かつて車選びをする際の楽しみの一つにカーナビ選びがありました。インパネ中央に2DINサイズの穴ぼこが空いていて、そこにナビやオーディオなどが搭載できるようになっていました。メーカーの用意したオプションから選ぶ人もいれば、自分の好きなメーカーのナビを選んで搭載することもできました。ディーラーにとってもカーナビというのは利益率の大きなオプションの一つであり、ユーザーからしたら選ぶ楽しみがありました。
しかし、ここ10年くらいの間に少しずつディスプレイを標準で搭載する車が増えていきました。ナビ機能も含めて標準装備だったり、オプションでナビ機能を追加できるようになっています。標準で搭載するメリットとしては、ディスプレイも含めたインテリアデザインを設計できるため、後付け感がなくなり、デザイン性が高められることや、価格的に安く済ませられることがあると思います。導入当初は機能的に物足りなさがあったり、操作性が悪かったりで悪評もありましたが、徐々に改善されてきて機能性が上がったり、スマホと連携できる機能が搭載されたことで、ユーザー満足度も高まっているように思います。
愛車のEクラスにも12.8インチという巨大ディスプレイが見事に一体化されたインテリアが展開されており、機能性や操作性も含めて、非常に満足度の高い装備となっています。ナビ機能に関しては、知らない土地に出かけることがないため、実際にどうなのかはまだ未知数のところもありますが、日常的な使い勝手は非常に良いです。今後、乗り換える車もおそらくというか確実に標準でディスプレイを搭載している車になると思いますので、自分で好きなナビを選んでインストールすることは、おそらく一生ないと思います。
サイバーナビの新型が出たというニュースを見たら、そんなことを考えたりしてしまいました。ディスプレイオーディオが登場するまでは、ナビメーカーも安泰だったのでしょうが、あっという間に絶滅危惧種みたいになってしまいましたね。時代の移り変わりというのは怖いなと思いました。
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2021/10/07 12:12:49