この仕事をやっていると不思議なことがある。同じ修理が続く。
事故板金とか普段はそう入るものでもないのだけど一件入ると二・三件続く。そして代車が足りない。
月夜の晩は事故が多いんだって、人間も魚みたいに月の影響で活性があがってしまうのだね。そして走り回りぶつかると。
車検も立て続けに入る。そして帰れない。
しかしまぁこれは休日との絡みを考えるとある程度は想像がつく。
そしてゴールデンウィーク前は点検とオイル交換が増えるのだろうな。
今回の立て続けはタイミングベルト切れ
上は 三菱3G83(DOHC 5バルブ)ターボ 約70000㌔
下は スバルE07A(SOHC 2バルブ) 約110000㌔
3G83はまさにプッツリと千切れていた。別に特別弱っているようには見えなかったけど。
E07Aはウォーターポンプが焼きついてベルトに負担をかけ、溶けるようにしてタイベルの山が飛び空回り。タイミングベルトが逝かれてエンジンが掛からないという点では両者共通。しかしその修理においては大きな違いが・・・!
E07A タイミングベルト・ウォーターポンプ交換 約3万円ちょい。
3G83 エンジン脱着・シリンダヘッドO/H他 10数万!!
この差は何かカムシャフトの数が原因ですあと三菱ブラボーはベラボーに整備性が悪いせいです。しかもこいつは4WD&ターボで余計なもんが多い!
なぜカムシャフトが二本あるとこんなに修理代が掛かるのかというとベルトが切れたときに別々の回転をする二つのカムシャフトに動かされたインテークとエギゾーストのバルブが接触して曲がってしまうためなんですわ。
実際写真モデルになった車はバルブが曲がったために引っかかって閉じず、圧縮が上がるのが2番気筒だけという状態だった。これではエンジンはかからない。よく見るとバルブの高さがそろっていないのが分かるかと思う。そしてこのエンジンは5バルブヘッド、バルブ15本・・・・。(曲がったものだけ替える方法もあるが、アンバランスを考えるとお勧めはできない)
結局年式も古いし細かなトラブルの多い車だったのでこれを機に乗換えとなりました。サンバーにw
教訓 あんまりハイテク・高性能・多機能にこだわると何かあったときにエライ目にあう。
Posted at 2013/02/09 19:49:00 | |
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しゅうり | 日記