前々から予定していたセントラル暖房の不凍液交換。
約10年前に暖房ボイラーを交換した時に不凍液は業者さんで交換しましたが、その間は交換してません。
密閉式なんで不凍液の汚れは酷くならないですが、劣化した臭いがしますね。
エア抜きや加圧する時に何回か水を補充したんで、濃度も薄くなってるはず。
まずは準備です。
不凍液を抜くための道具を作ります。
ホームセンターで買ってきた部品です。
開封の儀。
まずはシールテープ巻きますか~。
組み立てます。
完成!!
これにエアホース繋げて、不凍液を押し出します。
ボイラーは1階のボイラー室にありますが・・・
普段入らない場所なんで、まずは掃除機かけます。
圧力計を見たら、圧が低くなってますね。
どこからか少しずつ漏れてるのかも。
今入ってる不凍液の濃度を見てみます。
濃度計を使いますよ。
この濃度計、自動車のクーラント、エチレングリコールと住宅用の不凍液のプロピレングリコールの両方が測定できます。
測ってみたら・・・
濃度、低いですね~。
水を足したりしたんで下がったんでしょうね。
そして主役の圧送ポンプの出番です。
使おうと思ったら、中に残ってた水が腐ってました(笑)
ヤバイ状態です。
外に持って行って、洗います。
なんとかキレイになりました。
こちらのポンプ、業者さんが使ってる物と同じです。
株式会社三相電機さんの圧送ポンプ CL-1521ってヤツ。
けっこう高かったですが、エア抜き作業、加圧作業、不凍液交換作業の工賃を考えたら、すぐに元は取れますね。
ちなみに・・・
ネットではわりと安く買えますが、もともとが高いですね。
準備は整いました。
早速作業開始!
先に作っておいたエアーツールを接続します。
エアーコンプレッサーを作動させて、圧縮エアーを作ります。
ただし、そのままの圧力では高すぎるので、減圧して使います。
コンプレッサーのレギュレーターバルブで圧力調整しますよ。
2Kg/cm²もあれば十分ですね。
配管内の圧力で抜けるだけ抜きます。
圧力が0になりました。
ここからエアーで加圧して不凍液を抜きます。
抜けるだけ抜いたら、エアーを外してホースをポンプに繋げます。
ポンプに水を入れて配管内部を循環させて洗います。
循環させると汚れがポンプに溜まります。
水の色もまた赤くなってきます。
底に溜まったゴミですね。
このポンプは優れもので、フィルターが付いてて循環させておくだけで、どんどんゴミも取ってくれます。
音が気になったのか、うちのグラン君が見に来てました。
抜いた水を捨て、キレイな水を入れて・・・
これを繰り返して配管内部を洗います。
キレイになったら新品不凍液の注入です。
これを使いますよ。
ネットで買うと安かったです。
新品不凍液を圧送したら、各パネルヒーターのエア抜き作業です。
パネルヒーター・・・
1階は2枚、2階は4枚、3階は3枚あります。
全部で9枚あるんです。
これ全部エア抜きします。
ボイラー側ももちろんエア抜きします。
過去にボイラー側にエアーが溜まり、エラー表示が出て苦い経験をしております。
ボイラー側の配管にもエア抜きバルブがあって、安全弁からもエア抜きをすれば間違いないでしょう。
最終的な不凍液の濃度はこんな感じに調整。
凍結温度はー26℃付近ですね。
十分な濃度です。
不凍液は原液で約25リットル使用しました。
最後は加圧です。
0.06MPaで設定しました。
次の休日にでも試運転してみますか。
これで今年の暖房は安泰です。
しかし、灯油が高すぎる・・・。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/09/27 00:14:28