
アルファロメオ葛飾さんから開店2周年記念イベントのDMを頂いたので、以前から気になっていたジュリアの試乗に伺いました。
ジュリアはFRの4ドアセダンで、グレード展開は2L直列4気筒で200psを発揮するスーパー、同エンジンで280psを発揮するヴェローチェ、そして3L V型6気筒ツインターボで500ps超を誇るクアドリフォリオの3つです。
なお、現在はベースグレードであるスーパーの生産を一時的に停止しており、近日スーパーに代わるベースグレードを展開予定との事でした。
今回は中間グレードのヴェローチェに試乗させていただきました。
ギブリの購入検討に際し、比較検討していた車が何台かあります。
メルセデスのc43、ジャガーのXE、XF、ポルシェのマカン、そして今回試乗したアルファのジュリアです。
納車から数日しか経っていないので、正確に比較できるか自信がありませんが、以下ギブリと比較しながらジュリアの試乗感想を書いていきます。
内外装の感想
試乗車は、メタリックグレーの外装に、タンレザーの内装、19インチのダークグレー塗装されたホイールを履いていました。
①外装
アルファといえば、ソリッド赤の「アルファレッド」のイメージが強いですが、試乗車のメタリックグレーは雨で濡れた車体が太陽に照らされていて、とても美しく思えました。
曲線的なプレスラインが多用されているデザインなので、メタリック色が映えるように思います。
最上級グレードのクアドリフォリオに設定されるメタリック赤「コンペティションレッド」を見てみたいです。
フロントのデザインはかなり独特で、鋭いヘッドライトと、アルファ伝統の小さめの盾型グリルは、フクロウや、見方によっては昆虫のようにも見えます。
全体に曲線的なプレスラインが多用されている事で、かなり有機的なイメージを持ちます。
好き嫌いがはっきり分かれるのではないでしょうか。
個人的には、一度見たら忘れられないこのデザインは好きです。
同様のデザインをもつステルヴィオ(ジュリアベースのsuv)のデザインは好みではなかったのですが、車高の低いジュリアでは非常に映える良いデザインだと感じました。
また、純正の19インチホイール。これがとてもかっこよかったです。アルファが以前から多用している、5つの円を使って、6本のスポークを描くようなデザインですが、スポーク・リム共に細くなったことでレッドキャリパーが目立ちます。
外装で唯一気に入らなかったのはリアのデザインです。
リア単体で見るとシャープでかっこいいのですが、フロントから続いた有機的なデザインとマッチしていないように感じました。
4cや、ミトのような丸型テールランプとまでは言わないまでも、ジュリエッタのような少し柔らかさを持たせたテールでもよかったのではないでしょうか。
②内装
内装も非常に好印象なものでした。
タンのレザーがシートやダッシュボード、センターコンソールにあしらわれており、高級感があります。
流石に、レザーの質はギブリに用いられるポルトローナフラウのモノには及ばず、硬さはありますが、ベースグレードの価格が300万円以上違うことを考えると、十分以上です(ジュリアスーパー540万円〜、ギブリ870万円〜)。
シートはサイドサポートの張り出しが強く、相当にタイトな部類に入ります。シートの剛性感もしっかりしているので、タイト感が気にならなければ良いシートだと思います。
個人的には、前愛車アバルト595のサベルト製コンペシートに通じるものを感じ、懐かしさを覚えました。
ちなみに、シートは電動調整です。
ステアリングのチルト・テレスコは手動調整ですが、調整幅が大きいので、どのドラポジでもベストポジションを出せます。
また、ステアリング上のイグニッションボタンと、ステアリングコラムから生えるパドルシフトがスポーツ感を高めています。
全体的に、内装の雰囲気はギブリに比べてスポーティでした。
ドアの重さや、ドア接合部分の作り、レザーの質等で、高級感はギブリに軍配が上がりますが、低コストでも高品質に見える工夫が随所に見られます。
ラグジュアリーな内装をもつギブリと、スポーティな内装を持つジュリアという感じでしょうか。
この2台の価格差を考慮すると、コストパフォーマンスはジュリアの方が高いと思います。
ウインドウの操作スイッチや、ステアリングの一部スイッチ、ジュリアとギブリで同じだったし。。
余談ですが、ギブリに使用されるポルトローナフラウの革、同社のレザーソファーって300万円〜の超高級品です。
ギブリの内装コストの殆どが、シートに掛けられている気がします。
Posted at 2020/07/27 09:49:21 | |
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