京都探訪21 龍安寺(画像保管庫)
投稿日 : 2011年02月05日
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龍安寺
龍安寺(りょうあんじ)は、京都府京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院です。
石庭で知られる。山号を大雲山と称し、本尊は釈迦如来、開基(創立者)は細川勝元、開山(初代住職)は義天玄承だそうです。
「古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録されているそうです。
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知足の蹲踞(つくばい)-茶室蔵六庵の露地にあります。蹲踞は茶室に入る前に手や口を清めるための手水を張っておく石のことです。ここの蹲踞には「吾唯足知」(われ、ただ足るを知る)の4字が刻まれていますが、その意味合いから石庭の石が「一度に14個しか見ることができない」ことを「不満に思わず満足する心を持ちなさい」という戒めでもあるといわれているそうです。
また水を溜めておくための中央の四角い穴が「吾唯足知」の4つの漢字の「へん」や「つくり」の
「口」として共有されているのが見どころであり、そのため一見「五・隹・疋・矢」と読めます。
徳川光圀の寄進と伝承されているそうですが、一般拝観者が見ることのできるものは複製だそうです。
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方丈庭園(史跡・特別名勝)-いわゆる「龍安寺の石庭」です。幅 22 メートル、
奥行 10 メートルほどの敷地に白砂を敷き詰め、帚目を付け、15個の石を
一見無造作に5か所、点在させただけのシンプルな庭です。巨大な中国の山水の
世界を日本人独特の感性を研ぎ澄まして写した「枯山水」の庭だそうです。
最大の特徴は、「水を感じさせるために水を抜く」ということで、水を見立てられ
るようなものをつくる。白砂も大海をイメージし、岩は島というより山だそうです。
近世の地誌類には、室町幕府に仕えた相阿弥の作庭と伝えられていますが、作者、作庭年代、表現意図ともに諸説あって定かでないそうです。室町時代末期の作で特芳禅傑らの優れた禅僧によって作られたものとも伝えられているそうです。
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15個の石は、庭をどちらから眺めても、必ず1個は他の石に隠れて見えないように設計されているといわれています。しかし、中の部屋から1ヶ所だけ15個の石すべてが見える位置があるそうです。ハルト・バン・トンダとマイケル・ライオンズによれば、それは方丈の間の中心であり、15の石の配置は、ここを根元とする「二分岐構造」になっているということです。
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ただし、この程度の面積の庭に15個の石を並べれば、そのうちの一つは隠れて見えなくなるのはむしろ当然のことだとする意見もあり、これを表現意図とする考え方には賛否両論がある。なお、東洋では十五夜(満月)にあたる15という数字を「完全」を表すものとしてとらえる思想があり、15に一つ足りない14は「不完全さ」を表すとされている。
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寺の南側には広大な鏡容池(きょうようち)があり、周囲は回遊式庭園になっています。
境内北側には方丈(本堂ともいう)、仏殿、茶室蔵六庵などが建ち、これらの西側には非公開の「西の庭」があるそうです。西の庭には開基細川勝元の木像を祀る細川廟などがあります。
著名な石庭は方丈南側の土塀で囲まれた中にあります。なお、寺の背後には第66代一条天皇を含め5人の天皇の陵墓があります。
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