2024年04月28日
〜の中にプログレを見た!シリーズ第二弾、椎名林檎編
椎名氏はプログレッシヴ・ロックにほとんど興味はないと、常日頃観察している私には映りますが、取り巻きの野郎どもにプログレッシヴが多いです。
デビュー間もなく組んだツアーバンド、「虐待グリコゲン」には、名プログレドラマー、KENSO村石雅行氏が選出されて、多くのプログレファンの度肝を抜きました。
超有名曲「本能」も村石氏のドラムでレコーディングされており、イントロ終了、歌直前に一発で彼とわかるスネアを聞く事ができます。
また、リズムアレンジが超複雑な「積木遊び」では、リズムの表裏がいきなりひっくり返る凝ったアレンジを取り入れるなど、プログレ的な音を聞く事ができます。
最近の楽曲では、「TOKYO」「鳥と蛇と豚」「闇なる白」あたりがプログレです。
「TOKYO」はJAZZ ROCK的なバックが格好良い曲で、イントロとピアノソロ部分は5拍子のピアノ・リフが格好良いです。この演奏に参加してる、鳥越、林氏、そして現在のツアーバンドはこの二人に佐藤芳明(アコーディオン、キーボード)、名越由貴夫(ギター)、ドラムに若手の石若駿というメンツで、そのうち、3人はなんと、鬼怒無月率いるタンゴ・プログレバンド、「サルガヴォ」のメンバーです。
「鳥と蛇と豚」は読経を採り入れた楽曲で、プロモヴィデオに登場する豚は、PINK FLOYDを思わせます。
「闇なる白」は復活した東京事変の楽曲で、キーボードの伊澤氏の作曲。
ドラマティックな曲展開はプログレファンの好みではないかと思います。
私はこの曲がすきすぎて10回以上リピートしたこともあるくらい良いです。
中間部で、亀田氏のベースが動き回るパートがあるのですが、このフレーズが非常によく練られていてよく歌っています。ビートルズのハローグッバイのベースラインで音楽に目覚めた彼らしいベースパートです。
最後にプログレッシヴというわけではございませんが、日本全国の保守層にお勧めする「緑酒」です。本当の保守層はこういうことを考えているということを代弁してくれている様な楽曲で歌詞が本当に素晴らしい。
椎名さんは、右翼的だなんだと誤解されていると思いますが、
日本の伝統的文化、昔からの国民性を大事にしようよ、と言いたいのだと思います。全メンバーとも演奏が素晴らしいですが、特に浮雲氏の絶妙に決めてくるオブリガードが格好良すぎます。本当に上手い人ですね。
Posted at 2024/04/28 17:10:05 | |
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