私の悪夢には、おおまか二通りパターンがあって、
ひとつは高所パニック、
いまひとつは試験パニック。
試験と言っても、不思議と入試モノはまったく見ない。
決まって大学時代、それも一般教養(パンキョー)の語学だから笑わせる。
今朝は久々に試験モノを見てしまった。
パンキョー1学年目、後期試験の前日。
ドイツ語のノートがない。
正確に言うなら、クラスメートでガールフレンドでもあるK子ちゃんのノートのコピーだ。(コピーして製本するのが趣味だった)
下宿をひっくり返して探しても出てこない。
仕方なくK子ちゃんのアパートへ借りにゆく。
すっトボけた顔をして出てきたK子ちゃんは、なぜかカミサンだった。(カミサンとはMYは一緒だが、出身大学が違う。しかも彼女は苦労人なので学年は3つ下だ)
K子ちゃん宅の点けっぱなしのTV画面のなかで、ドイツ語のH教授が私を見つけて言う。
「ヘァ・ドゥンクル、一回もぉ私の授業に出席せずにぃ合格しようなんてぇ、エス イスト ゼァ シュヴェーァですぅ」(確かに代返が得意技であった)
大学生協に行って、一枚7円でコピーして下宿に帰る。(この辺はリアルだ)
まだ12時間ある。ここからダッシュしたらなんとかなるだろう。(いやなに、人生一夜漬けだ)
なぜか私はクルマに乗っている。(車種までは覚えていない)
既定の時間内に無事ゴールすればいいのだ。(試験勉強ではなかったのか)
助手席にはK子ちゃんも一緒だ。(顔がカミサンなのが許せない)
まず、2周ウォームアップして3周目でタイムアタック、8分を切れば合格。(ナニ?ニュルを走ることになったのか)
ダッシュボードには工場オプションのドイツ語電子辞書も付いている。(ありそうでありえない装備だ)
隣のグリッドには恋敵の達磨セリカ2000GTVがいる。(またあいつだ)
あろうことかK子ちゃんを乗せている。(いつの間に向こうへ行ってしまったんだ)
信号グランプリで勝った方がK子ちゃんを!奴が挑発している。(で、試験はいいのか)
怒った私を信号グランプリに誘って、クラッチをバラバラにさせる気だ。(一応、見事な軍略だと言っておこう。しかしニュルの周回タイムではなかったのか)
フハハハハ~~!
ヴヮ~カめ!
こちとら、今までのドゥンクルくんとは違うのだよ!
「ドッペル・クップルンク」が標準装備だ。(倍辛カルビクッパではない)
ムハハ、もらったな、この勝負。(ゼロヨンやるのか)
赤の信号灯点灯。
ブレーキを踏む、、、クイックロンーチのスイッチを押す、、スロットルを吹かして6500回転キープ、(すべてマニュアル通りだ)
ガ@ン汁が出てきそうだぜ。(最近シモ@タが多くなった)
アレスクラー!(そうだ、明日はドイツ語の試験だったな)
緑の信号灯点灯。
ここを先途とブレーキを素早く放す!(可能な限り素早くだ!)
ガヒュルルルルルルル...(唸れエンヂン、超えろ限界!)
...?
前へ進まない!(やっぱりか)
車体が前のめりするだけで前へ進まない。(前のめりするはずないんだが)
吹かしても吹かしても前へ進まない。(人生前のめりって、どこかで聞いたな)
ギャヒヒヒヒヒ~~~ン
クップルンクが悲鳴を上げている。(まずいぞ、カルビクッパ)
焦げ臭くなってきた。(いつもこうなんだ。話に夢中になってカルビを焦がすクセ)
GT-Rの角ばった姿が視界から消えてゆく。(こいつ、変身しやがった)
おお、愛しのローゼマリー!ボクを見捨てないでくれ。(K子タンではなかったのか)
♪兵隊さんはかわいそうだね、ローゼマリー♪
♪毎日天気とは限らない、ローゼマリー♪
♪でも、君はボクのタリスマンさ、ローゼマリー♪
♪何事もボクを導いてくれる、ローゼマリー♪(軍歌に逝ってしまっていいのか)
う~~~ん、そうだ、試験だった、ドイツ語の試験が、
試験に通らないと、文部科学省はすべての資格を剥奪すると、(ヲイ管轄が違うだろう)
ダァ~~~~~~~ッ!!(夢中で叫んでいる)
叫んでいる、自分の声で目が覚めた。
枕元で目覚ましソングのローゼマリーが鳴っている。
♪兵隊さんはかわいそうだね、ローゼマリー♪
♪毎日天気とは限らない、ローゼマリー♪
Posted at 2008/06/20 22:10:19 | |
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