
私は決断をします。病院に連れて行き、「彼を楽にしてやってください」。
私は、一番愛するものを、自分の意志で殺しました。病院の先生に彼を託すときのウナの目を、私は忘れる事ができません。「ぼくはもっと生きたい」彼の目はそう言っていました。
私はどうして彼があんなに過酷な試練を何度も課せられねばならなかったのか、どうしても納得がいきません。 しかし彼は私に、「命の大切さ、命の儚さ」を身をもって教えてくれました。同時に、私自身の完全な無力さ、生きることへの無神経さに気付かせてくれたのです。
ふとニュースを見れば、親が子を殺し、子が親を殺し、くだらない犯罪や理解不能で救いようのない事件が溢れかえっています。 なにも悪い事をしていないのに、あんなに苦しんで、それでも生きたかった彼を知る俺は、絶対に許す事ができません。 正直、そんな人間が起こす、バカなニュースを見る度に、この世から消えたくなります。早くウナに会いたいと思ったりします。 でもそれだけは絶対にできないのです。生きたかった彼を殺した罪を背負った以上、私はこの悲惨な世の中に死ぬまで生きなければならないのです。 「きちんと死ぬまで勉強するから、待っててね」
今、ぽっかりとなにかが抜けてしまった心で、私は必死に自分ができる事を探しています。私にもできる事。私にしかできない事。
それがバンド活動であり、体操スクールの経営であり、まだ他にできる何かなのです。 私が死んだときに、ウナにきちんと謝れるように、清らかな心でまっすぐ生きていきたいと思います。 完 ※重い内容でしたがσ(^_^;)お付き合いありがとうございました☆
Posted at 2007/11/07 00:25:39 | |
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