
コロナウイルスが、あちこちジャムらせてて、まあ、消費こそが正義みたいなセオリーが、結構簡単にぶっ壊されてて、しみじみしています。
消費とは、距離のある仕事をしているはずの私ももれなく、めっきりと外出の仕事が無くなりました。出張は、DR250Rでというのが、楽しみの一つであったのですが、なかなかそうもいかなくなりました。毎日の通勤、その往復だけでは、なんともつまらないものです。
そんな中、久しぶりに大宮出張の仕事が入りました。早起きをし、チビ達の朝食を作り、洗濯も片付けたあと、ホクホクしながらチェーンに注油、空気圧のチェックに励みます。短距離の出張とはいえ、その短いなりの行程を楽しみたいものです。
天気は晴天。
くたびれたオンボロエンジンの調子を聞いたり、楽しんだりしながら現地到着、仕事も好評のうちに2時間ほどで終わり、帰途に就きます。
朝の装備では少し暑いぐらいの天気の中、職場へと戻ります。
この時間では、17号線もまだ穏やかなもので、信号以外は、止まることなくスムーズに進めます。程よいペースで、車をかわしながら、穏やかなコーナーを抜けたところで、バイクを一台追い越しました。こんなオンボロなDRに乗っている私がいうのもなんですが、なかなかに時代の乗ったFTRでした。
振動でぶるぶるしてるサイドミラー越しにチラリと様子を伺いますが、その車体は車の影に入って、間も無くわからなくなりました。
少し進んだところで、信号が赤。
車列に挟まって停車した時、フワッと、タバコの匂いが漂ってきました。ん?その時、不意に左側から、
「それ、なんてバイクですか?」
先程のFTRが、止まっていました。車列を抜けて、きたようです。
「カッコいいバイクですよね、外車ですか?どこのなんですか?」
やや明後日の方角から飛んでくる好奇心に溢れた質問に一瞬、頭が混乱しましたが、
「はは、どうも。DR250Rですよ。スズキです。国産車ですよ。」
と、笑って返しました。
「え?スズキですか!古いバイクなんですか?」
「ん?あ、ええ、そうですね、1995年式です。FTRと同じぐらいの時代のものだと思いますよ。」
いろいろと、辺りも賑やかなので私の声のどこまでが聞こえたのかは、よくわかりません。
「んー、かっこいいですよねー。やっぱ、古い時代のバイクの方がいいですよね。ありがとうございます。ではまた!」
片手をあげて挨拶。
信号が青になり、動き出した車列に押されるようにして、二車線を進むうち、タバコの匂いも、FTRの姿も、見えなくなりました。
FTRには80年代に、消費の風など気にしない、ライティングのための強いコンセプトを背負ってリリースされたFTR250、90年代に、ヤマハの例のアレから市場を奪うコンセプトでリリースされたFTR223、があるといいます。
そういえば、丸ライトだったかな、角ライトだったかな、動転しててよくわかんなかったなぁ。
テクはなくてもフルサイズオフ、恥ずかしながら、ただそのロマンにこだわってDR250Rに乗っています。4ストオフ車が競っていた時代のバイクを壊れないように、大事に乗りたいものです。
https://www.honda.co.jp/news/1986/2860221.html
Posted at 2021/05/02 14:53:11 | |
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DR250R | 日記