風越 龍のブログ一覧

数十年ぶりに大室山へ。
山頂1週は暑かった…。

いつも水没して先に進めない箇所。
一度、ウェーダーを履いて突破しましたが…。
もわ～……………と沈殿物が浮かび上がりしばらく歩くのを躊躇するほどでした。

俗にいう心霊写真っぽく見えますけど、そんな事はありません。
高湿度のため、ストロボを焚くとそう見えるだけ。
ただ、そんな感じに見えるだけです。




朽ちかけのレール。
搬出しても採算に合わないって事でしょうね…。




溶断なのか、接続金具をだ外したのか…。




光と闇の調和。




この辺りはタダの記録写真。




多分、出入り口があるから…だと思うのですが、その心は？。




光が闇を浸食し、闇が光を浸食しあう…。
それらが無ければ写真は成立しない。
両者があってこそ……。




光輝く未来に向かって伸びるレール。
外の緑。
明日は今日よりも少しだけ良くなる。
明後日は明日よりも少しだけ良くなる。

…と若い頃はそんな感じに思っていましたが。
気持ちの感じ方だけでも、綺麗なものは綺麗と感じ、好きなものは好きと言えること。
良き絵画を見て何か湧きあがる感じとか。
それだけは忘れたくありません。

中士幌駅本屋。




此方から見ると顔のように見えませんか？。




多分、当時からあった木。
士幌開拓の役目を終えた鉄路が無き今も、駅を見守っています。




路盤跡と思われる場所。
レールが無い、バラストが無いとなると分かりにくいものですね。




士幌駅では構内に貨車等が展示してあります。




国鉄士幌線の蘊蓄。
物心ついた頃には十勝三又はバス代行でした。
十勝三又に気動車で行きついてみたかったものですが…。




士幌駅について。
昭和40年代にピークを迎えた事が分かります。
日本が高度経済成長の頃、すでにピークを迎えてしまっていた事が後の廃線に繋がるのですが…。
その当時、そんな事まで考えた方などそうそう居なかったでしょう。




士幌駅の看板と電球。




有蓋車と緩急車。
思いのほか、綺麗に展示されていました。




旧駅構内を…。
士幌線を偲びながら。




音更から士幌の開拓鉄道として、さらに人口が増えれば石北本線上川まで延長され短絡線としても活躍する筈だったのでは…。
そうそう思い通りに行かず、1500人の人口を誇った十勝三又も5世帯14人まで落ち込みバス代行への道に進みました。




緩急車内部。
国鉄ブルーのシートが懐かしい…。




割れた尾灯のレンズ。
夢破れた路線には相応しいのかもしれませんが…。
悲しく思います。




小さなバルブを「くいっ」とひねって取り付けるタイプ。
現役の頃には蓋があったと思うのですが…。
今、その蓋は無く寂しい光景でした。




日本国有鉄道。
東急車輛。
共に無くなりましたが、国鉄の時代の方が良かったなぁ…。

何とか運転してくれたし、途中で運転中止で7時間もほったらかしにされる事もなく…。
今のJRはすぐ止まるからねぇ…。




ベルト式の発電機…。
雪国はベルトが滑るのでギヤ式の発電機だったと何かで読んだのですが…。
間違いなくベルト式。
本州から持ってきた？、それともこの辺りは雪が少ないのでこれで大丈夫だった？。
と、ツマらん事で頭がぐるぐる回りながらの撮影です。

駅であまりの暑さに猫もぐったり…。




暑いけど眠さには勝てないらしい…。




近づいても暑さでぐったり。
まったく動きません。




うにゃ？。




ねむねむ～………。

三脚はなく手持ちなのでストロボ一発！。

濡れ濡れのレールとバラスト。
木製の枕木が朽ちずに残っている所が廃線らしさを醸し出してくれます。

ぴとん。
ぴとん。
ぴとん…。
水が容赦なく私を叩きます。
静かに、静かに、闇を水滴を堪能しましょう…。