『北海道旅行』3日目(9月20日)も夕刻16時半になり、「屈斜路湖」南岸に在る和琴半島の「和琴フィールドハウス」から時計回りに約2.4km、約1時間の『和琴半島自然探勝路』も、半島先端「オヤコツ地獄展望台」まで来て、記念撮影も無事終了。
緯度の高い北海道は、夕方の日の陰りも本州…特に私の住む関西に比べれば、少し早いような感じで、周りの森林の鬱蒼とした環境も相まって、既に薄暗くなって来た…
足早に、残りの東岸を進み、和琴半島の根元に近い「和琴フィールドハウス」まで戻って来た。
この辺りは開けているが、やはり次第に薄暗くなりかけている…
時刻は17時過ぎ、フィールドハウス施設内でお手洗いだけ済ませて、駐車場に戻り早速ヤリスに乗り込んだ。
日が傾いて辺りも徐々に薄暗くなってきて、そろそろ今夜の宿へでも向かおうか…と、ナビの設定入力を開始する。
3日目の宿は、弟子屈町に在る『ペンション アトレーユ』である。
ここも、妻が予約した宿だが、朝夕の料理が美味いと大評判で、オプションの“屈斜路湖からアトレーユまで”の川下り(釧路川源流カヌーツアー)が人気なのだ。
約10分で到着した『アトレーユ』前の駐車場には、既に3台のクルマが停まっており、ヤリスを停車後、早速後席の荷物を取り出し、本館であるカナディアンログハウスの玄関から入り、チェックインの手続きをする。
オーナーさんは高齢の奥さんだが、息子さんが手伝っているようだ。
夕食は19時からで、息子さん(と言っても50代位のおじさんだが)が荷物を持って、宿泊棟のコンフォートルームまで案内してくれた。
ダイニングも備えるカナディアンログハウスの本館のスグ脇に建つ宿泊棟だが、3組が泊まれる部屋構成だ。
私達の部屋は、入口入ってスグの部屋だ。
部屋は、以前は2部屋だったのを1部屋にまとめたみたいで、寝室&リビングは広くベッドも3台あり、バストイレも2つ(片方はトイレを外し洗い場としている)あり、2人だと広々と使える(笑)
また、部屋の奥のドアから屋外にも出れる構造で、外には出てスグにグランピングテントが在り、中は…なんと❗️バスルームになっていた、
外国(欧州等)によくある横になれる長い湯船がテント内の真ん中にデンと鎮座し、照明は趣のあるアルコールランプだ…
ただ、湯船の中で身体を洗わなくてはならず、使い辛いので実際には使わなかった(笑)
時刻も夕食の始まる19時となり、私達もダイニングの在るカナディアンログハウスの本館に入った。
料理が人気の宿らしく、しっかりとお品書きでメニューが案内されている。
本日のディナーの「お品書き」は…
スモークチーズ
オニオンコンソメスープ
じゃがいもソースのパスタ
トラウトの冷製マスタードソース山わさび添え
藻琴産ポークのソテー和風きのこソースサラダ添え
ライス
手作りガトーショコラ
以上、である。
※ 最初に出て来たスモークチーズは、写真を撮り忘れて食べてしまった…(苦笑)
オニオンコンソメスープからは、まずはしっかり写真を撮り、それからゆっくりと美味しくいただいた。
じゃがいもソースのパスタは、しっかりじゃがいもの味がして、あっさりした美味さだった。
トラウトの冷製マスタードソース山わさび添えは、マスタードソースがとても美味で、お魚の身も6切れ有ったがペロリと平らげてしまった(笑)
藻琴産ポークのソテー和風きのこソースサラダ添えは、きのこの旨みがポークの肉汁とマッチして、とても美味かった👍
最後、デザートのガトーショコラもしつこくなくスッキリ爽やかな甘さで、美味しかった。
さすが料理自慢の宿だけの事はある!
妻よ、グッジョブだ(笑)
さて、明日の朝は川下り(釧路川源流カヌーツアー)があるので、朝が早い…
今夜は早めに床に着くとしよう。
『北海道旅行』4日目の朝…チュンチュンと小鳥の囀る声が聞こえて目が覚めた…
時刻は朝6時、勢いよくベッドを飛び出し、洗顔、歯磨き、服に着替えて身支度を整える。
集合時間(6:30)の少し前6時15分に、本館前に在るカヌー小屋前まで行くと、カヌーツアーガイドのお兄さん(と言ってもアラフォー位)が既に待ってくれていた。
そのお兄さんが自己紹介してくれて、若い頃に自転車で全国を周った、アウトドアが大好きな東京出身のYさんだ。
動物、植物、魚などに関する幅広い知識を持つベテランガイドさんで、山菜やキノコ採り、魚釣りにと、休みの日にもアクティブなYさん。
早速、小屋の中に入り、ツアー料金12,000円(6,000円×2名)を支払い、まずは簡単な説明を受け、次に小屋内に用意されている撥水素材の上着とライフジャケットを着用し、長靴に履き替える。
支度が済むと、早速ツアーバスならぬガイドYさんのクルマ(クロカン4WD)に乗り込みスタート。
屈斜路湖の「眺湖橋」脇に到着したのが6時半。
川下りツアーのコースは、屈斜路湖「眺湖橋」~美登里橋経由~釧路川源流でアトレーユ裏までの約3.5kmだ。
ちなみにこの『釧路川』は、屈斜路湖から釧路まで約150kmもの旅を続け、太平洋にまで流れ出るとの事だった…
Yさん自身、3日間掛けてこの約150kmの川下りをやった事もあるそうだ…スゴイ!
クルマで湖畔まで乗りつけているので、目の前にカヌーが3艇並んでいた。
ガイドのYさんが、3艇の内の1艇を湖まで引き、水面にカヌーが浮かぶ。
このカヌーには、3人が乗れるようになっていて、前と中が私達で、後がガイドYさん。
川下り約3.5kmの途中で、珈琲ブレイクタイムがあるので、前と中は途中で交代してもOKとの事。
早速、私達がカヌーに乗り込み、まずはYさんがカメラマンと成り、私達の記念撮影をしてくれた(笑)
そして、Yさんも後席に乗り込み、オールを軽く操って、まず屈斜路湖「眺湖橋」を潜り釧路川へと進路を向ける…
川に進入してしまうと、カヌーは流れに乗って進むので、あとは川幅の中での、左寄り、中央、右寄り…の位置取りだけとなる。
時々前方に現れる倒木や、川底から突き出た岩などを避けて通る為、右に左にと寄せるのだが、その動きがとてもスムーズ☝️
川底は、さほど深くなく、浅い場所なら10cmほどの場所もある。
中には、5mほどの場所もあるのだが、それはごく稀で、ほぼほぼ浅瀬ばかりの流れだったので、転覆の心配も全くしなかった…(笑)
水が綺麗なので、川底もクッキリとよく見え、川魚やザリガニなど水中生物達もよく見えた。
ツアーコースの丁度真ん中辺りで、川の流れから離れた浅瀬の脇に寄せ、珈琲ブレイクタイムを設けてくれた。
今年の北海道は、猛暑の影響で昼間は陽が照ればまだ暑い日々だったのだが、朝はかなり寒くなっていたので、淹れたての珈琲がとても美味しかった。
私と妻は、カヌーの席を前後入れ替わり、川下り後半のスタート。
今度は私が前の席で、低い川面近くから眺める川面や両サイドの樹木や岩など、次々と新しい景観が現れて来るので、Yさんのガイドを聞きながらとても楽しい時間が流れていった。
7時45分、予定通りの時刻で『アトレーユ』の側の接岸基地に到着し、カヌーを降りた。
ガイドのYさんがカヌーをロープで固定し終わるのを待ち、『アトレーユ』本館前のカヌー小屋に戻り、お借りしていた上着、ライフジャケット、長靴を返して終了。
いや〜っ…75分間の川下り体験、とっても楽しかったです👍
8時から、カナディアンログハウスの『アトレーユ』本館ダイニングで、朝食の時間である。
朝食は、スクランブルエッグ、ソーセージ、トマト、サラダ、コーン&ベーコン炒め、ミネストローネスープ、焼きたてパン、珈琲に、朝からデザートまで付き、とても美味しかった。
食事を終え、会計精算、チェックアウトを済ませて、クルマに荷物を積み込みスタートした。
『北海道旅行』4日目(9月21日)が、いよいよ始まった。
つづく
『ペンション アトレーユ』
住所 : 北海道川上郡弟子屈町弟子屈町屈斜路原野475-56
電話 : 01548-4-2455