
不満な点を差し引いても ★★★★★
4ドア=快適な4人乗りではなく、後部座席はよほど気をつけていても、知らず知らず内装・外装にキズが付く覚悟と、運転席と助手席が後部座席に気を使って、シートを前寄りにすれば小一時間は乗れるというのが、このクルマの正直な居住性です。
ラグジュアリーカーなので、二人でゆっくりが最高の乗り方と思います。
ラピードSの方が、8速であり馬力や内装ディテールのこだわりで上ですが、ラピードの方が伝統的なアストンフェイスで、ボンドカーのDBSとDB9の面影を感じる事ができます。
<エンンジ>
6.0L V12エンジンは、フォード製V6×2機をコスワースで組み上げたもので、同時期のVirage、DB9、Vanquish、DBS、One-77、Zagato(組み上げは異なる場合あり)にも採用され、チューンこそ違えど、エンジンの情報を汎用的に入手可能であり、非常に完成度と信頼性の高いエンジンです。アストンマーティンの重厚なエグゾーストは、このアイコニックなV12エンジンがあってこそ!
整備記録を見ると、エンジンルーム内の高温に起因した、センサー故障は多いようです。→オイル過多が原因と推測(オイルフィルター含め11LがMax)。整備手帳参照。
<ミッション>
トルコン式でスタートと加速は非常に滑らかです。
オートマ時に、シフトチェンジのタイミングを気にかけてみると、やはり8速のラピードSに分があると容易に推測できますが、シフトチェンジのタイミングが、そこまで気にかかるような出来ではないので、十分満足しています。2024.7ATF交換でさらに滑らかに。整備手帳参照。
<外観・購入動機>
目立ち過ぎない外観に、重厚でジェントルなV12サウンドを響かせる、静かなオーラを纏ったようなクルマです。
アストンマーティン社のフィロソフィーに共感し、このクルマに見合った自分になりたい!とオーナーになる事を決意しました!