2008年07月20日
愛情のかけ方
年の差婚が話題になることが多いですが、最近で一番驚いたのはドリカムの中村さんです。
年の差婚よりも、彼が49歳ということにビックリして声を上げてしまいました。
若く見えますね~。
29歳差の結婚と聞いて、昔の友人のことを思い出しました。
彼女のお母さんは18歳のある日に突然失明し、両親は哀れんで何でもしてあげたんだそうです。
あれも無理、これも無理と諦めていた中、全盲を承知でお見合いの話がきたそうで。
相手は36歳も年上の男性で、一度お見合いの席は設けてもらったものの、
本人も乗り気はなく、ご両親も猛反対。
でも、相手の男性が結婚したいと熱心に説得してきて、とうとう結婚したんだそうです。
猛反対していたご両親は、全盲の娘に何もさせないことを条件にしたそうです。
実際、それまで全てのことを両親がやってくれていたので、本人は何もできないままだったそうですが、結婚して、36歳年上の旦那さんは言ったそうです。
僕は君よりもずっと先に逝くであろう。
僕は本当に君が好きで結婚した。
だから僕がいなくなっても、君が1人でも生きていけるようにしてあげたい、と。
そして、結婚してから炊事、洗濯、掃除、買物、裁縫に至るまで、
旦那さんは根気良く奥さんに教え、奥さんは苦労しながらも何でもできるようになっていったそうです。
ご両親は約束が違うと激怒したそうですが。
3人の子供にも恵まれ、その末っ子が私の友人。
だからお母さんは、お父さんの顔も、私たち子供、孫の顔も知らないのよ。
お父さんは早くに亡くなったけど、
お父さんが何でもできるように教えてくれたから、
お母さんは私たちの誘いを断り、今でも1人で暮らしていて、
裁縫なんか目の見えないお母さんから教わったのに、お母さんの方が上手なのよ。
彼女はそんなふうに自分の両親のことを話してくれました。
反対に元の職場のあるおばちゃんは、家事の全てを旦那さんがしてくれたそうです。
旦那さんは仕事をしながら買物、料理、掃除、洗濯などを、
病気で入院してからも、ことあるごとに帰宅許可をもらっては家に帰り、
網戸を洗ったりしていたそうです。
でも病気でそのまま亡くなり、もう60歳も近くなって残された奥さんは
お米の研ぎ方もわからない、掃除のやり方も、料理も、銀行でお金をおろすのも
。
私はいつも、1人でも生きていけるようにしてあげるのが子育てだと思っていますが、
先の友人のご両親の話が自分の中に残っていることも大きいです。
何でもしてあげるのが愛情ではなく、
何でもできるようにしてあげるのが愛情だと思います。
…とはいうものの、うちの二人は全くそういう訳にはいってないので
毎日毎日頭が痛いわ、ムカつくわ(--〆)
言うは易く行うは難しで、子育てというのは本当に思うようにはいかないものです。
これを飲ませたらすごくいい子になる薬、とかあったらいいのになー。
ブログ一覧 |
思ったこと | 日記
Posted at
2008/07/20 14:00:14
タグ
今、あなたにおすすめ