乗り。
写真を撮りたくて、これを狙っていた甲斐があったというもの。
それにしてもこの開放感はどうだ。
海沿いの露天風呂としては、日本一ではないか。
近くの“ホテル浦島”の洞窟風呂も凄いが、この紀州潮聞之湯の開放感は凄い。
直ぐ沖に釣り船が良く通るので、そのまま立ち上がるとまる見え。
山の露天風呂、日本一と言われる、栗駒山荘へ早く行ってみたいものだ。
さて、ここは源泉51℃の食塩硫黄泉のかけ流し。
一番海寄りの場所がヌル湯になっており、いくら浸かっていてものぼせない。
かけ流し故、塩素臭も無く、ほのかに香る硫黄臭に包まれ、眼前のきらきら輝く水面を眺めてぼ~っと浸かっていると、帰りたくなくなる。
しかし、悲しい日帰り入浴。 ジカンニ カギリガアリマス。
これから延々と大阪まで帰らねばなりません。
後ろ髪を引かれる思いで船に乗り、さようなら中の島。
きっと何時かは泊まりに来るぞ!
帰りは、那智勝浦 ⇒ 新宮 ⇒ 本宮 ⇒ 中辺路 ⇒ R424 ⇒ 有田IC ⇒ 阪和道 のルート。
これなら、阪和道の渋滞も有田から海南だけなので、まだマシ。
やはり3連休だけあって車の多いこと。
中辺路に入ってしばらくは空いていたが、後半は長蛇の列。
それでも、このルートで一番好きな中辺路から龍神へ抜ける道路では、先行車が2台になったので、最初のトンネル手前の短い直線で一気に追い抜き。
そこから峠のトンネルまでの緩い登りベントは人の気配も対向車も無く、アクセルベタ踏みの連続。
ただ、ATなのでやむをえないことだと思うが、アクセルを床まで勢い良くぺたっと踏込み、キックダウンして加速し始めるまでのタイムラグ。これがやはりなんとかならないものか。
事前に2速に落としておけば、キックダウンする間だけマシではあるが、アクセルの踏み込みと加速とにズレが生じるのは、トルクコンバーターの宿命。
ついこの道へ来ると、MTであった前車のダイレクトな加速と比較してしまう。
また、ブレーキを残しながらコーナーへ突っ込んでいくと、どうも後輪の内側がリフト気味になり、腰高感とともに、安定感に欠ける。
ただ、コーナー途中にギャップがあると大きく煽られるが、普段なんとなく不自然感のあるステアリングが、こういう状況ではダイレクト感を強く感じ、しっかり握ってさえいればなんとかなる。
Mスポでは違うのかなと思うが、サスのストロークが短い分、むしろギャップに煽られてズレやすいのかもしれず、はたしてどうなんだろうかと興味が湧く。
前車ではどうだっただろうかと思い出してみたが、あれはとにかく、どれだけ左右に振っても自分の体が左右のタイヤの間にすっぽりはまり込んだ感じがして、限界まで飛ばしてようやく尻が外輪の上に乗っかるような感触であった。
もうそれ以上は体が受け付けなくて試したことは無かったが、あまりにも面白いが刺激が強すぎ、もはやあんな車はもう乗れない。
R424に入ると、車が多くなり、こんなに沢山駐車している道の駅“水の郷日高川龍遊”をはじめて見た。
それでも、タイミングを計って出発すると、先行車もなく、しばらくは人に言えないような速度でカッ飛んでいけた。
流石にこのブレーキは信頼が出来、コーナー前で減速すべく、100+αから70程度までに落とす時の信頼性は凄い。
道の駅“しらまの里”から北西側の未改修部分は山中のブラインドコーナーが続き、日が暮れてからだと先行車に付いていく方が楽なので、まあ車が多いのも良いかあ、と思っていたところ、すっかり改修工事が終わっているではないか!
これなら、R424の未改修部分は龍神近くの集落のところだけになり、ここはもともと集落なのでブラインドコーナーも無く、もともと安全のために減速しているので問題ない。
したがって、本宮、新宮、那智勝浦へは、R424ルートが完全に一押しルートとなったと思う。
さて、阪和道の渋滞は予想通り海南ICまでで済み、阪神高速は阿波座でいつものようにちょっと混んだが、帰宅は19:40。
帰りは、4時間と30分。
車が多くてペースが遅く、渋滞もあったので、通常なら湯浅御坊道路ルートよりも、こちらのR424ルートが早い。
おまけに、いっぱいアクセルを床まで踏み込めるし。。。
総走行距離 498km
燃費 14.4km/l。
平均速度 60.8km/h。
帰りは料金所を抜ける都度、DSモードでフルアクセルして楽しんだが、高回転でも特にパワーが盛り上がるでもなく、ちょっと欲求不満。
このエンジンではこんなものだと分かってはいるが、最近エンジンに当たりがついてきており、低中速トルクが明らかに良くなってきていただけに、ちょっと残念。
それでも、こんなことしていてこの燃費。
高速の燃費はほんとに良い。
それにしてもこの平均速度。
高速はいつものように大人しく100+αまでしか出さず、下道は多い車にブロックされてペースの低いことが多かったにも拘らず、この平均速度はどういうことだろうか。。。
まあとにかく、久々に車を堪能した一日でした。