
992もいよいよ
フェイスリフト秒読み開始となりました。ポルシェ生誕75週年を迎える6月8日に発表が予想されているヘリテージモデル第2弾、
911カレラSTが恐らく
前期型最後のモデルになるものと思われます。現在すでに992前期型の受注はストップしており、GT3系についてはMY2024の割り当てはないと言われています(生産が無いのだから割り当てが無いのは当たり前です)。
さて、その992後期型ですが、海外のソースを斜め読みした結果、いくつかの
有力な予想を目にすることが出来ました。海外のフォーラムでは日本のSNSよりもかなり
ポルシェAGに近い所に居る人たちの書き込み目にすることが出来ますので、それなりに信憑性はありそうな気がします(911スポーツクラシックもダカールも多少の誤差はありましたが、
ほぼ予想が的中しています)。それでは、992後期型について現時点である程度分かっていることについてまとめてみたいと思います。飽くまでもネットから知り得た情報に過ぎず、ポルシェAGの公式アナウンスではないので、悪しからず。
992後期型の噂その① ~MTは素カレラとGT3のみ?!~
これは
複数の海外ソースで目にしました。マイルドhybridとの兼ね合いだと思いますが、PDKの場合はマイルドhybridユニットを入れるスペースがある(というか、最初から前提で作られている?)ようなのですが、MTだとこれが無いとのこと。この関係で、MTは
素のカレラと
GT3のみ残り、
他のモデルはPDKしか選択肢が無くなるというのです。実際、ニュルのテストコースを走るプロトタイプは
すべてPDKとのこと。うーん、カレラTはどうなっちゃうの?という素朴な疑問が浮かびます^^;。ちなみに素のカレラは日本ではそもそもMTの設定が無いため、日本国内の正規911のマニュアルが欲しければGT3しか選択肢が無くなる、ということになります。前期型のGTSやカレラTは
益々人気になるかも?!
992後期型の噂その② ~ICE、マイルドhybrid、アクティブhybrid~
上述の通り、ICEは素カレラとGT3系のみと予想されています。で、カレラSやカレラGTSはマイルドhybrid、ターボ系やGT2はアクティブhybrid(フェラーリ296のような積極的にモーターを動力性能に活かす仕様)という棲み分けになるのではないか、と予想されています。たしかに、Euro 7の規制と、パフォーマンスの向上を同時に達成しようと思ったらHV化はもはや避けがたいところでしょう。逆に、(たとえPDKしか選択肢が無かったとしても)
素のカレラに人気が集中するかも?!と私なんかは思ってしまいますが、さてどうでしょうか?個人的にはHV化にはそれほど大きな抵抗はありませんが、296がそうであるように
アレルギー反応を起こす方は一定数いらっしゃいそうな気がします。
992後期型の噂その③ ~ヘリテージ第3弾、911カレラRS~
これも既定路線ですが、後期型でヘリテージ・シリーズの最終モデルとなる
73カレラの復刻モデルが出ると予想されています。ベースモデルは後期型GT3RS。
物干し竿のようなリアの
巨大ウィングは省かれ、
伝統のダックテールに変更。トランスミッションはPDKだけではなく、MTが選択出来るようになるとのこと。当然リアシートはなく、防音材は省かれ、ハンドルはストラップという
超軽量仕様になる見込み。冒頭に述べた前期型で登場予定の
911カレラST(こちらも軽量ハイパワーを売りにしたモデル)との棲み分けが気にりますが、こちらは前期型GT3がベースなので微妙に立ち位置が異なるのかもしれません。モデル末期に登場するのが通例となっているGT2やGT2RSも当然出て来るでしょうが、
伝説のレンシュポルトの前には霞みそうですよね^^。
いかがでしたでしょうか?恐らく今夏何かしらの正式発表・受注開始を経て、今年の10月~12月には後期型のデリバリーが開始するものと思われます。例に拠って、最初はベースモデルのカレラ、カレラS、カレラ4、カレラ4Sから始まり、徐々にバリエーションが増やされていくことでしょう。ちなみに、次期型(994?)については賛否両論あるでしょうが、GT3系を除く
全モデルハイブリッド化が規定路線のようです。これも時代の流れですね。いずれにしましても、911の
60年の歴史の中で常に「最新は最良」という難題を幾度も克服してきたポルシェ。ハイブリッド化という大きな変革を、どのようにポルシェが克服し、自分達のモノにしていくのか、注目です!!

Posted at 2023/05/23 13:54:39 | |
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