
大トヨタ様が心を入れ替えて作りましたと言うので
FT-86を見に行ってきた。
ろどすた様を偏愛しておる総統:としては
正直まったく興味が無かったので 、まあ今更なのだが
宣伝文句に釣られる形で訪問。
が、結果から先に言うと、
煽り文句から想像してた姿と余りに違うので
失望して帰ってきたのだった。
・まずパッと見て思ったのが、
ホイールベース無駄に長い。
デザインはトヨタっぽくない。フロントラインはS15,リアのラインはZ33に似てる?
・んでエンジンルーム開けて
何このFFみたいなエンジンマウント位置。1989年型NAろどすた様ですら
シリンダは前車軸より内側にあるぞ。NCとでは比べ物にすらならぬ。
間違いなくフロントヘビーであろう。
こんなんでフロントミッドシップを謳うか、トヨタ様。
→こげなとこにエンジン置くから、排気もポルシェみたく横には出せない。
のでエンジン下にエキマニ抱え込む構造。
ということはこの部分、車軸の上にステア機構、排気管、その上に
エンジンブロック積んで更に吸気系と補機を乗っける構造。
こんなんで低重心を謳うか、トヨタ様。
→こげなとこにエンジン置くから、Fサスの場所も取れない。
まあ入れられるモノを付けときましたよレベルのマクファーソンストラット。
・乗り込むと
サイドシル高く、ウィンドウ開口もかなり高い位置なので包まれ感は高いが開放感は無い。
まあこの辺はNCも同じで、安全性とか強度考えたらこうなるのだろうなあ。
NA/NBの窓枠に肘掛けて(・∀・)スンスンスーンというのは既に過去のモノか。
・後ろに回って
メンバーが相当高い所に走ってる。
衝突安全とか車体剛性を考えたらこうせざるを得ないのだろうが、ここから
サブメンバーを下ろし、その末端でRサスのロアアームを支持する構造。強度大丈夫か?
あと後ろから覗いた限り、横一本のバーが走っててそこにダンパが繋がってたので、
うげげ、トヨタ様お得意のトーションビームサスか? とさえ思ったが、
途中に2カ所関節はあってダブルウィシュボーンにはなってるらしい。それは良かった。
が、見た限り一般的なダブルウィシュボーンと違うぞコレ。
というわけで、芳しくないというか割り切りが足らんというか、
何で2シーターにせんかったのか? という印象なのだ。
というか、元々2シーターで理想的な設計をしたのを無理矢理4シーターに変えたような。
若しくは、このシャーシベースでホイールベース延ばして4ドアセダンなんかにも展開しちゃえという助平根性を抱いているような。
そんな女々しい根性じゃスポーツカーは作れんぞ、という好例であるな。
※2シーターなら理想的なクルマになるかというと、これまた相当難しいような。
フロントミッドシップに積んだら足下狭くなっちゃうし、その分ボンネット延ばしたら
直4縦置きの方が軽かったんじゃね?という話にもなりかねん。
更にエンジンの上にステアリングシャフト通さねばならんので、エンジン下ろす時はステア機構も
外さなきゃならんクルマが出来上がる。
相当うまくやらないと、FR+水平対抗Egという構想自体が間違い、という事になりそうだが。
Posted at 2013/03/25 21:30:07 | |
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