クルマネタナシ御免蝙蝠
天候不順ながらいまだ日本列島は太平洋高気圧の圏内にある。
偏西風は遥か樺太以北にあり、厳しい残暑が続いているが、
空を見ると、ところどころに秋を感じさせる雲が現れ始めた。
上空の寒気の影響で現れる秋の雲、
高気圧の縁に沿って吹き込む南東からの湿暖気が作る積雲や、
塔状に発達する雄大積雲や積乱雲などの夏の雲。
これら、夏秋の雲が混交して空に行き合うようになると、
季節はほどなくして秋へと移り変わる。
もうすぐ秋雨の季節である。
九月の雨はなんというか素敵だなあ…
と思うマンネンフェルトであった。
閑話休題、、、
今年は少しまとまった数の雲を撮ってみることにした。
順に見て行こう。
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(C)どれみそくん
これはどちらかというと夏の雲である。
午後に積乱雲が発達してゴロゴロと雷公が鳴り始めた。
しかし、なぜかそれ以上には発達できなかった。
小雨を降らした後で、大きな金床雲を残して衰弱してしまったのだが、
それがまるで日傘のように太陽を遮ってくれた。
気温が下がって束の間の秋風を感じることができた。
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(C)どれみそくん
東南東から接近する上空の寒冷渦(寒気を伴った低気圧)と低空の湿暖気が創った雲。
高空の鱗状の雲は巻積雲(いわゆる鰯雲)と言って氷晶からなっている。
低空には湿暖気が創り出した積雲が千切れて流れてゆく。
おそらく雲底は数百メートルの高さであろう。
この日の夜は滝のような驟雨となった。
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(C)どれみそくん
高空の雲は巻雲と巻積雲。
低空は積雲。
南東の風が吹き付けているが、
寒冷渦の影響で風には幾分冷たさを感じた。
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(C)どれみそくん
空洞化した町の空に浮かぶ巻積雲。
電柱や電線もアクセントに活用できるか(笑)
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(C)どれみそくん
百日紅と巻積雲、、、
夏の終わり。
L1002190d posted by
(C)どれみそくん
巻積雲、、、否少し低いので高積雲なのか。
この辺りの鑑別は微妙である。
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(C)どれみそくん
百合も終わって、次は曼珠沙華。
嗚呼、色飽和との戦いが始まる、、、ヵ
Posted at 2012/09/03 23:46:22 | |
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