ウクライナ情勢が混迷を極める中、欧州の自動車メーカーにも影響が出始めています。我らがポルシェAGも、一時911の生産ラインをストップするとかしないとか・・。戦争状態が長引けば、他メーカーにも
少なからず影響が出る可能性があります。そんな状況ですから、昨年の夏頃、お付き合いのあるディーラーに半ば「ノリ」で仮注文をしていたG63AMGのことなど、
忘却の彼方に行ってしまっていました。
そもそも、仮注文をして内金を払っていなかったので、自動的にキャンセル扱いになったものと思い込んでいたのですね。ところが!先日突然ディーラー営業担当から直電が入り、
「生産枠が取れました」との連絡が(驚愕)。まさか、このタイミングで連絡が来るのは想定外で、恐る恐る順調に行くと納車はいつ頃になりますか?と聞くと早ければ6月くらい、とのご返答。昨年9月にヴェラールSVに乗り換えたばかりで、少なくとも次回の車検までは乗るつもりだったので、正に
青天の霹靂でさすがに
動揺してしまいました。ちょっとだけ返事を待ってもらえますか、とだけお伝えして電話を置いたわけですが、最終的な仕様も含め
来週火曜日までにはお返事をしないといけません!
さて、G63について少し整理してみます。現在ディーゼルモデルの400dを中心に人気爆発中の現行Gクラスの
最上位モデルとなります。新車価格は2200万円オーバーと、一昔前のスーパーカーを彷彿とさせる超高額プライス。先代のG63が1800万円台だったことを考えると
めちゃくちゃ高いです。それでも世界的に人気があり、そもそも購入実績が無い一見さんだとまずオーダーすら出来ず、都内では順番を回してもらうためにわざわざ必要のないSクラスを購入するツワモノも居るとか居ないとか・・。少なくとも私が昨年G63の仮注文を入れた時点ではまだ「いつになるか分かりませんよ」という注釈付きで、新車購入実績2台のディーラーで普通に注文出来ました。ちなみに納期の読めなさから、現在セカンドマーケットでは
中古車価格が新車価格を上回るという現行車種にしては極めて
珍妙な逆転現象が起きています。
さて、そんな大人気のGクラスですが、昨年9月にたまたま先代モデル(AMGではなく350dでしたが)を長期試乗する機会(→
コチラ)に恵まれました。その時の率直な感想は、良くも悪くも「独特の世界観を持つクルマ」でした。10年以上前にディーラーでチョイ乗り試乗した時も
クセのあるクルマだな~と思ったワケですが、時を経てもその想いは変わらず、やはりGは独特な立ち位置のクルマ、そんな印象でした。一方、新型は都内の一部ディーラーで事前申し込み制のため、試乗したことがありません。しかし、YouTube等のレビューを見ると、ずいぶんと
普通の乗り味になった、とか。往年のファンにとってはちょっと残念な部分なのかもしれませんが、個人的に旧型にはあまり思い入れがなく、どちらかというと私にとっては普通に乗れる新型の方が合うような気がしています。
エンジンスペック的には現在乗っているSVオートバイオグラフィーの5.0LV8スーパーチャージャーから4.0LV8ツインターボに
ダウンサイジングされます。そして、排気量が4Lを切っているので、自動車税は22000円ほど安くなります(笑)。4リッターなのに63というネーミングに眉を顰める方も居そうですが、私は何といっても本家本元の6.2L・NAの方も所有しているので気になりません。エンジンスペックは
最高出力585ps、
最大トルク850Nmで、0-100km/hはSVオートバイオグラフィーと同じ
4.5秒です。2トンを超える大型SUVとしては
十分すぎる動力性能と言えます。というか、これ以上速いSUVとなると、ベンティガ、ウルス、カイエンターボSくらいでしょうか?
見た目のカッコ良さ、古典的なラダーフレーム構造によるタフさ、スペック&パフォーマンス、ステータス性、リセールバリュー、どれをとっても
世界最高最強のオフローダーであることには間違いありません。実は今年の後半~来年頭にはマイナーチェンジするようで、インフォテインメントシステムが現行Cクラス、Sクラスと共有になるようですが、全面タッチパネルは使い勝手がイマイチという評判もありますし、そもそも日本にいつ導入されるかまったく見通しが立ちません。お高いですが、
やっぱり行くっきゃないですかね~。唯一の懸念は、先般CLAを売ってしまったので、我が家では家族車兼妻の足車になりますが、
日常使いにG63ってどうよ?!という点です。
G63を日常使いされている先輩オーナー様からの忌憚なきご意見、アドバイスをいただければ幸いですm(_ _)m
Posted at 2022/03/15 14:10:35 | |
G63AMG | クルマ