M 3 ?
お!?
オッサン久方ぶりのクルマネタヵ、、、
そう思って覗きに来られた読者諸兄、
釣ってすまって御免蝙蝠。
昨今、着々と車ナシの境地を啓きつつあるワタス、
当の然、話題はビーエムなどではない。
M3とは、、、
M型ライカ一番手にして、
最初で最後の高みを極めてスマッタ名機。
そこがライカにとって栄光でもあり、後々の悲劇でもある訳だが、
事の委細は話していると長くなるので、
成書を読むなりググってみるなりしてみて候へ。
要は、M9Pを買いに某代理店へ行ったときに初めてM3に触って、
あまりのクオリティーの高さに衝撃を受けて、ビビッと来てスマッタのである。
爾来M3の虜になって、あちこちを徘徊し探し求め、
やっと6月に某ザギン方面グッチの近くのアソコにある、
この綺麗な初期ロットのM3にたどり着いたのであった。
DSC07202d posted by
(C)どれみそくん
ビロード張りの元箱。
DSC07205d posted by
(C)どれみそくん
本革速写ケース付。
DSC07206 posted by
(C)どれみそくん
保証書に取説。
DSC07183 posted by
(C)どれみそくん
軍艦部に擦れ傷があるが、中身は非常に良い。
ワタスは使い倒し派なので、多少なら擦れ傷は気にならない方だ。
DSC07187 posted by
(C)どれみそくん
ズマリット5㎝ f=1:1.5、フードとキャップ付き。
キャップは本来真鍮製のはずだが付属していたのはアルミ製であった。
このズマリットはフィート表示で、米国仕様である。
ヘリコイドリングを無限大に合わせるとパチンと鏡筒に響くような音がしてロックがかかる。
DSC07213 posted by
(C)どれみそくん
前玉に少し拭き傷があるが、1954年製ということを考えると上々のコンディションである。このレンズのもとをただせば、戦前からあるシュナイダー製の高速レンズ・クセーノンである。1959年にズミルックスが登場するまで、ライツの大口径高速レンズの頂点にあった。今の感覚でいえばノクチルックスみたいなものヵ。
DSC07212 posted by
(C)どれみそくん
美しい円形絞りと「二重額縁」型ファインダー。
M3のファインダーは凝った造りになっている。
話すと長いのでアレするが、このほぼ等倍の「望遠系」ファインダーは、
非常に繊細かつ手間ヒマコストをかけて作られており、
後々のM9に至るまでのファインダーとは出来が違う。
DSC07192d posted by
(C)どれみそくん
両目を開けて覗くと、空間にぽっかりブライトフレームが浮かび上がる。
距離計窓も大変明るく見やすい。勿の論、ファインダーはオーバーホール済みで、距離計には気になるズレもない。ま、角が円いブライトフレームはご愛嬌。そもそも、視野率80%少々なので細かいことは気にしないことだ(笑)
DSC07194 posted by
(C)どれみそくん
シャッターは非常に静かで、スロー時のジィイイという音も申し分ない。
DSC07196 posted by
(C)どれみそくん
ごつい金属製フードには、
ファインダーのケラレを軽減するための切欠きがあり、
DSC07195 posted by
(C)どれみそくん
フード裏には反射防止の畝々がある。
昨今のプラスティック製のフードとは一味違った風合いが見て取れよう。
DSC07199d posted by
(C)どれみそくん
フィルムの装填は一種独特の儀式である。
少々慣れを要するが、一見さんお断り的なところがステキだ。
フィルム圧板はガラスでできているが、あとはすべて金属製。
こういうところがワタスの琴線に触れるのだ(ワラ)
乱暴な言い方をするならば、、、
M3はカメラの空冷911である。
この喩、、、空冷911に乗った方にはわかりやすい思う。
空冷911は空冷大魔界と呼ばれているが、
M3にも金属大魔境という言葉がある。
とうとうワタスは、この巨大ブラックホールの手前まで来てスマッタのだろうヵ( ̄▽ ̄;)
DSC07184d posted by
(C)どれみそくん
ズマリットの円形絞りがブラックホールの降着円盤に見えなくもない(汗)
Posted at 2012/10/25 01:00:09 | |
トラックバック(0) |
みんなのカメラライフ | 日記