総統:のブログ一覧

矢鱈とかっこいいトラクター発見。
オーナーのジジイによると、
Massey Ferguson 135 英国製 50年モノ
エンジンは2.5L 直列3気筒 とのこと。

エンジンにパワートレインを繋ぎ
サスを生やして椅子のっけました
という構造が一目で分かるシンプルさ。
架装と言えばエンジンカバーと屋根くらいという潔さががカッコイイ。
サスにえらく浅い角度でリンクが付いてるのだが、コレが特徴なのかな？

もちろん今でもしっかり動く。スバラシイ。
ジジイの農業がえらくフォトジェニックに撮れてしまった。

前回のがノリで書いたら訳分からん文章になってたので
改心してちょっと整理してみる。
(後述)とか書いといてギア比のコト全然書いてねーし。
総統:、もはやボケ老人化してるのではないか。
まあ今回は酒飲まずに書いてみる



■マツコネいらねー
　まず座ってすぐに気がつくコイツに最大の×を付けたい。
　総統:、座るなり「コレ、外せないの？」と訊いてしまった。無理らしい。
　何故ここにディスプレイが？　ここに前方視界より大事なものが映ると？
　しかもアクティブマトリクス液晶。バカなの？
　液晶の遮光性は０ではない。夜は夜間モードで黒画面になったりするのだろうが、
　それでも闇夜ではぼうっと光るのだ。
　総統:みたいに街灯のない高速道をヘッドライトの灯りだけで夜通し走るような場合に
　こんなのが視界にあったら目が疲れるんだよ。というかそれ以前に前が見えねえんだよ。
　こんなのを推進した輩は腹を切って死ぬべきである

■エンジンは良い
　これが1.5Lかと思う程低回転からトルキーでしかも滑らか、吹けもよい。
　6000rpm以上はちょっと詰まる感じもあるが、まあ許容範囲。
　マツダのエンジンじゃないと思える程良いなコレ。
　ただレスポンスが鈍いかな。
　いや、アクセルを入れた時のピックアップはそこそこ良いのだが
　どういう訳かアクセル抜いた時の回転落ちが鈍い。
　フライホイールが重いのか、制御の問題か？　
　あるいはミラーサイクルエンジンというのはそういうモノなのか？

■ミッションも素晴らしい出来
　精度良しフィール良し。
　NB6の5MTもフィールは良いが設計公差が大きい感じ(ギアのバックラッシュとか)
　だった。　がコイツはフィールが良い上に工作精度も高いゾ。
　アクセルのON/OFFがよりダイレクトに後輪に伝わる。
　しかも硬質なタッチでカキンとシフトが入る。こりゃ気持ちええー。
　ただギア比の設定がおかしくないか？
　2速7500rpmで95km/hはNB6の5MTとほぼ同じ。ここまでは良かった。
　がそこから先はギア離れ過ぎ。3速に入れた瞬間にトルク感が無くなって萎える。
　燃費を気にしてのコトと思うが、燃費でロドスタ買うような客はおらんぞー

■足は超柔らかい。デミオとかの方が固いんでないか。
　超柔らかい。それに合わせてダンピングも弱い。
　なのでもの凄くロールする。が、ロールアンダーは出さずにグイグイ曲がる。
　何だこの足。　凄くないか。
　そしてこの柔らかさが軽さの演出に一役買ってる。これは歓迎すべきか

■シャシは相当良いのでは
　足が柔らかいので何となく緩く感じるが、実はコレかなり良い感じだ。
　ちょっとオーバースピードで曲げてみたのだが、
　足が柔いせいか肛門がモジモジするようなリアの動きをしたが、それでも
　何事もなく立ち上がった。
　このヘナヘナ足にしてこのスタビリティ、実は超絶速いシャシなのでは。
　NCほどガチガチな感じはしないが

■ステアは善し悪し
　パワステ軽すぎ。フィール無し。
　総統:、「重ステのグレードは無いの？」と訊いてしまったが絶対出ないとのこと。
　だがパワーアシストを利してかなりクイックなギア比が与えられてる。
　というか何かリニアじゃない制御をしてる？と疑うほど初期ゲイン高い。
　可変ギアレシオステアみたいな？
　これも軽さの演出かね？

■シートも柔らかい。
　シートも固くしただけで乗り味はガッシリ重厚な方に転んじゃうから
　これも軽さの演出の一環か？
　ただサイズが小さいなー。この辺は今後の改善に期待か。
　NANBのシートも最初は小さかったが、
　NB後期で何処にこんな余裕があったのかと思う程広くなったしな

　

発売から１年も経つし
そろそろ迷惑にもならんかな、と思い
ND試乗させてもらいに行って来た。
前回修理に入れた時に
雪が消えたら乗りに来てねー
と言われてたので御言葉に甘えて。


総統:は
その辺をチョボチョボ走ったくらいでクルマの善し悪しなんぞ分かるかーい、
と思っているので、試乗とかはめったにやらんのだが、
今回はちょっと興味あるので行ってみたのだ。
なので碌に当てにならんとは思うが一応インプレを。
乗ったのはソウルレッドのSp、6MTのやつ。

市街地をおとなしく走ってるうちは実に良かった。
これがマツダ製か？しかも1.5か？と思うほど低回転からトルクの出るエンジン、
ハーシュなく滑らかな乗り心地、こりゃ高級車だわ。

んが、郊外のワインディングにでてちょっとアクセル踏んでみて思った。
おっっそーい
超絶遅い。
登りになったら全然進まんぞ。軽四かお前は。
試乗で気づくレベルの遅さとか、尋常じゃない。
だがコレがクッソ楽しいー。
鼻先が超軽い。
しかもステアがクイックで、手首を返しただけでクルクル曲がるサイバー感覚。
こりゃ面白えー。

この鼻先の軽さ、NA8以来失われていたモノではないか。
総統:、大歓喜である。
コレが欲しくて総統:、いろいろとやった過去があるのだ。
弐号機（NB8[RS]）に乗り換えた時にコレが不満でタワーバーを撤去とかやったが
イマイチ効果なく、遂には「エンジンが重いのがイカンのじゃー」と
参号機（NB6）に買い替え、それでも鼻先の軽さは戻って来なかった。
NA8以降でラジエターをデカくしたのとバンパーメンバーが太くなったのが
イカンのかねえ...と諦めていたトコロなのだ。

遅く感じることに関しては、主犯はすぐ分かった。
３速以降のギア比が明らかにおかしい（後述）。
がこれ以外の要因として、クルマの出来が素晴らしいというコトがあるかなと。
な…　何を言っているのかわからねーと思うが

総統:の世代のマツダ車のイメージと言うのは
「骨太だが荒削りで、何かと荒っぽいクルマ」なのだ。
例えばNANBあたりだと
踏めばエンジンがズギャァーンと回り、ハンドル切ればサスがメメタァと沈み
大きくテールアウトしつつドギュウウウンとドリフト、というイメージ。
これがNDだと、シュイーンと吹けてススーッとサスが動き
タイヤが鳴くこともなくキュイーンと旋回、なのよ。
いや、機械としてこっちがあるべき姿であることは分かっているが
NANBのズギャァーンメメタァが速く走ってる演出になってるのも確かなのだ。
実際に競争したらおそらくNANBよりは速かろうが、
そんなスカしたクルマではヤル気が出ぬ。
もっと無駄にアツいのがロドスターではないのか。

なので、これがNA6CEの再来。とか言われると違和感がある。
総統:に取っては全く違うクルマだ。
鼻先の軽さは確かにNA6っぽい。が、ここから先
NA6だとあっという間にリアの荷重が抜けて巻き込むようにテールアウト、
ドギュウウウンになる所なのだが、NDのリアはビクともしない。
どうやっても破綻しそうにないこのスタビリティ、総統:はNCを思い出した。
路面の凸凹を拾わない上質な走りもNC。

つまりNDとは、
貴島ロードスターの15年間にひたすら積み上げたスタビリティ向上技術で
素晴らしいシャシを作り、しかしそこで作り込んだ性能を１コも速さには使わず、
平井ロードスターの思想というか演出というか、低速域での楽しさに
全振りしちゃったクルマ、と総統:は理解した。
NAの再来と言うよりは今までのロードスターの集大成なのでは。

で、総統:は買うのか？と言われるとこれは難しい。
確かにNDに乗ってる間は楽しくてヒャッハー!!とジードのメンバー化して
買う気になってたのだが、帰りにNBに乗るとコッチも良いなーと思ってしまうのだった。
少なくともダイレクト感ではNBが圧勝だ。
このズギャァーンドドドドな味、嫌いじゃないんだなー

ブーストセンサ交換の修理中の事だが、
Dらーでの待ち時間の間に
やたらとNDの資料を持って来られる。
あーコレは地味な買い替えろアピールであるなー。
この手の営業は10万km越えたあたりから
諦めたように来なくなってたのだがな。
NDはなんか良さげなので相手したっても良いぞ。

で資料見てたのだがNDの山本修弘主査、総統:は見覚えがあるような。
この人、1991年のマツダ787Bルマン優勝の時にTVでインタビュー受けてたメカニックの人では？
で、営業に聞いてみたのだが知らんと言う。
まあ今どきのお姉ちゃんが四半世紀も前のルマンなぞ見てない罠。
だが総統:はこの顔を確かに見たような気がするのだ。

もし総統:の記憶が正しかったらこの人はマツダの秘蔵っ子（しかもロータリー戦士）、
NDは超本気開発というコトになるじゃねえか。

ホントのところどうなのか。教えてエラいひと

さてCPU交換したし、これでエンジンチェックランプ
点灯の原因も分かるべと改めてDらーへ。
ダイアグノシス見てもらったところ
ブーストセンサの不良であった。
部品＋交換工賃で約¥10000。
そういえばこの部品、５年前にも
同じ症状で交換したゾ。
信頼性低すぎだ。

元々不良はセンサー系ばっかりのNBだが
この部品とカムポジションセンサは弱すぎだろ。
因みに日立製。しっかりしろ