
部屋の掃除中に、今年1冊だけ買ったベストカーを発見し見入ってしまいました
気になる新型車は無いのですが、気になった記事があったのでその感想。
三本和○氏(一応伏せ字にしておきます・・・

)がマツダに関する課題ということで、ロータリーエンジン(以下「RE」という。)について書かれていました。
氏曰く、「水素REは先行きが明るくない、とっとと手を引くべき」だそうで、理由は「水素を留めおく技術の見通しが立たない、出力と航続距離に不安が残る」からとのこと。
そしてREよりも苦労しないで開発できる新世代のディーゼルを開発すべきと提案してます・・・
正直な感想は、この方はマツダについては勿論のこと、自動車や工業技術に関してド素人なのだなぁと思いました(苦笑)
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、マツダは後発自動車メーカーとして生き残るためにRE量産化に情熱をかけていた背景があります。
そして現在自動車用REの開発生産を続けているのもマツダだけです。
何が言いたいかといえば、ここでマツダがREの研究を止めるのは簡単でしょうが、それにより、将来の自動車内燃機関の1つのモデルが消滅します。
と同時にマツダも凡庸なメーカーに成り下がります。
更に仰々しく言えば、良くも悪くもマツダでしかREを開発生産していない中で、マツダにREを捨てろと言うならば、今日実用化までされたRE技術を捨てることに等しく、REに関係したエンジニアへの冒涜に他なりません。
仮に次世代ディーゼルエンジンの開発に集中したとしても、ディーゼルに関しては欧州メーカーが強力ですし、マツダが世界のリードをとるのはそれこそ絶望的。
国内ですらスバルに既に遅れをとっています。
技術というのは、常に課題をへの挑戦によって生まれるといって良いと思います。
現在不可能なことも、周辺技術の向上に伴い可能となっていくものです。
特に自動車エンジンとして本格的な量産が始まって半世紀も経たないREについては
改良の余地だらけですよ。なんせ世界中で開発され続けているレシプロエンジンですら日々進化しているのですから。
課題を解決することで技術向上が果たせるのに、何故課題を避けなければならないという発想になるのか

その答えは・・・氏のプロフィールを調べて直ぐ納得出来ましたが
尚ワタクシもエンジニアでは無くただの素人ですので、素人がド素人に物申したと言ったところです

1マツダ車オーナーとしても、氏の様に、目先の損得や合理性に流されることなくマツダはREを推し進めていって欲しいと思っています
Posted at 2008/05/13 05:45:38 |
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こだわり | 日記