
どこかで聞いた話ですが、手段そのものが「目的」となるとそれは趣味になるそうです。
・ドライブ・車
移動手段としての運転そのものを楽しむ。
移動するための道具としての自動車そのものを楽しむ。
・料理・グルメ
栄養補給の為の調理や食事そのものを楽しむ。
・カメラ、写真
記録手段としての撮影そのものを楽しむ。
等々、、確かにあながち間違いでも無いように思えます。
私は車が趣味ですが、同じように時計(主に腕時計)にも興味があります。
考えてみると、時間・時刻を知る為の道具である時計そのものが好きなので、時計も趣味なのかもしれません。
導入が長くなりましたが、そもそも車と時計には強い関係性があり、時計ブランド各社はその関連性を意識したモデルを多数リリースしています。
ここでは、車と関係が深い時計の機構やモデルについて紹介してみたいと思います。
独断・偏見にまみれた長文・乱文ですが、お時間ある方はどうぞお付き合いください。
1、モータースポーツと時計
コンマ1秒を争う自動車レースと、時間を計測する時計は親和性が高く、その関係性を象徴する機構やモデルが多くあります。
(1)モータースポーツと関係が深い機構
・クロノグラフ(ストップウォッチ)
時計の主目的は時刻を知ることですが、クロノグラフは「時間」を測るための機構です。
スタート・ストップボタンでグラフ秒針を動かし、リセットボタンで0に戻ります。
(以下、全て画像は拾いです)
個人的にはメカメカしくて好きな機能ですが、機械式時計においては値段と重量が上がる要因の一つです。
そして買っても使わない(故障が怖くて使えない)。
・タキメーター
上記画像の時計の一番外周にある細かい数字。
クロノグラフ機能を使って、速度を測ります。
使い方は、「クロノグラフの計測開始から1km移動した時点の数字を読み取ることで、速度がわかる。」というシンプルなもの。
1kmが測れて、速度が測れない状況に陥ったことがないので、使ったことはありません。
(2)モータースポーツと関連が深いモデル
・ロレックス デイトナ
モデル名の由来はフロリダ州デイトナビーチ。
言わずと知れた高級時計ブランドロレックス。そのスポーツ系モデルの頂点に君臨するのが、このデイトナです。
ステンレススチールモデルの定価は130万円そこそこですが、品薄により250〜300万円近いプレミア価格に高騰しています。世界各国のロレックス正規店には、マラソンよろしくデイトナを探すランナーが溢れています。
・タグホイヤー カレラ
モデル名の由来は「レース」を表すスペイン語「carrera」。911と一緒ですね。
クロノグラフらしく、精密な文字盤を持つタグホイヤー の代表的モデルです。機械式時計の入門としてもとっつきやすく、高そうな見た目よりはリーズナブルです。
金融機関の新社会人1年目は大概このカレラに憧れるイメージ。
・タグホイヤー モナコ
モデル名の由来はF1レースも開催される「モナコ」
タグホイヤーのクロノグラフとして先述のカレラと双璧をなすスクエア型のモデルです。
スティーブマックイーンが映画「栄光のルマン」で着用したというストーリーを持つも、独特の配色とケースデザインは、お洒落さんでないとハードルが高い。若い人には人気ない?
(2)自動車ブランドと時計ブランドのコラボレーション
ここまでは、モータースポーツに由来したモデルでしたが、続いて特定の自動車ブランドと時計ブランドのコラボレーションモデルを紹介します。
①マセラティとブルガリ
(お似合い度★ ★ ★ ★ ★)
マセラティ乗りとして、このコラボレーションは欠かせません。
「何故、その組み合わせ・・・?」と言いたくなることも多い自動車×時計ブランドのパートナーシップですが、この両社はとてもお似合いだと思います。
イタリアンブランドという共通点は勿論、色気・妖艶といったキーワードとの親和性やラグジュアリー性、王道を外した拘りの選択という点においても共通点が多いです。
マセラティオーナーがブルガリの時計を身につけているイメージもしやすく、ベストマッチなパートナーシップです。
そんな2社のコラボから生まれた腕時計はこれらのモデル。
何れもマセラティブルーをアクセントに、よく纏ったデザインだと思います。
ギブリを買うと決めた日から、これらの時計も欲しくなりました。
②ベントレーとブライトリング
(お似合い度 ★ ★ ★ ★)
ベントレーのSUV「ベンテイガ」にオプション設定されたブライトリングの機械式オンダッシュ時計が高額すぎてニュースになりましたが(お値段何と3,000万)、この両社は2002年からパートナーシップを結んでいます。
空に因んだモデルが多く、パイロット計器としての実用性をコンセプトにしたブライトリング。
ハンドメイドでラグジュアリー、クラシカルなデザインにハイパワーエンジン、良い無駄が紳士の余裕に繋がるベントレー。
正直なところ、この2社がお似合いだとは、個人的には思えません。
ですが、そういった背景を吹き飛ばす両社の共通点はブランドロゴにあります(偶然?)。
ベントレーのブランドマークはこちら
対して、ブライトリングのブランドマークはこちら
ブランドイニシャルの「B」を翼で挟んだデザインは瓜二つです。
そんなブライトリングとベントレーからはこれまでに下記のようなモデルが発売されています。
時計×自動車ブランドのパートナーシップはパッと思いつくだけでも
iwcとamg
ランドローバーとゼニス
ランチアとゼニス
ランボルギーニとロジェデュブイ
フェラーリとウブロ
マクラーレンとリシャールミル
ベル&ロスとルノースポール
国内でも
オリエントとsti
アストロン(セイコー )とNSX
等々、数多くあります。
またいつか紹介させて頂きたいと思います。
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Posted at
2020/07/31 18:19:22