2023北海道vacances⑨

『北海道旅行』4日目(9月21日)早朝から、釧路川源流カヌーツアーを体験し、「ペンション アトレーユ」で朝食を済ませ、宿を後にした。
時刻は8時半過ぎ…私達は、一路南へ向けクルマ走らせた。
今日の午前中の予定は、『釧路湿原』の散策だ。
釧路川に沿うようにパイロット国道(R243)を南下し、宿から約6kmのところで、パイロット国道(R391)に切り替わる。
昨日も通ったJR「摩周」駅を過ぎた先で、またR243と分離(右折)するR391を釧路川に沿って南下を続ける…
JR駅の「磯分内」「標茶」「茅沼」を通過して、シラルトロ沼の湖畔を過ぎ、塘路湖のレイクサイドに差し掛かると、『コッタロ湿原展望台↑』『サルボ展望台→』と云う上下2段の案内標識が現れた。
一つ目の目的地ここ『サルボ展望台』まで約57km、約1時間の道のりだがゆっくり景色を楽しみながら走って来たので、到着したのは9時45分であった。



道路右側に設けられた10台ほどが駐車出来る『サルボ展望台・サルルン展望台』駐車場にクルマを停め、展望台への山道を登り始めた。
緩やかな登り坂と、途中で木の太枝を寝かせた階段が続き、150mほど登ると道が二手に分かれ、左手が『サルルン展望台』で、右手が『サルボ展望台』との案内板が立っていた。
迷わず右手に進路を取り、更に進むとかなり急傾斜な木の太枝階段が長く続き、息を弾ませながら登りきると、目の前に木で組み上げられた3階建ての展望台が現れた…





駐車場からここまで約10分、標高はそれほど高くは無いが、3階屋上まで上がってみると、そこそこ見晴らしは良い。
眼下には、所々に沼や湖が口を開いた緑に輝く『釧路湿原』が広がっていた。









『釧路湿原』は、北海道釧路平野に位置する“日本最大の湿原と、湿原を取り囲む丘陵地からなる。
手つかずの広大な水平的な景観は、この地の何よりの魅力だ。
また、国の特別天然記念物のタンチョウをはじめ、多くの動植物の貴重な生息地となっている。
その面積は約2万6000haで、このうち中心部の7863haがラムサール条約登録湿地であり、『釧路湿原国立公園』としての区域は2万8788haだ。
10時15分に駐車場に戻って来た私達は、クルマに乗り込み次の目的地を設定する。
お次の目的地は…『細岡展望台』である。



駐車場を右折で出て、R391を更に南下する。
約10kmほど進むと、右手に「ようこそ 釧路湿原国立公園 細岡展望台 入口 →」と記された木製の看板が現れる。
そこを右折し、細岡駅方面へと進む…
達古武湖畔を通り、JR釧路本線の踏切を渡り、左手にJR細岡駅を見ながら更に2kmほど進むと、「細岡ビジターズラウンジ」が現れた。





時刻は10時40分、ここの駐車場にクルマを停め、まずは「細岡ビジターズラウンジ」に入り、お手洗いを済ませてマップやパンフレットを入手。



早速、マップ片手に展望台へ向かう…
『細岡展望台』に広がる景色はまさに大観望で、「釧路川」の蛇行が横たわり、前方には雌阿寒岳や雄阿寒岳のスカイラインが美しく延びる。









夕陽スポットとしても人気の場所らしい。
せっかくなので、マップを見ながら周辺も散策。
ビジターズラウンジ前を通る道から、西側へ分け入る小径を進むと、下り坂と下り階段になっており、150mも進むとJR「釧路湿原」駅が現れた。









駅舎は、ログハウス風に丸太で出来ており、最近の“映え”を意識した造りだが、どうやら無人駅のようだ。
ダイヤも、朝と昼過ぎから夕方の5〜6便ほどで、観光客が何人か(日によっては何十人)が降り立つ程度のようだ。
そろそろお腹も空いてきて、どこかで美味そうなランチに有り付こう…と、11時半に駐車場を出発した。
目的地は、妻が調べてくれた釧路市に在る『和商市場』にした。



『和商市場』に到着したのが12時ちょうど。
地下駐車場にクルマを停め、階段で1階に上がり、先にお手洗いを済ませる。
釧路漁港のスグそばに在るこの市場の“勝手丼”なるモノが、有名らしい…
釧路港近海での獲れたて新鮮な魚介類を中心に好きな刺身を、市場内の各鮮魚店を自由に周り物色するシステムで、丼の(ご飯の)上にお好みの刺身を載せてもらい、自分勝手な好みの丼に仕上げて食べるのだ。



私はMサイズ(¥170)、妻はSサイズ(¥120)の丼ご飯🍚をトレーに載せて回遊を開始。
食事の出来るテーブル席が並ぶ“中央パティオ”前で、声を掛けてくれた「佐藤商店」さんで、鯨や鮪(トロ、中トロ)や鰤、鮭、帆立などを載せて貰い、美味しくいただいた(笑)





魚介ネタは、二人で¥2,000ちょっとだった…と思う(記憶が曖昧)
やはり、新鮮で！美味くて！安い！漁港前の市場だけの事はある👍
自分好みの“勝手丼”をしっかりいただいて、地下駐車場に停めてあるクルマに乗り込み『和商市場』を後にしたのは12時40分だった。
つづく

『サルボ展望台』
住所 : 北海道川上郡標茶町塘路

『細岡展望台』
住所 : 北海道釧路郡釧路町達古武22-9
『細岡ビジターズラウンジ』
住所 : 同上
電話 : 0154-40-4455
開館期間： 通年
開館時間： ４～５月／９時00分～17時00分
　　　　　　　６～９月／９時00分～18時00分
　　　　　　　10～11月／９時00分～16時00分
　　　　　　　12～３月／10時00分～16時00分

『和商市場』
住所 : 北海道釧路市黒金町13丁目25
電話 : 0154-22-3236
営業時間 : 8:00〜17:00(定休日/日曜日)