参加してきましたラネボアカデミー!
期待していたより良かった、ランエボXで中山サーキット全開走行してきました、それも中谷選手を追いかけて・・・。
講師陣は非常に豪華で中谷選手、田口選手、開発ドライバーさん3名ですね。
それと申し込みが良かったのか組み分けの先頭で、講師のすぐ後ろを走れました、そう中谷選手のライン盗みまくりっ!
まずランエボの概略、統合制御のS-AWCと呼ばれる中に次のものがあります。
・ACD:前後作動制限機能
・AYC:左右差動制限機能(左右トルク移動制御/ブレーキ制御)
ヨーコントロール機能(左右トルク移動制御/ブレーキ制御)
・ASC:スタビリティーコントロール(ブレーキ制御/エンジン制御)
トラクションコントロール制御(ブレーキ制御/エンジン制御)
・ABS:アンチロックブレーキ機能
なんだか難しいですねぇ。
使った車両はビル足とツーピースディスクが入ったハイパフォーマンスパッケージ。午前と午後の部に分かれていて午前はいろいろな機能を試して車に慣れるのが目的の完熟走行(と言っても結構ペース速い)、午後は大胆にも全開アタックなんです。走ったモードは次の通り
・SST通常のモード(オート/マニュアル)、ASCはON
・SSTスポーツ(オート/マニュアル)、ASCはON/OFF
・SSTスーパースポーツ(サーキット専用らしい、オート/マニュアル)、ASCはON
まずSSTなんですが、これは良いです。オートモードでは非常にスムーズで通常のATと変わりません。マニュアルも試してみましたが必要なし、スーパースポーツにするとレブまできっちり引っ張ってここでシフトダウンと思えるところで本当にシフトダウンします、これならオートモードだけで十分だと思える出来栄えです。素晴らしいっ!
足回りはビル足が入ったモデルですが、固くないですね。ロールスピードがキチンとチェックされていてストロークもあり、ロールとピッチング方向のバランスがすごく取れています。こういう足が欲しいんですねぇ。
次にASCなんですが、これは通常の走行ではON必須でしょね。非常にスタビリティーが高くめったに破綻しません、唯一オーバースピードでの突っ込みは制御範囲を超えてしまってリカバリーが利かず通常の車と同じように強いアンダーが出ます。
エンジンはサーキットだったと言うこともあり特別すごいとは感じれませんでしたが、フラットトルクで低回転から高回転まで乗りやすい感じです。ただし6500回転以上はあまりおいしくありませんね。
次にブレーキ、これは強力です。ガツンと踏めば応えてくれますが、車重が重いために中山では3周でクーリング必要です。また最後のほうでは酷使されたランエボではエアが噛んでフィーリングはイマイチになっています。しかし絶対的な制動能力はさすが18インチホイールしか履けないローター&ブレンボキャリパーなので強力でくだりの突っ込みでもABSが利いてしまうほどでありました。もう少し車重が軽ければ良いのですがね。
あと気になったのはステアリングのフィールで、荒れた路面でのブレーキングや切込みのとき等に剛性不足かちょっと頼りない感触が残りました。
びっくりしたのはヨーが発生してからの制御で(この場合はブレーキ残った状態かニュートラル)、切り足しても曲がっていきます。この感触が少し異次元で今までに感じたことの無い不思議な感覚であります。通常であればイン側のパイロンに付こうとしてギリギリを狙うと慣性で少し外側を通ってしまうような場合でも、イン側のパイロンに触れてしまうくらいヨーコントロールができていて腕を上げたような感覚になります。中谷選手も言ってましたが、SSTはスーパースポーツモードでオートのモードで十分です、下手にマニュアル(パドルで)するよりも早いです。ましてやMTのマシンよりもかなり正確に速くシフトしてくれます。
この車を速く走らせるにはかなりの思考転換が必要です。今までと異なるライン取りとコントロールが必要です。そして他の車に乗れなくなりますきっと(苦笑)。
一日走ってみて感じたのですが、私のような少し年寄りには非常に良い、シフトに気を使わずステアリングとブレーキに専念できます。このせいで疲れも少なく安全にスポーツ走行が楽しめそうです。ただしこの性能は公道上で味わうには速度域が高すぎてNGでしょうねぇ、やっぱしサーキットへ行かねばならない車のようです。
かなり良かったですが皆さんはいかがでしょう?しかし高いですね。
Posted at 2008/09/28 22:46:48 | |
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