
今シーズンのソメイヨシノは近所に見に行っただけでしたが、今週はヤマザクラが見頃を迎えるということで、少し足を延ばして三重県大台町の相津峠へ行ってきました。
併せて、以前から行きたいと思っていた朝熊山も途中までですが歩いてきました。
ところで…、
いずれ整備手帳を書く予定ですが、このたび念願のタコメーターが付きました。取り付け後、試運転を除き今回が初めてのドライブで、自分がいかにいい加減な運転をしていたかがよくわかりました(笑)
これから感覚を磨いていきたいと思います。
最寄りICから高速で伊勢方面へ向かいます。しかし、途中で分岐を間違えて高速を降りることに…。
名古屋は抜けたし下道でもいいかと思ってそのまま行きましたが、これが失敗でした。
最初こそまだ残っている桜を見ながらのどかな道を楽しめましたが、途中の市街地が結構混んでいて疲れました…。
そんな中、津で気になるものを見つけたので寄り道。

桜舞う中のD51 499(昭和16年製)、良い雰囲気です。予定は狂いましたが、これが見られたので良しとしましょう。

さらに南下していきます。次第に美しい車窓も見られるようになり、期待が高まります。
津から1時間半ほどで相津に入りました。
峠道を登っていくと…。
「感謝の丘」に着きます。
こんなところにプロビデンスの目が!?
丘からの眺めです。(そして、このタイミングで雨が降ってくるという…)
白っぽい花がヤマザクラでしょうか?
モクレン
ツツジの仲間?
タチツボスミレ?
散り際の桜の下でしばし休憩。


道沿いにもヤマザクラに彩られた山肌を見ることのできるポイントが3箇所ほど見つかりました。深い緑の中に桜の花と新緑が混じってきれいですね。
峠を降りて1時間半ほど走り、伊勢神宮近くの朝熊山へ。
案内板によると、「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と唄われ、伊勢神宮を参拝した後にはこちらの金剛證寺を参拝するのが習わしだったそうです。
ちなみに、「朝熊山」は「朝熊ヶ岳」を主峰とする連山の総称で、その「朝熊ヶ岳」に登る登山道が「朝熊岳道」というそうです。
ややこしいですね。
時刻は15時過ぎ、麓に近い地点で下山する3組の方とすれ違いましたが、それ以降は誰にも会いませんでした。
さて、今回なぜこの場所に来たかというと、一昨年伊勢神宮だけを参拝しており、それでは前述のとおり片参りになってしまうので、遅ればせながらこちらに来たという次第
ではなく。
この地に大正14年~昭和19年まで運行された東洋一の急勾配路線、「朝熊登山鉄道 朝熊山鋼索線」(ケーブルカー)の跡があるからでした。

橋の下にコンクリートの基礎と倒壊した架線柱が残っています。
ここでは詳細は述べませんが、このケーブルカーに関しては
「山さ行がねが」に詳しいレポートがあります。
シャガ
登山道の途中には鯉のぼりが。
朝熊岳道 二十二町(終点)まで来ました。見晴台のはずですが、景色はよく見えません。
この場所には建物の遺構がちらほらとみられます。
かまど?から木が!
ここにはかつて「朝熊岳とうふ屋(東風屋)旅館」(大正14年~昭和39年)がありました。旅館は焼失してしまったそうですが、これらの遺構がその跡のようです。
旅館のお風呂としては小さいような…。

何だかよくわからないものもいろいろあります。
また、ここを通っている道路は大正15年に登山バス用に整備されたものだそうです。往時はこの道を通って毎朝豆腐屋さんが車で配達に来ていたのでしょうか?(笑)
ヤマザクラ
ツバキ
山頂にも金剛證寺にも行けていませんが、日没も近いのでここまでで下山しました(お伊勢さんごめんなさい)。
やはり私が最後でした。
帰り道はナビのルート検索では高速と下道で所要時間が1時間しか変わらず(しか?)、悩んだ挙句下道で帰ることにしました。
夜の国道23号では周囲の車の速さに驚きましたが、スムーズに帰ってくることができました。
トータルで10時間以上運転し、山歩きもしたので結構疲れましたが、春を感じられた楽しい1日でした。
Posted at 2021/04/03 19:39:39 | |
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