2024年04月25日
昨日のブログで「5大バンド」とサラッと書いてしまったが、後で読み返して人によって認識が違うのではないか?という事に気づいてしまいました。
恐らく現代の認識では、プログレ5大バンドは「king crimson」「yes」「elp」「Pink Floyd」「genesis」で、大半の人はこれで納得するでしょう。
しかし、70年代前半の古いLPレコードのライナーなどを見ると大抵、「genesis」ではなく「the moody blues」となっています。
ええええ、なんで?とリアルタイムで5大バンドに接していない人は多分みんなそう思うでしょう。私もそう思います。
恐らくプログレとはなんぞや、が今と全く違う時代だったのではなかろうか?と思います。
70年代前半の5大プログレの定義
それまでのロックとは明らかに違う要素を持ったバンド。
例えば、
コンセプトアルバム、
クラシックジャズ等異ジャンルとの結合、
最新の楽器の使用(シンセ メロトロン)、
技巧的で複雑な演奏(ジャズ・クラシックの人から見れば全然下手かもしれないが)
そしてそれらの要素を持ったレコード売上の多い、「みんな知っている」バンド、って感じで売り手側が定義したんじゃないでしょうか?
Moody bluesはかなり日本でも売れていたようですし、
メロトロンを多用してコンセプトアルバム作ってましたからね。
一方、genesisは日本盤が出るのはだいぶ後になってからだし、
Genesisの演奏技術の凄さはちょっとわかりづらいですからね。
現代のプログレの定義は恐らくですが、売上額は全く考慮せず、また演奏技術面(特に変拍子/ポリリズム等)を最重要としている気がします。
なので、the moody bluesは脱落したのでは。
ちなみに、私の場合は変拍子=プログレというのは反対派です。
変拍子をちょっと取り入れただけで、技巧派プログレぶってるバンドが中にはいますが、これはかなり恥ずかしい。
(自分にも身に覚えがあったりする😅)
変拍子を演奏するのは難しくないですから。慣れです。
(まあ最小公倍数に辿り着かないポリリズムとかは難しいと思いますが)
Posted at 2024/04/25 12:16:49 | |
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