メーカー/モデル名 | マツダ / MX-30 MX-30(AT_2.0) (2020年) |
---|---|
乗車人数 | 1人 |
使用目的 | レジャー |
乗車形式 | 試乗 |
おすすめ度 |
5
|
---|---|
満足している点 |
・マツダの主流から外れたデザイン。鼓d……失礼、「魂動」(どうしても夜露死苦とか鬼帝(キティ)的なノリを感じるのですが笑)、「光のうつろい」など宣う「美術品」とは異なり、シンプルに「異物感」で挑戦しているのには好感を抱いています。まぁ、「美人は3日で飽きる」≒「エキセントリックなものはいつまでも飽きない」笑 ・剛性感。フリースタイルドアの恩恵で、ドアは金庫並に分厚くボディもがっちりとしています。 ・存在そのもの。もうマツダは160㎞のストレートしか投げないと思っていたのに、こんな変化球を出してくるとは。EV狂騒曲に感謝笑。ベリーサとは真逆のデザインですが、両者とも「本流」に付いていけない「偏屈者」にガンガン響く存在だと思います。 |
不満な点 |
・右後ろの死角。左後ろはスバルR1の経験がある者にとっては慣れっこですが、美点のごついドアが災いしてがっつり後ろを振り返らないと見えません。センサーがあるだけマシですが、やはりとっさの合流、緊急回避のときは怖いかも。 ・案外記憶に残らない走行性能。ここは言うほど気にはならないですが、やはり外観に似合うひねりとして、NSXと同じぐらい売れているEV、いつ出るのか、のREV(勿論補助エンジンはロータリーで)が欲しいところ。 |
総評 |
「MX-30を見に来た人、本当に久しぶりです」「去年も売れたのは2台だけです」「買うのはデザインに拘る方かよっぽどのマツダファンですね」…… マツダのセールスマンの言葉です笑。そんな車を見に来た偏屈者(車も(何じゃあれ)「日産のノートですか?」なハンガリー車)なためか、「どうせこいつは買わないけど、ちょっくら休憩がてら付き合ってやるか」的に、フランクに色々伺うことが出来ました。 MX-30の価値は、フリースタイルドアの美点と欠点のどちらかを取るかによると思いました。欠点から言いますが、確かに開け閉めは面倒かもしれません。まず、後部ドアはこれまで言われているとおり、座っている人は閉められません(腕がゴムのように伸びるなら別)。そして超頑丈なので重たいですね。さらに、ピラーがない分の強度を閉じ目に与えるため前後ドア共にピラーにあたる部分がゴツすぎて、合流時に右後ろの車を確認しようにも見えません。見えにくいじゃなく、本当に見えません。さらに、昨今のクルマの広さを当たり前と思っている方は、護送車?と思うほど「押し込められ感」はあります。 この欠点が許せないなら、CX-30やヴェゼルの方がいいと思います。後部座席(繰り返しますが、狭いですがR1やスプラッシュより広いですよ。比較対象がAセグですけど笑)は物置かたまに乗せる程度、合流はセンサーと目視しながらゆっくりする、と読み替えれば、それ以外は全て美点となります。福祉車両で実現希望ですが、助手席が90度回転すれば面白い使い方が出来るのでは? デザインは、私自身、DJデミオとNDロードスター以外のNAGARE以降のマツダデザインが全く響かなかったのですが、その潮流から外れたデザインはでかすぎるフロントエンブレム以外心に突き刺さっています。以前もベリーサという「異端児」が存在していましたが、また違ったアプローチでオルタナティブな提案をしてきたな、と思います。 走行性能は、本当に可もなく不可もなく、と言った印象。そんなに飛ばしてはないので実力は未知数ですが、大きさや鼻先の長さも意識することなく試乗できました。ここも、ロータリーのレンジエクステンダーがあればもう完璧ですが、出るんでしょうか? まぁ欧米のEV狂騒曲がどう変調するかがこの車の運命を握っていますが、まぁ当分(あと2年?)は売るでしょうし、中古も似たようなドア笑で現役時はガン無視されていたのに近年暴騰しているホンダエレメント(これに限らずホンダのニッチは先取りしすぎなんですよね)のようにはならない、と信じたい笑。クリーンディーゼルで盛大にやらかした欧州メーカーとグルな各国政府(マツダはマツダで、賞味期限がやたら短いディーゼルをどうするんだ?とは思います。Xのディーゼルでは改善されたのでしょうか)がぶち上げたEV以外は販売できなくなるという無茶ぶり、分厚いバッテリーを隠すために猫も杓子もSUVな昨今の狂乱があるからこそ、こういう160㎞の「すっぽ抜け」が生まれたのだと思います。前にはシトロエンC4カクタスという先達がいましたが、そこまでの変態性はないもののMX-30も十分素質はあります。女性に売ろうという迷走(どこかで聞いたような……スプラッシュもそうだった笑。)もご愛敬。 次こそはシビックでマイナー車街道は上がり、と考えていましたが、MX-30は大対抗です。マジで久々にキました!! |
デザイン |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
文句なしでこのデザインに惹かれています笑。本来のSUVの「クーペ」とは、このクルマやビークロス、ジューク(ギリC-HR)のような「異形」のものを指すのであって、ヴェゼルやハリアーは真面目が勝ってしまっていますし、BMWのX6やメルセデスのSUVクーペは単にリフトアップしたセダンでしかない(そしてキモい)です。
|
---|---|
走行性能 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
全く不足はないのですが、無い物ねだりとはいえ、スペシャリティならばもう少し刺激(荒々しさではなく、恐ろしくスムーズなパワートレイン、そして独自性があるもの。つまり単なるEVではない、ロータリーのレンジエクステンダー)がやはり必要です。
|
乗り心地 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
ボディが強靱なのでここも問題なし。ただ、経年劣化でどれだけヤレてしまうのかは不安要素かもしれません。
|
積載性 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
後席を第2トランクとするならば笑。積載性ではないですが、折角のフリースタイルドアなのでもう少し拡張的な使い方も出来たらいいのに。
|
燃費 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
だいたい12㎞/ℓだそうです。
|
価格 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
この内容でこの値段は安いでしょう。ただし、存在に価値を見いだせない人は、CX系統を買った方が良いと思います。
|
イイね!0件
[ホンダ シビック (ハッチバック)]VULCANS シビック専用車載スマホホルダー カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/03/04 14:50:10 |
![]() |
【FK7】CL7純正ホイール+DL WINTER MAXX01(215/45R17) カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2023/07/29 23:03:01 |
![]() |
ホンダ(純正) テールゲートスポイラー カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2023/02/28 23:30:50 |
![]() |
![]() |
ホンダ シビック (ハッチバック) あらためて、念願のFK7。今度はセンシング付なので、マイナー車街道は終わりです。 |
![]() |
ホンダ シビック (ハッチバック) 念願のFK7。レアなホンダセンシングレス笑 12/26追記:3日乗っただけで手元から消 ... |
![]() |
スズキ スプラッシュ スズキ スプラッシュに乗っていました。 まさしく「正しいクルマ」です。 |
![]() |
スバル R1 節税&実家の前にねじ込めるサイズのために乗り換えました(2016年8月~)。ザパティナス ... |
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!