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黒龍~BNR参弐・弐号機のブログ一覧

2011年05月02日 イイね!

宮古島から一週間がたって~後編

バイクパートに入った頃には陽もかなり昇り、暖かくなってた。そのせいか、足の張りも再発せず、快調にクランクを回せた。

25キロ地点は風が強いと聞いていた池間島大橋。昨日は突風のような風で旗もなぎ倒されていたところだ。でも今日は快晴で風も穏やか。たしかに逆風は吹いていたが想定内だった。昨日とは全く色も表情も違う海に見入ってしまった。


50キロ地点は一周目と二周目の分岐点で、通過時点での平均速度は31キロ台。ちょっと自分としてはハイペースだ、この分岐点で余裕を持って帰ってこないとヤバいと思い、ややペースダウン。ちょうどその地点からは上りが城辺まで続き、自分のペースを取り戻せた。そこから東平安名崎までは下りだ。灯台に向かうコースは断崖絶壁の吹きさらしで、否が応でも風の煽りを受けた。ここで70キロ地点。

灯台を過ぎるとしばらくアップダウンが続く。そこを過ぎると長い下り坂、そして再び大橋が。次は来間島への橋だ。ここも風はあったが、エメラルドグリーンの海を見渡し、「すげー!!!」って叫ぶ余裕があった。右手にはさっき泳いでたスイムの会場が遠くに見えた。島でUターンしたらスタート地点の東急リゾート前を通過。あと55キロだがまだ足は元気だ。100キロ地点での平均速度は29.5キロ。これでも想定ペースよりやや早い。


すると案の定、120過ぎから疲れが見えはじめ、130キロ過ぎからの連続する上りでまあまあ脚力がそがれてしまった。最終平均速度は28.8キロぐらいだったかな。しかし、トランジットで着替えている時はまだまだ元気で、予定タイムより大幅に早くバイク降りられたのが気持ち良くってテンションあがり、となりの人としゃべりまくってた。ここでも、パワーバーを食べたが、もうパワーショッツやメイタンはバイクパートで飲み飽きて受けつけません。梅チューブを一口吸ってランスタートした。走ってスタートできた。

ランコースは佐渡国際とは違って、かなり頻繁にエイドステーションがある。ほぼ2.5キロごとにある。これは助かる。暑いラン前半はスポンジをもらい、身体を冷やしながら走った。手持ちの栄養剤は飽きてしまい、エイドにあるおにぎりや黒糖、バナナなどを食べた。普通の食事のほうがのどが通る感じだ。5キロを過ぎたところで先頭集団が来た。宮古島に着いた日に一緒にご飯を食べた河原さん、今年にかける意気込みはハンパないのは知っていたが、いったい何位だ!?ペースカーが何台か過ぎ一位の選手が近づいてきた。うすむらさきのウェア、河原さんだった!!それを見たら全身に鳥肌が立つのを覚えた。有言実行、でもそんなたやすいレベルじゃない。また体のカテコラミン濃度が上がるのを感じた。その後エイドステーションで、河原さんの優勝を聞いたのはどの補給よりも効いた。

ハーフの折り返しまでは全体的には登りだが、足は意外と元気で、時速8キロペースで走り続けられた。折り返しを過ぎると当然下りが多くなった。すると奈良マラソンの時痛めた膝の外側がまたピキピキ痛くなってきた。これはスイムに続く危険信号第二弾。無理をせず30キロ地点からしばらく早歩きに変更した。約5キロほど時速6.5キロでいった。35キロ過ぎで残り時間は2時間ほどあった。歩いてもゴールできると思うとジーンときた。でも、それは自分が許さなかった。やはり力を出し切りたかった。幸いペースダウンし、エイドごとに氷とスポンジもらって足を冷やしていたのが効いたのか、子供がかけてくれたエアサロが効いたのか、残り7キロは立ち止まることなく走れた。時速7.5キロほどのペースだったが、走り続けた。もう日は暮れてしまったが、沿道の応援はひっきりなしに続き、最後の力がみなぎった。徐々に街路樹にかけられた提灯の列が見えてきた。もうすぐゴールの競技場だ。そう思うと涙が出てきた。止められなかった。競技場に入った時にはもう景色が完全にぼやけてしまっていた。アナウンスで自分のゼッケン番号と名前が呼ばれてる、涙を拭いて正面向いてゴールしよう、ゴールテープが見えてきた。思いっきり両手でテープをつかみ頭上に掲げてゴールした。ゴールした時は満面の笑みだったと思う。こんなに自分のやったことで感動できることなんてそうそうないなと思った。

結構ずっしりとしたゴールドメダルをかけてもらい、先にゴールした友人らと握手をしているとちょうど残り時間1時間の合図の花火が打ちあがった。この花火がゴールしてから見られるとは思ってなかったので新たな感動がまた押し寄せてきた。


ゴールでは優勝した河原さんがいた。優勝おめでとうございますって言ったら、完走できてよかったですねと逆に言われ、うれしかった。二人ともくしゃくしゃの笑顔で写真を撮ってもらった。

次いつ出られるかわからない、全力出し切れるのは今日だけかもしれないという気持ちで挑み、今の自分の力での最高の結果が出せたと思った。こんなバカな自分に付き合ってくれた家族や同僚、友人たちに深く感謝している。


でもこれはまだ今年の序章。
下半期最大のイベント、佐渡国際トライアスロンがまっている。
昨年のリベンジに向けてまた走りだそう。
Posted at 2011/05/02 03:26:44 | コメント(7) | トラックバック(0) | トライアスロン | 日記
2011年05月02日 イイね!

宮古島から一週間がたって~前編

朝5時半。街灯のない宮古島の外はまだ暗く、凛とした空気が心地よかった。若干の肌寒さはあるが昨日に比べると嘘のように風は凪いで穏やかだった。

初めの競技、スイムの格好に着替え、ウェットスーツを腰まではいてスタート地点の東急ホテルへ向かった。

宮古島トライアスロンは種目ごとにトランジッションエリアが変わるため、3つの袋に荷物を分けないといけない。スイムを上がった時用、バイクを降りた時用、ゴール後の着替え用だ。これが結構重い。
一つをバイクトランジットに置き、あとの二つを係りに預けた。選手受付の日に手首に巻かれたバーコードで受付を済まし、肩にゼッケン番号を書いてもらう。足首に巻きつけるタイム計測用パッドを取り付ける。

昨日貯託したバイク置き場で入念に荷物のチェックとトランジッションのシュミレーション。意外とあせって着替える順番間違えたり、ゼッケンベルト付け忘れたりとトラブルが多い。入念にしていても、ベテランと初心者はここでのタイム差がかなり大きいことは後日知ることとなった。

徐々に朝日が昇り始め、空は雲ひとつない青空が映し出されていた。6:30、準備を終了した仲間たちとスイムのスタート地点へ移動した。そのエリアへ入るともう外には出られない。だんだん自分が緊張しているのがわかった。気温の割に足もとの砂は異様に冷たく、ゆっくり歩いてられず試泳エリアへ走っていった。600メートル先の第一ターンのブイを確かめる。佐渡国際に比べるとずいぶん近くに感じる。それだけでも、気持ちが和らいだ。海に入ってみると水中のほうが暖かく快適だった。昨日はかなりのうねりが見えていたが、今朝は細波、泳げば真っ白な海底が広がっていた。なんてきれいな海なんだと見とれていると、さっきまでの緊張がすうーっと和らいでいくのが感じられた。その時初めて「宮古島最高!!!」って思った。

6:50、いよいよスタートが近づいてきた。どこからスタートするかも大切だ。自信のない頃は一番後ろからと思っていましたが、今回は仲間につられ、エリート選手のちょっと後ろあたりを陣取った。ちょっと無謀だが作戦があった。説明会でロープの内側をしばらくは泳いでもよいと言っていたので、バトルに巻き込まれないようにスタートしてすぐロープをくぐり、しばらく内側を泳ぐことにした。 

6:55、あと5分。今まで自分ができる範囲でやってきた練習を信じ、そんな自分勝手な俺を黙ってみてくれてた家族や友人、仕事場の同僚たちに感謝を想い、キャップを被り、ゴーグルを装着した。大きな深呼吸を何度かした。宮古島の澄んだ空気が肺胞を浄化してくれるような感覚。放送からの掛け声が響き、選手たちがそれに合わせ「エイ、エイ、オォー!!!!」。「きたぁ!!」俺の身体の中のカテコラミン系が全開で賦活されてくると、とうとう7:00、スタートッ!!!!

足がつくあいだは歩き、仲間とお互いの健闘を祈る意味で目配せし、水しぶきの中へ突っ込んだ。だいぶ初めの水中バトルも冷静に対処できるようになったと思いながら、ロープ内側へ。しかし、そこも結構人がいた。同じような思いの者はいる訳だ。そんな事を考えながらどんどん泳いだ。昨年の佐渡国際とは違ってパニックになる事もなく海底をながめながら泳げた。1700メートル地点の第二ターンのブイまでは潮の流れに乗って比較的楽に泳げた。時間にして35分だった。自分にしては上出来のタイムだった。鋭角に第二ターンを曲がるとそこからは潮の流れに逆らう方向になり、とたんにペースが落ちたが快調に泳げていた。このままのペースなら1時間ぐらいかと2300メートルの表示を見た時、急に左ふくらはぎがピクピクしだした。これ以上動かしたら攣ってしまう感覚。やばい、アキレス腱を伸ばし、なるべく足を使わないで泳ぐように変更。これはきつかった。なかなか思うように進まず、どんどん抜かれた。さらに左をかばって泳いでいたためか、右ふくらはぎも同じ状態おちいった。この瞬間リタイヤが頭をよぎった。いやいや、筋肉は過緊張でヤバい状態だが、まだ完全に攣ったわけではないと心を落ち着かせ、ひとまずロープにつかまり、足をマッサージし、伸ばした。これで筋肉の緊張が徐々にとれ、数分のビハインドで再スタートできた。このあとは何とか再発せずスイムゴールへ。時計の表示は1時間9分。上出来だと思った。もっとロスしているかと思っていた。上がってからシャワーを浴び、トランジションエリアまで走ったが、足は大丈夫。芝生でウェットスーツを脱ぎ、バイクウェアに着替え、順番通りゼッケン、手袋、サングラス、ヘルメットを装着した。パワーバー半分とべスパ一服し、155キロの島一周半のロングライドに出た。

Posted at 2011/05/02 00:59:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | トライアスロン | 日記
2011年05月01日 イイね!

地元大阪の大会ですが冷や汗手(パー)

地元大阪の大会ですが大阪国際トライアスロン舞洲大会に申し込みました。
実はあんまり積極的には参加したくはなかったのですが、仲間うちの賭けに負けたので出場します(汗)

だって今まで出場した仲間で下痢したり、発熱したりと、やはり水が悪すぎるんで冷や汗

出場前にビオフェルミンなどのローディングが必須ですな。
Posted at 2011/05/01 16:58:52 | コメント(3) | トラックバック(0) | トライアスロン | モブログ
2011年05月01日 イイね!

だいぶ戻ってきました

だいぶ戻ってきました宮古島から帰ってきてから、下痢したり、足が張ってむくんだり、体調不良でしたが、復活しました。
体重も75キロまで増えてたのが、71キロ台に戻りました。
でもバイクで焼けた肌がボロボロです。
Posted at 2011/05/01 16:30:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | トライアスロン | 日記
2011年04月27日 イイね!

夢来人のお土産品

夢来人のお土産品島田紳助プロデュースの宮古島民宿『夢来人』で開発された『おかずですよ』、買ってきたんで早速食べてみました。
まぁまぁ美味しいかな。ちょっと油っこいかな。
食べるラー油に牛肉が入ってる感じです。
Posted at 2011/04/27 07:41:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | モブログ

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