カゲカロのブログ一覧

先日、マークⅡのオーバーホールが終了し、無事に引き取りに行ったのですが、帰り道の最中でスピードメーターが動かなくなってしまいました。自分なりにあれこれ考えたのですが、「とにかく一度、今まで使っていたドリブンギアに戻そう。」となりました。そして今日、またまたいつものショップに行って、早速社長サンに事情を話して見てもらう事にしました。

外したドリブンギアと、それまで使っていたドリブンギアを比べてみると、「あらー、やっぱりね～。」歯数が『３２』と『３５』で違っており、歯車の直径も違っていました。・・・そうなんです、それは承知の上だったのです。なぜならこのギアを交換することで、メーターの補正をしたかったからです。事実、動いていたわずか５０キロ弱は、ナビのスピード表示とほとんど同じでちゃんと直っていました。ですが、そのうち動かなくなってしまいました。このことを相談したら、「無理やり歯数の違うギアを押し込んだので、ドリブンギアの歯が舐めてしまって無くなってしまったのではないか？」と言われました。

ですが実際は歯当たりも然程問題なく、どう見ても「歯が舐めてなくなっている」とは見えませんでした。メーターケーブルも、ギアまでの間も切れているようなことは無く、ちゃんと駆動していました。そうなると、問題はいよいよミッションの中身に問題があると言う事に絞られたのですが、「こっちが壊れるのか！？」とすっかり頭を抱えてしまいました。

ドリブンギアを外した穴から中を覗いてみると、どうもドライブギアの位置がずれているように見えました。もしかしてギアの位置が動くのかと思い、中指を突っ込んで触ってみたら、




「・・・ええええ！？」



シャフトの上をにわかにスライドするではありませんか！大きいギアを入れた際に、暫くは歯が噛んでいたのでしょうが、そのうちに後方に押されてしまったのだろうと断定しました。ですが、「ギアが簡単に動くのか？」という疑問もうまれました。８６なんかだと、ドライブギアはスプラインを切ったシャフトにしっかりはまっていて、前後をＣリングで留めてあるのですが、このミッションにはＣリングの溝どころかスプラインすら切ってありませんでした。

もう、本当にワケ分からなくなってしまったのですが、ドライブギアを前方にスライドさせたら、１つ穴を見つけました。コレが一体何の為の物かと随分考えました。貫通しているのでもないし、イモネジが入る穴でもないし・・・。ウンウンと考えていましたが、ふと、ドライブギアの横にピンらしいものを見つけました。その時ふと


「・・・もしコレが穴に嵌って固定できたら？？」


と思い、ギアをスライドさせて、ピンの先端をその穴に「パチッ！」と納めました。すると、それまで動いていたドライブギアがピタッと留まったではありませんか！「えええ！？これっぽっちのピンで、留まっているだけ～！？」と半信半疑でしたが、その後元に戻してエンジンを掛け、ギアを繋ぐと、




「よっしゃ！！動いたー！！」



ついにメーターが動き出しました。シフトアップ、ダウンしたり、リバースに入れても、動かなくなることはありませんでした。そのまま１００キロほど走行しましたが、今まで通りにちゃんと動いています。正直ホッとしました（＾＾；

今回の件は、普段そう触る事の無い箇所の不具合でしたので、頭を抱えて悩んでしまいましたが、結果的には、「めでたし！めでたし！」となったので良かったです（＾＾；

最後になりましたが、今日の件も含めエンジンのオーバーホールを施工して頂きましたショップの社長サン、本当にお世話になりました！！ｍ（＿　＿）ｍﾍﾟｺ!


今日の作業は、こちらからご覧ください～