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酸素のブログ一覧

2008年04月22日 イイね!

かしらもG

ψ 第1話 邂逅 ψ

話はワタクシが、現在の部屋に引っ越して来た頃に遡ります。
一度くらいはフローリングでロフト付きの部屋に住んでみたかったワタクシ。
何ヶ所か下見した中から今の部屋を選びました。
築10年を超える木造ですが、改装によって生まれ変わったらしい壁紙やフローリングは理想どおり。
即決で契約しましたよ。

今はケッコー直ってますが、整理整頓をしないタイプだったワタクシには苦い思い出がありました。
以前、別の部屋に住んでいた頃、職場の仲良しグループで朝まで飲み屋とか友達の部屋をハシゴしたことがあります。
帰りは同じ方向の女友達と2人きりで始発電車だったのですが、次がワタクシの降りる駅、という場面で彼女が言いました。
「酸素の部屋で飲み直そうよ・・。」
二つ返事でOKしましたね。
自分の部屋が、万年床以外は足の踏み場もないゴミ置き場と化してなければの話ですが。
てかゴミの魔の手は万年床にも迫ってたかな、足のあたりとか。
絞り出すように「また今度・・。」と告げると、断腸の思いで電車を降りたものです。
そんな辛く悲しい過去もあって、今回のワタクシは燃えに萌えていました。
「俺、この部屋を借りたら超キレイに使って、二度とあんな過ちを繰り返さないんだ・・。」
計画は順調に進み、いつでも誰の挑戦でも受けられる部屋が一度は完成しました。
そう、奴らさえ現れなければ・・・。

入居から数日が経ったある日、帰宅したワタクシの視界の隅を何かが走り抜けました。
勘のいい読者は既にお気づきのとおり、勘のいいワタクシはすぐにソイツの正体を見破りましたね。
「今のは確か、プロジェクトGのマシンじゃないか・・。」
プロジェクトGとは既にご存知のとおり、室内最速理論を提唱する高橋(兄)によって結成された有名な「住み屋」のチームですが。
この部屋では少しは名の通った「住み屋」であるワタクシ、そんな余所者をのさばらせておくわけには逝きません。

そうと決まればすぐに戦いの準備です。
近くのショッピングセンターでスプレータイプの戦闘マシンを購入し、あっさり勝利しました。
「こいつもまだまだだな。ちょっと本気を出すともう(俺の動きに)付いて来れね~かよ。」


~ つづく ~



ψ 第2話 逆襲 ψ

しかし戦いはこれだけでは終わりませんでした。
先鋒マシンの敗北を知った高橋(兄)が手を打ったのでしょう。
ワタクシの部屋を訪れる刺客が後を絶たなくなりました。
季節が春を迎えると、ほぼ毎日、平均2台のマシンとバトルを繰り広げるワタクシの姿がありました。
夏になると更に戦いは激化。
酸素の部屋はアパートの2階なのですが。
帰宅して階段を上がると、部屋までの通路でGのマシンがプラクティス走行をしているのです。
それも酷い時は5台とかもっと・・!
部屋で寝たり座っていると、体の上でプラクティスされるなんてことも増えて来ました。
「野郎!!いよいよ本格的に遠征して来やがったか!!!」
各個撃破に限界を感じたワタクシは遂に、トラップタイプの助っ人を大量に雇って部屋に配置しました。
フレ込みどおりなら、この助っ人に破れた相手が根城に戻ると、そこの仲間にも効果があるそうです。
詳しい仕組みは解りませんが、きっと仲間もブルってしまうんでしょうね。
プロジェクトGの本拠地がどこにあるかは知りませんが、これで一網打尽の夢が膨らみます。

駄菓子菓子、ワタクシの目論見は思ったようには進みませんでした。
確かに効果は出ているのですが、日々訪れる新手の数が一向に減らないのです。
助っ人に敗れて事故ったGのマシンが、食事中のワタクシの眼前をエンスト寸前なコンディションで横切る。
そんな日が増えただけに過ぎません。
おかげで、一度ワタクシの部屋を訪れた知人が再訪してくれることも少なくなりました。
更に恐ろしい出来事がワタクシを襲います。
ある日、タマにしか使わない食器を使おうとタマにしか使わない食器戸棚を開くと・・。

。。rz。。。o。。。r。。。。。z。。。。。or。。。z。。。。

こんな感じに、壊れたGのマシンが不法投棄されていました。
色んな戸棚を開けてみたところ、合計10台分くらいはありましたね。
Gの中継基地だったところを助っ人が殲滅してくれ、残骸が風化したのでしょうけど・・。
出来ればこんなシーンは2度と見たくないものです。
そして、それにも拘らず新手は一向に減りません。
冬ですらほぼ毎日、1匹くらいは見かける年もありました。
油温が上がらないのかトラップの仕事か、満足に走れないくせに来やがるんです。
侮っていましたがプロジェクトG、予想以上の大組織のようです。


~ つづく ~


ψ 第3話 謎 ψ

こんなこともありました。
ある冬、エアコンが突如として動かなくなったのです。
スイッチを入れたら「グギバキッ!!」みたいな、結構大きな音を立ててです。
おかしいな?と思い、何度かスイッチを操作しますが、やはり動きません。
苦しそうに「ミシ・・・メリメリ・・ミシ・・・」みたいな音を立てているエアコンは不気味の一言に尽きます。

ワタクシが原因を悟るのに時間はかかりませんでした。
ふと下を見たら、Gマシンの足周りと思われる部品や、外装の残骸が散乱していましたから。
ガマグチみたいのもあったから産卵もしてたかもしんない。
「冬」・・「暖かい場所」・・・この辺がキーワードなのでしょう。

ウチの部屋は備品が壊れたら管理人に言えば補充してくれるシステムなので、すぐに連絡しました。
ほどなく、管理人が契約している電気屋さんが来てくれます。
親切なワタクシは、何が起こっても電気屋さんが驚かないよう、事前にワタクシの推理を伝えました。
「Gマシンの残骸がぎっしり詰まってるかもしれません。」
笑って故障原因の確認を始めた電気屋さんが、ワタクシの方を振り返った時の泣きそうな顔は忘れられません。
そしてそのエアコンが息を吹き返すことはなく、現在は新しいものになっています。
プロジェクトG・・・恐ろしい組織!!
しかし一体どこに本拠地が・・・。

ワタクシは入居初日のことを思い出しました。
自室はアパート2階の奥から2番目なんですが、1番奥の住人に入居の挨拶をしたのです。
ちなみに逆隣はいくら呼んでも不在なのか、出てこなかったので放置です。
年齢不詳でレゲエ風ファッションの男性に手土産を渡し、特にヒネリもない挨拶の言葉を口にしているその時です。
猛烈に酸っぱい臭いが鼻を衝きました。
疑うまでもなく発生源は男性の背後、扉の奥です。
反射的に視線を飛ばすと大きなゴミ袋のようなものがいくつか見えた気がしましたが、すぐに見えなくなりました。
余りの臭気のせいで溢れた涙が、視界を遮ったのです。
そこから先は決して息を吸わず所定のセリフを機械のように言い終え、相手がドアを閉めるのを待たずに最速離脱です。
息が続かなくなったので呼吸を再開しましたが、まだ早過ぎました。
僅かな残り香を思いっきり吸い込んでしまい、激しく咳き込みます。
リバース寸前まで逝きましたよ。

あれがGの本拠地か。
ありふれた小説を終わりから読むように、確信は幻覚に象徴は抽象に変わります。

ならばGよ、政治的&物理的に両面から追い込んでやろうではないか。
管理人に苦情を言うと、自室内の侵入経路になりそうな箇所を塞ぐ作業に移ります。
洗面所や浴槽の排水口には買ってきた剣山を逆さに設置。これ天才。
洗面所の排水口にゴムの蓋をして水を張った時、溢れた水が出て行く穴(名前知らん)はビニールテープで目張りしてやったさ。

訪れるGがバッチリ減りましたね。うん減った。
ってナゼだ・・ナゼ滅びん!!1!

剣山の隙間を縫って?
いやありえない。
小型のマシンならともかく、普通者も来てる。

戦いは終わらない・・・。


~ つづく ~



ψ 第4話 ブラウマイスター! ψ

そしてとうとう、敵のエースがやって来ました。

それは暑い夏の日でした。
帰宅したワタクシは、すぐにPCを起動すると、動画を見ながら缶ビールを飲み始めました。
「ップハー!!これのために生きてるネ!!!」とかシミジミ呟いてた気もします。

ポイントは、ヘッドホンで音を聞いていたことでしょうか。
あまり防音の良くない部屋なので、隣とかの部屋に音が漏れないようにとの配慮です。
別に「撲殺天使ドクロちゃん」の主題歌を聴いてるのがバレてもワタクシは構わないんですけどね。
俺・・騒音で人様に迷惑をかけるのだけは避けたかったのだぜ・・・。

こうして動画に熱中していたワタクシでしたが、動画とは別の音を超近くで聞いたような気がしました。
今にして思えば、視界の隅に何かが映ったような気もします。
最初は無視したものの、再び聞こえた気がしたのでヘッドホンを外して周囲を確認します。

特に何も見当たりませんでした。
ひょっとしたらGのマシンが近くに来ていたのかもしれませんが、今回は偵察だけで帰って行ったのかもしれませんね。
であれば去る者は追わずです。
それ以上の追求はせずに動画鑑賞に戻ったワタクシでしたが、この時にはもう既に敵の術中にハマっていたのです。

程なく缶ビールが無くなりかけたことを悟ったワタクシは、残りのビールを飲み干すべく缶を高く掲げました。
誰もが例外なく行う当たり前の行為ですね。
しかし、その時のワタクシはある違和感を感じ、すぐに缶を下に戻しました。
缶の中にある、何か固形物のようなものが唇に触れた気がしたのです。
ここまでの経緯を考えると何か恐ろしい想像が頭をよぎらなくもないですが、同時にそれは決して認めてはいけない内容。
そう考えれば次のコマンドは「改めて飲み干す。」以外にありません。

仮に本当に固形物が混入していたとしても、ビールということを考えれば小麦粉の塊かなんかだろう。
だったらこの舌で見届け、、いや触れ届けてやんよ?

コンマ何秒かの間にこれだけの思考を巡らせつつ、一気にほぼ飲み干しました。
その唇に触れる、缶のヘリに引っ掛かり出て来ない何か。
確かに固形物です。
ここまで来ると本当は全く見たくない・・でも自分は見なければならない・・そんな心境で確認終了。

いたよ~\(^o^)/

小ぶりな赤茶色のマシンが、こちら側にフロント部を向けて引っ掛かっていました。
ピクリとも動かずに・・。
ダッシュで洗面所に向かい口をすすいだことは言うまでもありません。
いつまでも、いつまでも。

完全にやられたぜ。
間違いない。あの技は有名な「缶落とし」だ。
「落とし」というより「落ち」てた気もするが誤差の範囲。
つまり奴こそがプロジェクトGのダウンビールエース、藤原タッカイということ!
見事だぜ・・・だが俺だって油断していたわけじゃねぇ・・・一体いつの間に・・・ハッ!
先にもう1つの必殺技「ブラインドアタック」を使ってやがったのか!
ク・・・勝負自体は奴のリタイヤで引き分けだが、気分的には完敗だぜ!!
プロジェクトGには高橋(弟)というエースドライバーも居ると聞く。
これは締めてかからねぇと、この部屋も危ねぇかもな・・。

事実、ダブルエースの残る一方との遭遇は間近に迫っていた。
しかし、まず片付けるべきは切れ目なく襲い来る眼前の雑魚。
そんな時間がまだ暫くは続くのだった。


~ つづく ~



ψ 第5話 激戦 ψ

カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ!
ップシュー!ップシュー!!
ササーッ!!!

脳内ギャラリーA「あれが酸素さんのスプレーか!ヤバすぎるぜ!!」
脳内ギャラリーB「ああ、シビれるよな!!(Gが)」

ップシャァァァァアアアアア!!!!!!
ピクピクピク


~ つづく ~

※作者取材のため暫く休載します。

Posted at 2008/04/22 23:48:31 | コメント(9) | トラックバック(0) | 恐怖体験 | その他
2008年01月24日 イイね!

マフラー交換決定

マフラー交換決定昨夜、こんな夢を見ました。

気が付くと、なんだかやたら寒いところを歩いているんです。
ふいに携帯が鳴ります。
出ると会社の後輩からでした。
「気づいたら居なくなっててカバンが置きっ放しだったんで確保しときました。」
「一体どの駅で降りたんですか?」

はて・・。
何のことか分かりませんが、そういえば通勤の格好なのにカバンを持っていません。
とりあえずお礼を言って切ると、なんだか気分が悪くなってきました。
電柱かなんかにもたれかかってリバースしているところで夢は終わりました。

起きてからが恐怖の始まりでした。
異様な明るさに嫌な予感がして時計を見ると、いつも起きてる時間を30分オーバーしています。
マズイ!と思ってネグラのロフトから降りると、エアコンとTVをつけようとします・・が━━━━

リモコンがない・・・。

部屋のエアコンもTVも本体にはスイッチ無くて、リモコンだけが操作デバイスなんです。
目覚ましテレビで朝の情報収集も出来ないまま凍死するのか・・・・。
一瞬、そんな暗い未来予想図を描いてしまいますが、気をとりなおして着替えに移ります。
いつもはここでシャワーとか身繕いなんですが、そんな時間ありませんから。
髪とか一昔前に流行った無造作系ってことで勘弁して頂きましょう。
ここで更なる異変に気付きます。

なにこの散らかりよう・・・。

昨日のスーツとかが床に産卵しています。
一体、何が起こったというのでしょう。
状況を整理すると謎は全て解けました。
つまり、この部屋はリモコン泥棒に入られたんだよ!!
じっちゃんの名にかけなかったせいか犯人はいませんでしたけどね。

時間は無いんですが放置も出来ないので片付けます。
マフラーを拾い上げた時です。

なんじゃこりゃあああ!!1!

ひんやりした手触りにギョっとして手を見ると、栃木名物「しもつかれ」が付いています。
改めてマフラーを見るとやはり「しもつかれ」が・・・。
現代科学では説明のつかない現象です(((( ;゚Д゚)))
まさか昨夜の夢と何か関係があるのでしょうか。
そういえばいくつかおかしな点があります。
何故か頭が凄く痛いです。
足もフラフラして、上手く歩けません。
そして何より、夢を見る前に、そもそも寝た記憶が無いのです。
正確には、職場のメンツで何度目かの新年会を行っているところまでしか憶えていません。
ビールから入って4人で焼酎を3本あけて
「次は40度の球磨焼酎だ~!よ~しパパ、ストレートで逝っちゃうぞ~!」
とか盛り上がってる後の記憶が全く無いのです。

ひょっとするとこれは、オカルト好きの間でよく話題になる、夢の中で死ぬと本当に死んでしまうという類のものでしょうか。
だとしたら危ないところでした。
あの寒さの中にそのままいたら、今頃この世でブログなんか書いてなかったでしょうから。
夢があそこで終わってくれて本当に助かりました。
もしあの夢の続きを見てしまったら、あとは自分の帰巣本能に賭けるしかありません。



P.S.)リモコンはその後、ロフトの布団の脇に転がっているところを無事に保護されました。


Posted at 2008/01/24 23:10:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 恐怖体験 | 日記
2008年01月04日 イイね!

危険なレディーファースト

A県K市の公団住宅に住んでいた時のことです。
その日はランエボのホイールを自家塗装するため、塗装ブースの材料となる大量のダンボールを調達したところでした。
自分の部屋は9階でしたが、近くに住んでいる会社の先輩にも手伝って貰いどうにか運び上げます。
部屋の入り口は階段の踊り場にあるため、一旦ダンボールを踊り場と階段付近にまとめ置き、少しずつ部屋に入れることにしました。
先輩と雑談しながらも作業は進み、あと一往復で全てのダンボールが室内に運び込めるというくらいの時です。
踊り場に出ると、階段を塞ぐダンボールの向こうに困惑の表情で立ち往生する1人の女性がいました。
自分と同い年くらいでしょうか。
茶色い髪をした、白人の女性です。
背丈も平均的な日本人女性とさほど変わらず、かけた眼鏡がよく似合う物静かな雰囲気の持ち主でした。
そういえば白人男性が踊り場の向かい部屋に入っていくところに居合わせたことがあります。
きっと同居人ですが、部屋への進路はダンボールが塞いでしまっており、日本語が出来ないのか突然の自分の登場に驚いたのか、なんか固まってしまっています。

自分も一瞬、どう対応したものか迷いましたが、常識的に考えてやることは決まっています。
欧米の方にも親しみやすいよう、オーバーアクション気味に身振り手振りを交えつつ
「ごめんよ。まさか人が通るとは思わなくて・・すぐにどかすから。」
「さあどうぞ。もうしないから許しておくれよ。」
という意味の台詞を流暢な日本語で吐きながらダンボールをどけ、彼女に道を開けます。
実際の口調は丁寧語でしたが、マコーレー・カルキン少年が降りて来てくれたようでなんとかうまくいきました。
途中で先輩も出てきて2人がかりでレディーファーストに徹したことも功を奏したのでしょう。
気分を害した様子もなく、くすぐったそうな表情で部屋へと消えて行きました。
更に先輩ともどもその場で余韻に浸っていると、すぐに彼女が笑いながら何か話しているのが聞こえてきました。
相手が例の白人男性かは分かりませんが
「今、表で向かいの日本人がねwwwwおkwwwwレディwwファーwwブルスコwwww」
みたいなことを話していたに違いありません。
本当に良かったと自分は思いました。
故郷を遠く離れて心細い思いもしているであろう彼女に、一時でも笑顔を取り戻せたのですから。
いや、普段も笑っているとは思いますが。

そうこうしている内に夜が訪れ、先輩も帰って行きました。
いい時間になったので、シャワーを浴びて寝ることにします。
それは、シャンプーを始めてすぐのことでした。
バスルームの壁がものすごい音を立て始めます。
まるで拳を思いっきり打ち付けているような音が、何度も繰り返し聞こえてくるのです。
音がするのは一箇所、向かいの部屋とこちらを隔てる壁のみです。
建物の構造から判断すると、壁の向こうもバスルームのはず・・。
何事でしょうか。様々な想像が脳裏を駆け巡ります。

ラップ音?
マコーレー少年に降りて来て貰ったのがまずかったのでしょうか。
古代中国ではこれを魔降霊軽禁と呼び、危険なため安易な使用を禁じていたとか。
ううん、某書房の読みすぎ。

あの彼女の不器用な感謝の表現?
だったら嬉しくないこともないですが、凄く違う気がします。

男性、つまり旦那の方?
だとしたら動機は?
彼とは踊り場で一度だけかち合ったくらいしか記憶がないんですが。
そういえばその時はシカトしときましたが、レディーファースト的にはそれくらい普通のはずだし・・あれ?違う?
いや、そういえば聞いたことがあります。
白人女性に口笛を吹いただけで大変なことになった黒人少年の話を・・。
ちょっと死を覚悟しました。
確かそんな大柄ではなかったですが、服の上からでも筋骨隆々なのが丸分かりな、ターミネーター2とフリーザ様を足して2で割ったような感じだったもんなぁ・・彼。
あ、ミルコにも似てましたミルコ・クロコップ。
飛び道具とか甲冑でもあればともかく、決して一般人が戦ってはいけないタイプのキャラ。
だいたいなんでそんなのがここに住んでるかな。なんか航空自衛隊の基地みたいのは近くにあるけどサ・・。
そんなことを考えている間も壁はガンガン鳴り続けています。
どうしたら止めてくれるでしょう。
いきなり謝るのも変ですし、なにより下心があったのを認め誤解を招く恐れがあります。
これはもう、さだめとあればこころをきめるしかありませんね。
すぐにシャワーを止めると
「ほ~らもういませんよ~お風呂出ちゃいまちたよ~」
と心に念じながら息をひそめることにしました。
色々と支離滅裂ですがそれくらい動揺していたと思って下さい。

暫くするとなんとか音は止まり、自分もシャンプーだけ流しバスルームを出ました。
さてここからが問題です。
最悪の事態を想定するならば部屋中にトラップをしかけまくり、ホーム・アローンvsターミネーター2の準備を進めるべきところです。
が、それをするには少々疲れすぎていました。
ホイール塗装も思ったより缶スプレーの乗りが悪くて苦戦しましたから。
なので少しだけゲームをしてから布団を被って震えながら寝ました。
翌朝はバッファローの生首とかが玄関先に転がっていないか心配でしたが、そんなこともなく普通に出勤出来ました。
それから向かいの2人には会うことがなく、次にその部屋の住人を見た時には別の白人でした。
Posted at 2008/01/04 03:34:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 恐怖体験 | その他
2007年12月28日 イイね!

続々・音飛び

その後、自分は仕事で3年ほどA県を離れ、戻って来た時には銀色の車に乗り換えていました。
スポンサーの圧力かどうかはここでは伏せます。

住まいは公団住宅になっていましたが、以前いた寮とさほど変わらない場所です。

そしてある独りの夜、かつて走っていた道に久々に行ってみたくなるのです。
しかしすぐに首人形の記憶が蘇り、KKK駅からの道は候補から外れます。
そして選ばれたのが、ワインディングからJKJ駅の逆方向に向かうルートです。
急な上り坂を越えて暫く進むと、T字路を左折して進入する細い山道があります。
様々なカーブがある道で走ると面白いので、当時はよく寮のメンバー等と訪れて軽くナガしていました。
銀色の車は性能が売りっぽいところもあったので
「見せて貰おうか。○菱のブーブの性能とやらを。」
な気分で向かいます。

どっこい、細道に入るといきなり、視界が恐ろしく濃い霧に包まれました。
車の鼻先から2mも視界が確保出来ないレベルです。
危険がないように徐行に近いスピードに落として進みますが、油断していると急カーブのガードレールがいきなり鼻先に現れてヒヤっとします。
最初は
「・・これじゃ危なくて踏めたもんじゃない。退屈な道中になりそうだな・・。」
程度の感想でしたね。
忘れっぽいので。

ここでCDの音が飛び始めました。

まだほとんど新車なのに・・。

あれ?これなんてデジャブー?
前にもどこかでこんなことがあったはず・・。

ですが、認めたくない自分もいます。
丁度、銀色ブーブのメーカーが悪い意味で話題になっていた頃なので
「これだから○菱は(プゲラ」
などと呟いて冷静を保とうと試みます。
オフにしたら負けかなと思ったので、スイッチも入れたまま。
でもやっぱり途中でオフにしました。
直らないというか、だんだん悪化してくれたので。
具体的にはスピーカーから出てくるのがもう音楽とかいうレベルじゃなくて、ボソボソとした喋りのような何かに変わってきているように聞こえたので。
よく扇風機の前で「ワ・レ・ワ・レ・ワ・ウ・チュ・ウ・ジ・ン」とやるアレを想像して頂ければだいたい近いです。

恐怖に打ち勝つ意味で
「やっぱり漢ならエキゾーストノートが最高のBGMだぜー、ほえろー、おれのよんじーろくさんー(棒読み」
なんてベタな呟きもマジで忘れませんでしたが、手の平は脂汗でぐっしょりでした。
CDの音を飛ばす力が強くなってエンジンを止めたりしませんように、と本気で祈っていました。

途中、あることに気付きます。
「この道、こんなに長かったっけ。」
記憶では5分も走れば国道248にぶつかったはず。
速度を落としているとはいえ、もうどんだけ走ってるんだ自分は・・。
「これが噂に聞く霊の得意技、無限ループ?」

30分は走ったでしょうか。
よく解らない場所に出ました。
記憶の中の出るはずの場所とは景色が全く違いましたが、一応は太い道です(※)。
霧も晴れました。
そこからどんなルートを辿ったかは憶えていませんが、とにかく太い整備された道だけを通るよう心がけ、なんとか知っている場所に出ました。
あとは街路灯のある明るい道だけ使って帰宅に成功です。

その後そこには近づいていません。
CDはやはり、その時以外は全く異常が起こりませんでした(固めた足のせいでトばしたのは除外)。
ただそれから暫くは、会社からの夜の帰宅中や深夜のシャンプー中に、誰かに見られているような気がして仕方ありませんでしたね。

一体この辺は何なんでしょうか。
その頃に知り合った、霊感があるという女性を案内したことがあります。
「昔の落武者の霊じゃね?」
とか適当なことを言う自分に対し彼女は
「時代もいろいろ。いろんな霊が集まってきやすい環境みたい。」
みたいなことを言ってました。
言われてみればそんな気もします。
有名スポットに行ったからといって感じたかと言えば、そうでもない時も普通にありましたから。
きっと霊の皆さんも一ヶ所にいるわけではなく、巡回してるのかもしれませんね。
Hビルのもおそらく・・。

ちなみに霧の中で強がりを呟いたことを話したら
「そんな場所で話題にしたり声を出したらダメ。気付いてない振りをしないとゴニョゴニョ」

・・・・・・・・;

そういえば今は知りませんが、周辺のあるルートにはいわゆる走り屋さんが集まる場所があり、そこで彼らと車や山道談義をしたことがあります。
その時、試しに
「ここらって怖い雰囲気ですけど、幽霊の噂とかあるんです?」
と聞いたら、それまで喋りの絶えなかった面々が一斉にシーンと静まりかえったことがあります。
暫く間があいて、少し離れたところの幽霊話はしてくれましたが、あの時の
「こいつなんてこと言いやがる!」
みたいな空気と視線は今でも忘れられません。

たぶんですけど、ようするにそういうことなんでしょうね。



※先ほど地図を見ながら検証したところ、出たのは国道248の別の場所だったようです。
 霧とあやふやな記憶のせいで途中の分岐を間違えたのが原因だと思われます。
 かかった時間についても速度と距離を再確認した感じでは妥当っぽい範囲内でした。
Posted at 2007/12/28 22:30:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 恐怖体験 | その他
2007年12月27日 イイね!

続・音飛び

その後、何人かの知人をそこに招待しました。
「すっげ~場所見つけたから。」
と言って。
昼夜どちらも行きましたが、独りではなかったからか、あの夜ほどの怖さは無かったです。

暫く経ったある日の夜、久しぶりにS川側からそこに続く道に進入しました。
独りです。
とはいえ、そこまでは向かいません。
少しは恐怖も薄れていましたが、まだ夜に独りで向かう勇気はありません。
別の目的があったのです。
いつもスルーしていた、メインストリートから左に伸びている細道を攻略してみたくなったのです。

突入してすぐに、軽い衝撃を受けます。
予想を遙かに超える険しく狭い道でした。
景色も思いっきり秘境です。
ガードレールはあるのですが異様に道幅が狭いため、対向車が来たら延々バック確定ですね。
とんでもない所に入ってしまった、と後悔しながら慎重に進みます。

突然、濃い霧が出てきました。
視界が3mくらいしかありません。
嫌な感じの霧です。
ここで再生していたCDが音飛びを始めます。
ディスクの痛みが原因でこういう症状が出た経験があったので、最初はそれだと思いました。
残念ではありますが、痛んだ場所を過ぎれば音飛びも収まると思い、放置します。
駄目でした。
どの曲のどの場所でも飛びまくりです。
プレイヤー側に問題があるのでしょうか。
まだほとんど新車なのにそんな症状が出たことと、この雰囲気の中で音楽が絶えることに凹みながらスイッチをオフにしました。

しばらく進むと、集落のような、民家の見える場所に出ました。
人気はありませんでしたが安堵感が漂います。
なるほど、ここの人々がKKK駅を使っているのでしょう。
道なりに進むと再び寂れた山道にはなりましたが、特に異様な雰囲気は感じず、やがて市街地の外れに出ました。
意外なほど知っている場所から近かったのですが、ここでは関係ないので詳細は省きます。
この道もやはり数人の知人に紹介しました。

問題のCDは後日スイッチをオンすると、何の異常もなく普通に再生出来ました。
数年後にこの車を売るまで、同じような音飛びは二度と起こりませんでした。
この車では。

(省略されました・・全てを読むにはなにしろ待ってください)
Posted at 2007/12/27 00:40:46 | コメント(4) | トラックバック(0) | 恐怖体験 | その他

プロフィール

「@soyoka555 新宿のソチラは閉店、もはや銀座が最後の砦みたいなのですがそれは」
何シテル?   11/19 20:09
こ、こんな動画ちっとも興味ないけど、関連動画だから仕方なく貼ってあげてるだけなんだかんね! とゆう体で好きな動画を紹介するだけの空虚なページがこちらです。

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