VIDEO
1
FerrariやAstonMartin等でおなじみの純正パーツを用いて、リアバンパーにCTEK用のマグネットソケット(所謂メス側)をインストールした。
2
パーツはベントレーのディーラーに頼んで、OEM品の「3Y0915525C」の国内工場在庫を1個譲ってもらうのが良い。定価26,600円(2021年時点)とやや高いが、最も簡単だ。
過去にはベントレーの購入歴があり自分の担当者が居るなら、個人輸入の手間もなく手っ取り早い。
英国からの個人輸入が苦でないようならば「Magcode power port 12V」を買うことも出来る。
モービルセンターwww.mobilecentre.co.ukではたったの12ユーロ(約1,500円)で売られており、同一品だがベントレーディーラー経由の17分の1未満で調達可能だ。国内へも7~10日あれば届く。
3
4
原理としては、本来12Vバッテリーの+-両端子からスタートしたケーブル2本をリアまで引くだけなので、ゴール付近はほぼバックカメラ取付に準じた作業である。…のだが馬鹿正直にフロントから導線すると大手術になるので、等電位たるリアエンジンのセルモータ+-端子をスタート地点とすればエンジンルーム内配線だけで完結するため内装を解体することもないし、キャビンを貫くホース類に切れ目を入れることも一切ないので最も賢い。
唯一の注意点として、将来リアバンパーを着脱する際に毎回困らないよう何らかのカプラー類を1ヶ所噛ませ、配線を途中分離可能にしておくこと(さもなくばディーラー整備の際にケーブルを引きちぎられてしまう)。
とはいえ普通にバックカメラを取り付けた経験があれば誰もが思い付く事なので、逆に何も考えず1本のケーブルのみでピンと引いてくるというような行動の方が余程至りにくい話ではある(汗)。
5
そしてこれは、万が一のため+配線の途中に直列してある15Aヒューズホルダーだが、このようにポルシェ991のエンジンコンピューターが収まっている部分(右肩)に空間的な余裕があるので、同部位にタイラップ等で固定し露出させるのが良い。
※必須ではないがその辺もFerrari純正システムをトレースしてみた。
6
写真の目隠しパネルを上にめくることで、工具要らずでいつでも上述のヒューズの状態(短絡イベントがあれば焼き切れる)を目視確認出来るという仕組み。まさに純正仕様。
本例はRR車であり、「FR車のパナメーラやメルセデスはフロントにセルモーターがあるから配線が面倒か?」と思うかもしれないが、彼らは重量配分からそもそもバッテリー本体がリアトランク下にあるので全く問題無い。一方MR車のフェラーリやランボルギーニは本車の様にリアのセルモーターの金属からの配線で大丈夫なので、実はほとんどの高級車で純正パーツを解体することもなく長さ1~2m程度でリアバンパーへ配線可能だったりする。
7
このマグネット式コネクタの利点は何といっても、CTEKで充電したまま忘れて発進したとして大切なボディを傷付ける心配が無くなることだ。また装着時も目視せずワンタッチとなり充電の手間も激減するため、愛車にとってはあまりにもメリットが大きすぎる加工の筆頭。
製品自体はIP6K9Kクラスの防水性能あり。そして一見Magcode power port(メス側)は+-極の金属が露出しているように見えるものの、実は磁力を帯びたオス側の接近がなければバネの反発力で常時車体側(メス内部)の回路が切られており「絶対に通電しようがない」仕組みが取られている。実際ほぼ全ての高級車に純正採用されている安全なシステムであり、ポート部が洗車や雨でどれだけ水に濡れたからとて(上記の理由でそもそも回路が閉じていないので)短絡する心配は全くない。
一応、イタズラ対策に上述の15Aヒューズソケットを直列してはいるが、この保険が発動することは永遠に無いだろう。
8
手前味噌だが、純正然としたクォリティには仕上がっている。
このように、給電中の見た目はさながらEV車といったところ。
基本的には年中接続しておけば間違いはないだろう。
フォトアルバムの写真
関連パーツレビュー
[PR] Yahoo!ショッピング
おすすめ順
売れている順
[PR] Yahoo!オークション
入札が多い順
終了時刻が近い順
関連整備ピックアップ
関連リンク