
先日、近くのヤマハ販売店の店主さんに話を伺ったのですが、R25でたまにサーキットを走るユーザーで壊して帰って来る方が他の店でも少なくないそうです。やっぱりそうなんだ~っと私も聞いて思いました。
例えば東京からの近場だと筑波サーキット。エンジンノーマルのYZF-R25やCBR250RRやNINJA250なんかはバックストレートエンドの最高速度はメーター読みでせいぜい150~160km/h止まり。やっぱり遅いですよね。だからついいっぱいまでエンジン回し過ぎてしまいます。
車体の軽さを生かして必要以上にスピードを殺さずコーナー侵入してそれぞれのコーナーをクリアして行くのが250CC(小排気量)の走り方でリッターバイクの走り方とは違うので一度スピードを落としてしまうとかなり不利です。
そうなるとついやってしまいがちなのが、エンジン回転をレブまで回し切ってシフトアップしちゃう。250は馬力低いしより高回転でシフトすれば加速すると思ってしまう心理はよくわかる、、、たまにやってしまうなら問題ないですがとても危険。レッドゾーン手前など回し切る手前でシフトアップしないと駄目ですよね。それと初心者にありがちなエンブレに頼りすぎる減速、だけどこれはベテランライダーでもけっこうよく見かけます。コーナー手前でエンジン唸り過ぎてるのでよくわかる。まずはしっかりブレーキを使って減速して同時にギアを減速しないとエンジンへの負担も激しい。高回転を維持したいパターンやブレーキングが苦手でエンブレ使える低ギア固定で走るパターン、エンジン音だけ高鳴って前に進んでいないやつでコーナー連続する小さいサーキットでありがち。これもエンジンにヤバい。
実際私も16才の中免取りたてで新車買ってそこから半年も経たないうちにサーキットでクランクやってしまった苦い経験ありましてバイク屋のオヤジによ~く色々教えられました。走りは転んで覚える、エンジンは壊して覚える、そんな懐かしい青春時代。カストロールが一番いいオイルだと信じてた若者達にWAKO'Sいいぞと教えてくれたバイク屋オヤジ。そんな80年代でしたね。
それと特に8月や9月の灼熱でのサーキット走行。私も新車から3ヶ月後のR25初サーキットの午後2時の一番路面温度高い時間帯で走行15分あたりからエンジン垂れてきたのはわかってたんだけど20分走行終えてピットに到着する頃(ラジエーターへの送風がなくなった状況)に水温計が真ん中より上にぐいぐい上がり出したのを2回程見ました。幸いオーバーヒート手前で何とか。ビッグラジエーターに交換する方法もありますけど私の場合はレースは出ないでフリー走行だけだからWAKO'Sのヒートブロックで対策して水温計を注視しながらやりくりしています。
それとエンジンオイルもとても重要なのでモチュールのエステル系かヤマルーブのGPを1,000km毎に遅くても1,500kmスパンでは交換しています。費用は大変だけどサーキットは止められないな。月1位でゴルフ行ったり夏はジェットスキー所有してたりとは比較にならない。サーキット遊びは走行費や油脂類やタイヤなど数倍かかる懐にも過酷である。
普通のバイクはあくまで公道使用での性能しかなくサーキット走行するには走行前日までに各部メンテナンスは不可欠です。性能を使い切れる楽しさが250CCにはあると思います。バイクからしてみたら流石に参ってしまう。最高出力を抑えられている最近の250CCとは言えその反面回せばマシンへの負荷はかなり過酷です。壊さないように注意しましょうね。250乗る人はどうしても皆さん高回転まで常に回すので壊れやすいのは確かです!4輪で言えば軽自動車~1500cc以下と同じだからサーキット走行で永く使いたいなら大型バイクの2倍整備しましょうね。
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2020/12/25 11:48:58