
ギブリにはとても満足してますし、未だに納車の興奮が覚めないのですが、何となくアバルトが恋しくなり。。
サイズも用途も違うし、2台持ちのありだったのかなーなんて考えているうちに、595cが気になり始めました。
ということで、先日フィアット・アバルト江戸川にアバルト595cツーリズモの試乗に行ってきました。
アバルト595は
・ベース 145馬力
・ツーリズモ 165馬力で本革シートやオートエアコンなどを装備
・コンペティツィオーネ 180馬力でセミバケットシートやブレンボブレーキ、スポーツサス・マフラーを装備
の3グレード展開です。
オープントップの595cは、この内ツーリズモのみが設定されます。
ちなみに、3週間前まで私が乗っていたのは、ツーリズモグレードの左ハンドルMTにセミバケットシートやスポーツマフラーが装備された車両でした。
新車並行車だったので、日本には輸入されていない仕様です。
本国では、595cのコンペティツィオーネグレード等も設定されているようで、ぜひ日本にも導入して欲しいです。
【内装、外装チェック】
さて、今回試乗させて頂いたのは、
595c ツーリズモ、ソリッドホワイトのボディカラーに、ブラックの幌、内装のレッドレザーがおしゃれな一台です。
右ハンドルのAT仕様なので、日本の道路事情にもぴったりです。
こちらはトルコンATではなく、5速のMTからクラッチ操作のみをオート化しているため厳密にいうとAMTということになります。
アバルトのATに乗るのは初めてなので、変速感、操作感に注目です。
正面写真撮り忘れたので、展示車両。。
(この展示車両と同じホワイト+黒幌)
フィアット 500の丸っこい、お餅みたいなフォルムを、エアロパーツでドーピングした様な外見。
お餅に餡子をコーティングしたおはぎ、
シュークリームにチョコをコーティングしたとエクレア、
そんな感じの+α感が漂います。
ツーリズモグレードはシルバーのミラーカバーが標準装備で上質感がありますが、ここはアクセントカラーを入れてヤンチャな感じが似合いそうです。
ホイールも
なかなかにスポーティです。
ノーマル車高に16インチでも、車体が小さいので腰高感はありません。
リアのイメージは、
こんな感じ。
車体の4隅にタイヤが張り出しているフォルムで、
車体は小さくても安定感を生み出してます。
2017年のMCで、リアランプ類のデザインが変更になり高級感が増しました。
外装同色のパネルの周りをランプが囲んでおり、可愛さと上質さがあるデザインだと思います。
(以前はこんな感じ)
ちなみに、ツーリズモなのでマフラーはベースの595と同じ両側1本出しでした。
音は、レコードモンツァに比べて音量は小さく、音質は低音寄りです。
内装は、、

こんな感じ。
赤の本革シートと、ドアのアクセントがいい感じです。
ただ、このツーリズモ用の革シートに関しては好き嫌いが分かれそうでした。
座り心地は適度に張りがあり長時間座っても疲れなさそうな感触ですが、かなり座面が高いです。
以前乗っていたコンペ用シートでは感じなかったので確認してみると、10cmほどフロアから嵩上げされてシートが設置されています。
この嵩上げによって、後席に座った時に爪先を入れる余裕ができているのですが、フロントシートでは頭上の圧迫感が気になりました。
【試乗インプレ】
ATはイタリアンAMT車にありがちな、「1」のボタンを押してDレンジに入れるタイプ。
慣れれば使い勝手は悪くなさそうです。室内がコンパクトなアバルトではシフトレバーが無くなるメリットも大きいように感じます。
せっかくの595c なのでフルオープンで楽しみましたが、これは本当に気持ち良かったです。
室内の狭さから解放されて空を感じるオープンの良さはそのままに、通常のオープンと異なりサイドのピラーが残るので風の巻き込みは最小限。
走り出してすぐに歩道から車道に出る段差があったのですが、ここでは車体剛性の高さを感じました。
以前乗っていた2013年式のツーリズモにはない感覚です。
ボディには変更入っていないはずなのですが、新車だからかな?
ドアやリアハッチを閉じる時の音も違って聞こえたので、多少ボディ補強入っているのかもしれません。
エキゾーストサウンドは音量でレコモンには劣りますが、オープントップのお陰で耳に届くサウンドはむしろ迫力があるように感じます。
変速シャックが大きいと評判のAMTですが、個人的にはかなり気に入りました。
やはりトルコンATよりもダイレクト感があることに加えて、加速しながら変速した時の衝撃がクセになります。
一方で、上手くアクセルを抜いてやると、相当にショックを減らしながら変速することもできて、付き合いがいがあるシフトだと思いました。
【総評】
慣れ親しんだ595にcがつくだけでここまで変わるのか!という印象です。
アバルトの小気味良さや、やんちゃ具合、独特の世界観はそのままに、抜群の開放感や少しラグジュアリーな感覚が追加されたイメージです。
一台持ちだと中々人を選ぶと思いますが、2台目の選択肢としてはかなりありでした。
うーーん、、悩む、、、