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2022年05月10日 イイね!

「ナチス」大安売り

「ナチス」大安売り9日はロシアにとって「大祖国戦争」こと第二次世界大戦の独ソ戦の戦勝記念日。毎年派手なイベントが行なわれます。今年はウクライナ侵攻していることもあってプーチン大統領がこの日に合わせて何らかのアクションを起こすのではないかと言われていましたが、特別な事は何もなかったようです。

記念式典で「ナチスがいなくなるために戦っている」と演説したプーチンですが、対独戦勝記念日とはいえ国際社会からすれば「(゚Д゚)ハァ?」っていう感じです。

当初からプーチンはウクライナのゼレンスキー政権を「ネオナチ」とレッテル貼りしてますが、ちょっと軽々しく感じます。

欧州においてナチスやアドルフ・ヒトラーは「絶対悪」とされ、少しでもこれを擁護しようものなら「歴史修正主義者」のレッテルを貼られ、誇張抜きに「社会的に抹殺」されかねません。この風潮は日本人の想像を遥かに超えたレベルにあるようです。

欧州では何かにつけて「悪の組織」認定された組織に対し「ナチス」とのレッテル貼りが行なわれますが、なんか凄く薄っぺらで軽々しい議論に感じます。

ナチスやヒトラーを擁護するつもりは全くありませんが、ソビエト共産党や中国共産党の方が遥かに数多くの人々を死に追いやった政党です。「大躍進政策」や「文化大革命」は言うに及ばず、スターリンの大粛清等ソビエト共産党による犠牲者を合わせると下手をすれば億を超えます。どんなに多く見積っても1000万人に満たない「ホロコースト」の犠牲者数とは比べ物になりません。

ホロコーストに匹敵する数の犠牲者を出したスターリンによる人為的大飢饉である「ホロドモール」という言葉を、今回のウクライナ紛争で初めて知った人も多いのではないでしょうか?

おそらく近代以降の人類史上最も多くの人々を殺してきたのは共産主義者でしょう。

そして冷戦が終結した現代においてもその影響を残した政治指導者が健在です。不幸な事にその代表的人物3名は日本の隣国の指導者であり、2名は国連安保理常任理事国の国家元首です。

そして日本にもその思想の影響を受けた言論人や学者、政治家が存在し、メディアを通じ国民への影響力を残しています。

恐ろしい話です。
Posted at 2022/05/10 18:07:36 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年05月08日 イイね!

今ウクライナ情勢はどうなっているのか?

今ウクライナ情勢はどうなっているのか?ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まって2ヶ月半が経過しようとしてます。国際法上民間人への軍事攻撃は禁止されていますが、軍事衝突が発生すれば民間人の犠牲は不可避です。

ウクライナ南部の都市マリウポリはロシア軍にほぼ制圧され、アゾフスターリ製鉄所の地下施設に民間人とウクライナ兵士が避難して籠城している状況が続いてました。

今朝その製鉄所に避難していた民間人が全員脱出した旨の報道が流れました。

マリウポリ 製鉄所“市民の避難完了” ロシアは攻勢強めるか | NHK | ウクライナ情勢
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220508/k10013615551000.html


報道を額面通りに理解すればまだウクライナ軍兵士が製鉄所内部に残っている事になりますが、民間人がいなくなったとわかれば当然ロシア軍は総攻撃を仕掛けるでしょう。残されたウクライナ兵はこれから「玉砕戦」となるのでしょうか?

冒頭画像はGoogleマップのマリウポリの航空写真ですが、画面中央付近を拡大すると河川の河口の東側に「Asovstal」の文字が表示されます。

この河口〜沿岸エリアが製鉄所と思われます。

2/24の軍事侵攻が始まった日の記事戦争は明確な戦争目的を設定し、停戦や和平に向けた「終わらせ方」を明確にしておかないと悲惨な事になりますと書きました。

プーチンはこの軍事侵攻を始めた目的として、ドネツク、ルハンスクの「ウクライナ政府によって8年間、虐げられてきた人々を保護するため」と演説し、「ウクライナ領土の占領については計画にない」としています。

プーチン大統領 軍事作戦実施表明 “ウクライナ東部住民保護” | NHK | ウクライナ情勢
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220224/k10013498841000.html


これ以外の目的としてウクライナのNATO加盟を阻止する事も挙げられるでしょう。ゼレンスキーは停戦交渉の中でNATO加盟断念の用意がある旨をロシア側に伝えたとの報道もありました。

ウクライナ大統領、停戦へNATO加盟断念と核武装否定の妥協案を用意
[2022年03月28日21時46分]
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202203280001079.html


これらを踏まえると、ここまでの紛争の流れがある程度見えてきます。

軍事侵攻開始直後、ウクライナの首都キーウに向けてロシア軍は進軍しました。キーウをある程度包囲する所までは行きましたが、ウクライナ軍の激しい抵抗もあってキーウは陥落しませんでした。

↓画像はLive UAmapによる4/1時点での軍事勢力地図です。赤く塗られたエリアがロシア軍が侵攻支配していた地域です。

この後ロシア軍はキーウ周辺から撤退して行ったのは皆様ご存知の通りです。ウクライナ軍の抵抗に遭ってみっともなく撤退したようにも見えますが、「ウクライナのNATO加盟を阻止する」という軍事目的を達成出来たと考えれば、理に適った行動にも見えます。そもそもキーウを陥落させゼレンスキーを殺害するなり追放してしまったら、停戦の為の交渉相手がいなくなってしまいます。そうなるとウクライナを支援している国々との「戦争」になってしまい、戦争を終結させる事が困難になってしまいます。大日本帝国は支那事変でそれをやってしまいました。近衛文麿政権が「蒋介石を相手とせず」としてしまったが為に支那事変が泥沼化し、対米開戦という愚を犯して滅亡への道を突き進んでしまいました。

プーチンが言うもう一つの目的である「ドンバス地方の親ロ派住民の保護」ですが、どうでしょう?

↑は5/8現在の勢力図ですがハルキウからドンバス地方の東部地域、そこから更にマリウポリ〜ヘルソンの南部沿岸部をクリミア半島も含めて勢力内に収めています。

先日ハルキウでウクライナ軍が攻勢を掛けてロシア軍が大幅に撤退した旨の報道がありました。
ロシア軍、東部ハルキウで40キロ後退…米高官「無気力という言葉がぴったりだ」 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220503-OYT1T50115/


このエリアでは激しい戦闘が今も続いていると思われます。ロシア軍の損耗も激しい中この「軍事作戦」で新たな領土など何らかの「戦果」が得られなければ、プーチンの国内での立場が危うくなります。

ヘルソンからモルドバの親ロ派支配地域である「沿ドニエストル・モルドバ共和国(自称)」まで打通させようとしているのではないかという憶測もありますが、そのためにはオデーサも陥落させる必要があります。
一方のウクライナや国際社会は「武力による国境線の変更は認められない」というのが基本的立場です。クリミア半島やドンバス地方を含めた領土奪還が最終目標になります。
↓は防衛省サイトにある4/26現在の戦況解説地図です。

民間人のさらなる犠牲が懸念されます。
Posted at 2022/05/08 10:16:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年05月03日 イイね!

憲法記念日…戦争と国際法とウクライナ紛争と

憲法記念日…戦争と国際法とウクライナ紛争と5月3日は憲法記念日。日本国憲法を聖書やコーランのように崇め奉る人々や、反対に声高に憲法改正を主張する人々で賑やかになります。

日教組教育を受けた自分としては、憲法9条の文脈からどうすると自衛隊が合憲になるのか、その解釈は子供の頃からの謎でした。

最近東京外大の篠田英朗教授の論説を読んでようやくその謎が解けてきたのですが、氏の解釈もかなりアクロバティックな感じもしますし、その筋の学会では異端扱いされてるような話も聞きます。参考までに記事のリンクを貼っておきます。

憲法9条があるからロシアの戦争には手を出せない…そんな「憲法解釈」は国際社会の非常識である 日本国憲法の目的が「国際協調」であることを無視するな | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
https://president.jp/articles/-/57162?page=1


日本には憲法9条があるから、自衛隊は違憲である…そんな「憲法解釈」は根底から間違っている 国際法には存在しない「交戦権」を、なぜ憲法9条は否定したのか | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
https://president.jp/articles/-/57163?page=1


とは言っても日本国も国際社会の一員として、そして国連加盟国として国連憲章等の国際法と整合性を持たせた国内法を整備しなければなりません。

武装解除された無防備国家として生きていくというのはあまりにも非現実的ですし、日米安全保障条約という国家間条約もあります。

国際法や国家間条約は憲法等の国内法より上位に存在しますので、必要に応じて国内法を改正して国際法との整合性を持たせなければなりません。

憲法に書かれている「戦争」という言葉の定義の問題ですが、ありとあらゆる軍事行動を「戦争」と呼ぶのであれば自衛隊は違憲です。

それに対して国際法上合法とされる軍事行動を日本国憲法は否定していないと解釈すれば、自衛隊は合憲となります。

「国際法って…?」という記事にも書きましたが、国連安保理で軍事制裁決議がなされた案件や他国から侵略を受けた場合の自衛の為の軍事行動、そして人道的な介入などが国際法上合法とされる軍事行動になります。

現在ウクライナで行なわれているロシア軍による軍事行動は、プーチンによれば「ウクライナ政府から弾圧されているドンバス地方の人々を救済するための"特別軍事作戦"」であり、プーチンは「戦争」という表現を意図的に使っていません。

ところがロシアが9日の「戦勝記念日」の機会にこの紛争を「特別軍事作戦」から「戦争」へと格上げするのではないかと報じられています。

プーチン大統領 戦勝記念日に合わせて “戦争状態” 宣言か | NHK | ウクライナ情勢
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220501/k10013607531000.html


「戦争」は国際法上禁止事項ですので、かなりアクロバティックな屁理屈を使ってこれを合法化させようとするでしょう。西側諸国が行なっているウクライナへの軍事支援やロシアへの経済制裁を理由に正当化してくる可能性が高いと予想しています。

この「戦争」が合法か違法かはともかく、ロシアが「戦争」だと宣言してしまえば他の国々には「中立義務」が発生します。軍事支援しているNATO諸国はもちろん、ヘルメットや防弾チョッキ等の「防御的軍事物資」をウクライナに支援している日本も「中立義務違反」となり、ロシアによるNATO諸国や日本への軍事行動も正当化されかねません。

世界大戦へとエスカレーションしかねない危険な状況にまた一歩踏み込んでしまう訳ですが、核戦争のリスクを含めた「瀬戸際戦術」の一環でしょうから西側諸国は更に難しい対応を迫られる事になります。

インドや中国のようにここまで中立を貫いてきている国々を含め国際社会がどう動くか?プーチンの真意が読めないだけに難しい駆け引きが続きます。

尚冒頭画像は
「NATOもロシアもウクライナから手を引け」:日本の抗議者たち|ARAB NEWS
https://www.arabnews.jp/article/japan/article_66454/

から拝借した物から、個人が特定できないよう加工を加えた物です。
Posted at 2022/05/03 22:05:24 | コメント(0) | トラックバック(0)

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