網走～大阪　グランドツーリング　その７

さて、素晴らしい札幌の夜を味わい、ぐっすり眠れた月曜日の朝。

レストランで出てきた朝食がこれ。
ウェブサイトには簡単な朝食とあったのですが、これでもう充分ですよ。

トーストはすごく分厚く、大阪ではこれくらいの４枚切りが普通なんですが、札幌でもこうなんでしょうか。


地下の駐車場から車を出し、一路函館へ向かいます。

ルートは、中山峠と洞爺湖畔を経由し、豊浦ICから道央道に乗っていきます。

札幌の街中を走っていて気付いたのは、路面状態が良いことです。

モザイクのような補修跡もほとんどありませんし、やはり県庁所在地（道庁ですが。。。）は違います。

郊外へ抜けるにつけ交通量が減っていき、この峠道も石北峠と同じように中高速コーナーが楽しめる快適ルートです。



中山峠では「あげいも」が名物なのですが、腹いっぱい朝食を食べたところなのでパスし、写真だけ撮って先を進みます。



途中、素晴らしい羊蹄山の雄姿を眺めながら走り、順調に道央道を快走し、函館の目的地に着いたのが予定より早くて１時過ぎ。

えっ、目的地は何所かって？

それは、あの有名な八幡坂です。

６年前に来た時、お決まりの写真を撮り、これがいたく気に入っていますので、今度は愛車も景色の中に入れて撮りたかったのです。

坂の頂上の少し下に停めて撮ってみたのですが、さすが函館を代表する撮影スポット。
観光客だらけで、気に入った写真が撮れません。

仕方がないなあ、と諦めて立ち去ったのですが、あくる日に天が味方することになります。


次に向かったのは、西ふ頭近くにある日本最初の洋式商用帆船「箱館丸」です。

この船は、1857年に建造された日本初の洋式商用帆船。

当時の箱館奉行・堀利熙の要請で、あの淡路島が生んだ幕末の偉人「高田屋嘉兵衛」のもとで船大工として働いていた続豊治が製作したもの。


ちなみにこれは、昭和63年の青函博で復元されたものだそうです。


次に、函館に来たら食べなくてはいけない、ハセガワストアのやきとり弁当と、お隣にあるラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーをゲットしに向かったのですが、こりゃアカン。

ラッキーピエロのベイエリア本店前は、観光客で溢れ返っています。
若い女の子たちが、店の前で写真をバシャバシャ撮っており、近づくことすらできません。


這う這うの体でそこを離れ、次の目的地である立待岬へ向かいます。

路面電車の軌道に沿って進み、先日のブラタモリで紹介された谷地頭の停留所の奥を抜け、細い道を先へ進みます。

こちらは若い観光客はおらず、年配の観光客ばかり。
まあ、函館の中では渋いスポットですからねえ。


噂に違わぬ撮影ポイントで、もうちょっと広角ならもっと良いのになあ、と思いつつ試行錯誤。



ひとしきり撮影したのち、ここの売店でもトウモロコシを頂くことに。ま、石北峠のよりは、マシでした。

で、それを食べていてふと思ったのは、他のラッキーピエロへ行けば空いているはずだし、駐車場もあるはず。

そこで早速スマホで調べたら、人見店が近くて好都合。


そんなことならトウモロコシを止めておくんだったと後悔しつつ、車で10分ほどで到着。

時間は既に3時過ぎですから、案の定ガラガラ。



待ちに待ったチャイニーズチキンバーガーセットを注文し、待つこと数分。

いやあ、６年ぶりの再会。どれほどこれが食べたかったか。。。

バンズからこぼれ落ちそうなくらい満載のトリの唐揚げは、なんとも言えず甘辛い味付けで、やっぱり美味い！



なんでこんなに美味い唐揚げは本州に存在しないのでしょうか。

間違いなくこれは、日本一、いや世界一美味しいバーガーですよ。
ポテトフライには濃厚なデミグラスソースがかかっており、これもまた美味い。

ウーロン茶とセットになっており、税込702円。
チャイニーズチキンバーガーの単品だと378円ですから、CP高いですよ。
最近のマクドナルドと、えらい違いです。

さっきトウモロコシを食べたばかりなのですが、あまりの美味さに貪るように食べてしまったことは言うまでもありません。


さて、こんな時間に腹いっぱい食べてしまっては夕食をしっかり食べることはできませんので、コンビニを探しておにぎり・スィーツ・ジュースなどをゲット。

ついでに、後半戦に備えて薬局で栄養ドリンクを仕入れた後、早めにホテルへチェックインし、何処へも行かずにのんびりしたのでした。



それにしても、こうやって観光名所ではない普通の住宅地やお店をウロウロしていると、なにかこう、その街に溶け込んでいるような気がして、実に楽しい気分になりますね。

つづく