
早くも15000km走ったのでSunoco Svelt Euro C3にオイル交換します。
国産車と輸入車のメンテナンスで感じる最も大きな違いはオイル交換ではないでしょうか?今まで国産車を年1万キロ超で乗ってきましたがどんなに走ってもオイルゲージが空になることは一度もありませんでした。ましてオイル残量警告等がつくことはほとんどの人が体験しないと思います。
Audi TTに乗り換えて感じたのは、とにかくオイルが減る。体感で5-600km走るとゲージ半分程度減ります。どうやら直噴ターボの輸入車はある程度オイルも燃焼するようなデザインになっているそうで、オイルが1L蒸発する前に継ぎ足せばOKという形だそうです。ざっくり1000kmで1L(ゲージ満タンまで)減るとすると、自分のライフスタイルでは年間10L強オイルを補填する必要があります。
ここでマニュアルをよく読んでみるとVW / AudiはLong Life Oilを2006年辺りから採用していることが分かりました。国産車ではまだ聞き慣れない概念です。走行距離や運転環境に合わせて2つのスタイルを選択することができ、最長で2年30000kmまでは継ぎ足し運用できるのがLong Life Oil (VW504/507)、1年または15000km達した時点で全取っ替えするのが固定インターバル(VW502/505)。ただし固定インターバルでは継ぎ足しが原則NGのようで1年後までには空になるため警告灯がつくまで年に3-4回は交換することになります(0.5Lの補充を最大2回まで)。渋滞大国で交換サイクル30000kmは流石に気が引けるため15000kmとして費用をざっくり計算すると;
VW504: ¥5600 Svelt Euro C3 4L 5W-30→5600x1+5600x2.5(継ぎ足し)=19600
VW502: ¥5700 Mobil1 5W-40 4L→5700x3=17100
ほぼ同じとなりました。ですが、
ここにオイルフィルターやドレンボルト代、廃油、工賃がそれぞれ発生するとどちらが安くなるでしょうか。ロングライフオイルであれば交換は最短でも1年1回。減り方によっては遠出や旅行中にオイルが許容量以下になる可能性もあります。その時に継ぎ足し対応でOKのVW504のメリットが生きてくるはずです。
結局のところ、マニュアルに従って使うのが一番経済的で保証される最適な組み合わせであることが分かりました。何よりVW504は廃油の量が数分の1になるため、欧州が率先して取り組む環境問題も同時に解決してくれるオイルでもあります。
最後に、オイル交換インターバルについてはこれまでも沢山の人が沢山語ってきました。もちろん安価な1980円のオイルを3000kmごとに交換する方法もあるかもしれません。しかし個人的には世界最大級の自動車財閥VWグループが巨額の富を注ぎ込んで研究開発しているエンジンオイルについて素人が口出ししても仕方のないことです。素直に彼らの推奨に従いたい、それが輸入車だと思っています。
カナダのCBC Newsが適切なエンジンオイル交換頻度についてマニュアルとディーラーの助言と、実際にユーザーが行っている頻度に差があることを突き止めています。参考になりました。(英語)
"Oil changes: How often do you need them? (Marketplace)" :
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Posted at
2020/08/03 23:23:29