前回に続き、「薄幸」のクサラを、さらにはブレークのリアを見ていて思い出したクルマについて、つらつら書いてみます。
ハッチバックとブレークとは異なり、クーペはローブやブガルスキの活躍で注目されていたのではないでしょうか?
…とはいえ、前期型のVTSは日本に
70台(!)しかなく、99年から導入されたVTR、後期型は知っていましたが前期型は本当に導入されたのか? と思うほど。(とはいえ、調べたら数点広報車ではない写真が出てきますから、あったんでしょうか…)
上の写真はオートカー・ジャパンの記事から引用しましたが、この薄いフロントマスク、いいですね。
で、このリアの写真。タイヤのネガキャン、車高の低さ、たまらないですね。
とはいえ、クーペがハッチバックやブレークほどそそられないのは、このリアタイヤとボディのバランスが、どうも…。
妙にリアタイヤが小さく見えるんですよね…。
後期型だと更に小さく見えるのですが、おそらくサイドバーがボディ同色になったからでは、と思うのですが、そもそもクーペはフェンダーからサイドウインドウまでが分厚いのが仇になっている気がします。
同様の感覚は、フリードのモデューロXでも感じました。最初見たとき、「えっ、ノーマルよりホイール小さくない?」と思ったほど。(あとグレイスとFit3のRS)
このホンダ3車も、サイドにキャラクターラインを
(ゴチャゴチャ)入れていますが、フェンダーとサイドウインドウまでのパネルが大きすぎるような気がします。あと、モデューロが(なぜか)16インチのアルミにして、かつ偏平率が高いタイヤを入れている影響もあるでしょうが…。
と、少し微妙なクーペですが、このアンバランスさも妙に心をくすぐりますね笑。
ということで、早速…
ノレブ製のミニカーを買うことにしました笑。
さて、クサラに対する薄~い印象(とミニカーで充たされた購入願望)を書きましたが、同様の「躍進の影で」記憶から消えゆくクルマが身近にいました。

(本当はこのグリーンが欲しかったのですが…)
悪夢の5チャンネルの痛手がデミオで徐々に癒やされていた90年代後期のマツダですが、
CFアコードと同様に魅力がないGFカペラと、
初代デミオ的要素をぶっ込んだこのBJファミリアから新たなフェイズへの助走が始まっていったと思います。
私も6年間、ド中古車の初期型Rを乗っていましたが、レビューにも書いたようにアテンザ、アクセラ前夜のスポーティさ(早すぎず遅すぎず、程よい走りでした)、同時にマツダ地獄笑なクオリティ(下に書く故障と、素人でもわかる安っぽい内装。R1を買った中古車屋でもスプラッシュを買った整備店でも、共通して「あれはボンゴと変わらない素材では?」との結論に達しました笑)を味わいました。
少し、購入の経緯でも。
そもそも、免許を取った大学生時、当然資金がなかったので、当面は実家のイン○レッサを共用で使うという話でしたが、練習時にクソ分厚いダッシュボードで前が見えずバンパーをド派手に擦り…
(このことから、四隅が見えないス○ルと、「○バルは視界を考えている」という妄言をぶっこむ評論家への怒りが(自分の下手さを天高く上げて)生まれました。あと、ATのクリープ、あそこまで要ります?
「視界が~」と言うなら、キャビンは背高で
最終型ビスタほどダサくなく、ダッシュボードも低く視界もいいホンダのコンチェルト/ドマーニ(初代)、アスコット/ラファーガを見習えって話ですよ。そm(以下略)
あ、もちろんR1/R2はデザインがいいので、左斜め後ろが見えないのは許容範囲です笑。
で、話し合いの結果母親と共用で増車するという話になりクルマを探し始めたのです。
まずはホンダオートテラスに行ったのですが、当時でもVTEC搭載のEKシビックは高騰し始めており、かつ、恐らくEG、EKシビックに乗ると、イジる→走る→GO GO JAIL笑、となりかねず、また妥協してEU型も考えたのですが、どこかで聞いたEU、EP、DC5のフロントストラットは欠陥品、を信じ込み、シビックを泣く泣く断念。
(EP型の非タイプRがあれば、絶対、
絶対買っていたでしょうね。初心者にタイプRのK20Aはキツく、不人気とはいえ色々お金もかかったでしょうし…。
デビューから1年もたたずにフィットに完全に食われた惨状を考えれば、3ドアの1.7リットルのグレードも入れてれば…。というかアメリカのナードが描いたようなDC5(以下略))
代わりにGDフィットを考えたのですが、あまりに巷に溢れすぎており微妙、となりホンダとは泣く泣くお別れに。
(「ロゴTSは?」と聞いたら、「悪いことはいいません、止めたほうがいいです」とのことでした。)

(…そんなにヤバいんですか?)
次に考えたのは、P11プリメーラ、…に似たN15パルサーのセダン。しかし、タマがセリエFしか出ず断念。同様にK12マーチの3ドア(12SRではない)も出ず断念。あと、マーチは狭かった笑。
ということで、残すはマツダということで探し始めたのはBKアクセラのセダン。

(アクセラ名義は3代続きましたが、やはりBKセダンの23S 、20Sが一番好きですね。)
とはいえ、20S、23Sはまだ高く(税金も高そうですし)、1.5でバンパー交換して…と思っていたのですが、ふと「ファミリアもあったな」と思い出し、探すとディーラー中古で(当然)安価で出ていることを発見。商談時にあろうことか「ヴィッツとかどうですか?」とほざくセールスマンをかわしつつ契約したのでした。
(散々「トヨタは嫌」と言っていたのに、ヴィッツを進めるって…、デミオを薦めるならまだしも笑)
で、このクルマ、納車から2ヶ月後突然エンジンがストップ。最初はぎりぎり踏ん張っていたガソリンが切れたかと思いましたが、JAFが来るとなぜかエンジンが再点火。疑念を抱きながらも最寄りのマツダに担ぎ込まれ、セールスマンの好意で部品を無償交換したのですが…。
その1ヶ月後、再びストップ笑。
また、ドアとフロントウインドウが機嫌が悪く、助手席は集中ロックの伝達が伝わらなくなり、運転席のウインドウはフォ○クスワーゲンのように落ちる、といったトラブルがありました。
結果、親が持つ「マツダは☓☓!」というイメージを証明し笑、未だに家では「マツダは何があってもNG」という不文律ができました(泣)。

(とはいえ、私は未だに好きですので、レンタカーはデミオを指名しています笑。
で、マツダ2の次期型にはロータリーのレンジエクステンダー、載せてくれるんですよね(切実))
…と、長大な思い出話はここまでにして、BJファミリアですが、クサラと同様にインパクトは薄いですが、飽きが来ないクリーンなスタイルは未だに好きです。
(また同様に、中期型から強引なフェイスリフトが施されたことも(泣))
正直、「ワゴン」ではなくただのハッチバックですし、後部座席は異常なほどの上げ床で苦痛なほどでしたし、追加されたスポルト20(「トゥエンティ」ではなく「にーまる」笑)は、VTEC並のエンジンを積みつつもなぜかFFはスポルトマチックだけ、という謎設定。
あと…、以下の2グレード、いくら「限定車」とはいえアウトでは…。
(アウトバック…ですよね? …ま、本家も10年後作りましたけど笑。あと「フィールドブレイク」って…ブレイクは名詞の用法ですよね。「自然破壊」ではなく笑)
(GDBのSTi…ですよね?)
今のマツダからすれば、記憶の彼方に放逐したい過去でしょう。しかし、クサラと同様に、私にとっては古き良き…ではなく、今も「名車」です。アクセラ(マツダ3)やC4(2代目は再びクサラ的世界に笑。これも好きです)のように、ぱっと分かる魅力はないですけどね。

(余計なお世話ですが、これってサイドをぶつけたら板金で直せるのでしょうか? 100%の修復、となれば高額になりそうな…。NAGARE()のプレマシーのときも思っていましたが。)

(新型、C4カクタスのアップデート+GSの要素、で好きですが、どうしても2代目の「幸薄」デザインが忘れられず…笑)